授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15795:IR18‐HJ301 専門演習(63) § 15796:IR-GR301 専門演習(63) 2023 春セメスター 月5 国際関係学部 園田 節子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

諒友館RY209号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本ゼミの二大テーマは、東アジア地域研究と東アジアの多文化共生です。ゼミでは2大テーマに関して、①共通テキストを読む、②ドキュメンタリーを観る、③ゲストスピーカーの講演を聞いて質疑する、④フィールド巡見に出る、オープンゼミナール参加を前提に⑤グループワークによる共同プロジェクトをするといった多様な活動を通し、ディスカッションを通して様々な見方や意見を共有する方法を取り、卒論テーマ探しに活かします。卒論は基本的にゼミ生それぞれが各自のテーマ研究を進めます。共通テキストや招聘講師、フィールド巡見の地の選定は、東アジアの/からの移民と多文化共生、アジア系移民をはじめとするマイノリティ、あるいは東アジア地域関係に関するものになり、集まったゼミ生の興味関心を反映して設定します。
日本、中国、韓国、台湾、沖縄、香港などの文化的・社会的・歴史的・政治的な諸現象のなかに既に何か興味を持つものがあり、それを深く研究したい学生に本ゼミは適しています。例えば、東アジアの外国人花嫁、日本やアジア域外の華僑華人の研究、台湾の現在、中国のナショナリズムなどが想定できるでしょう。個人の経験に基づく問題意識からミクロなアプローチを通じてグローバルに通用する価値観を交えて論じたいテーマも、優れた研究に発展します。アジアにルーツを持つ人々を攻撃する日本のヘイトスピーチ問題、差別への対抗、アイデンティティの模索などです。加えて、今や東アジアは、上述の国や地域単位のみで狭く研究するには、その内部にあまりにも多様でグローバルな関係性を包摂するようになりました。東アジア内での相互関連性、あるいは東アジアとその外部世界とのグローバルなつながりがますます重要になってきました。例えば、新型コロナの世界的流行によって、ヨーロッパやアメリカなど各地でアジア系の移民や留学生、旅行者が、熾烈なアジアン・ヘイトの対象になっています。中国の一帯一路に刺激されてラテンアメリカ諸国が中国との関係作りを積極的に始め、ブラジル、アルゼンチン、チリの中国人住民数が激増しています。我々自身が「東アジア」の一部であることを認識しながら、東アジアのグローバルな立ち位置に関わる社会的現象を分析してもよいでしょう。

受講生の到達目標

①東アジアの歴史や文化、社会に根差した現代の現象や課題、それに関するグローバルな諸現象に対して問題意識を持ち、重要な概念を理解し、かつ現場で理解を進めることができる。
②みずから課題や深めるべきテーマを発見し、調査や研究を進めることができる。
③十分な準備と正確な言語表現に基づいて研究発表をおこない、みずからの議論を他者に理解させることができる。
④論理的思考と分析に基づいた学術論文を執筆することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にありませんが、東アジア地域研究や、アジア移民やアジア系マイノリティについての内容を含む国際移民や多文化共生などの講義を履修していると、より分かり易いです。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1-15

ゼミの運営方法

3回生春学期:
①関連する文献の輪読、時にドキュメンタリーの鑑賞をして、ディスカッションをする。学期末にタームペーパーを提出する。
②学外から大学研究者あるいは社会活動家をゲストスピーカーとして招き、質疑をおこなう。
③観察型フィールドワークや研修合宿をおこない、ゼミ生が現地で考える機会を設ける。具体的には:
 ・観察型フィールドワーク(学期中に1回、関西圏で週末日帰り)
 ・研修合宿(長期休暇中、国内あるいは国外)
3回生秋学期:
①オープンゼミナール参加を射程に入れて、班ごとにテーマを共同で調査研究し、発表する。
②各自の卒論研究テーマを進め、ゼミで構想発表をする。学期末にタームペーパーを提出する。
③国立国会図書館関西館(京都府精華町)に日帰り研修し、同館の所蔵するアジア関連資料(アジア言語含む)の利用を射程に入れた、アジア地域の研究に有益な特定的内容もふくむ包括的なガイダンス研修を受ける。
4回生春学期:3回生と合同で文献を読み、討論に参加する。卒論に向けて各自の研究を進める。学期末にタームペーパーを提出する。
4回生秋学期:
①10月上旬に卒論ゼミ内発表を実施し、意見や助言をもとに卒論を完成させ、提出する。
②卒論提出後に、ゼミ内で卒論発表会をおこなう。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

各回の授業実施形態については、本科目のmanaba+Rコースニュース等で案内します。また、第1回目の授業実施形態については、第1回目授業開始までに上記コースニュース等でお知らせします(※)。なお、授業配慮等の取り扱いについては、manaba+R「国際関係学部生のページ」および「学び支援サイト」で確認してください。
国際関係学部生のページ:https://ct.ritsumei.ac.jp/ct/course_1728150
学び⽀援サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/
(※) 第1回目授業の授業実施形態を確認するためにはmanaba+Rの早期利用申請を行う必要があります。早期利用申請の詳細は、2023年度履修・登録の手引きを御確認ください。なおmanaba+Rで早期利用申請をおこなっても受講登録にはなりません。受講登録期間中に改めて登録を行う必要があります。

授業外学習の指示

・授業で活発な議論が起こりそれをゼミ生全員が共有してみずからの考えを深めるには、テキストを発表担当者だけではなく、全員が事前にしっかり読み込む必要があります。
・自身の卒論研究を深められるように、テーマによって中国語やハングル語などができるならば、なお可。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

タームペーパー35%
3回生は各学期末に各自の関心のある研究テーマでレポートを、4回生は春学期後に卒論の章立てを含めたレポートを提出する。到達目標の達成度で評価する。

日常点評価65%
出席、ゼミでの報告や討論への参加度、研修合宿やフィールドワークなどゼミ運営面での貢献度に基づいて、総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・ゼミは卒業後、生涯続く可能性がある重要なネットワークです。尊敬し信頼できる関係を作ろうとし、積極的に意見を共有し、ゼミ活動に参加する姿勢を求めます。
・週末や長期休暇中に、学外の施設や機関の協力を得て研修合宿や観察型フィールドワークを実施する機会があります。このとき必ず、バイトや部活動よりも、ゼミ活動を優先してもらいます。
・関西圏でおこなうフィールド巡見では、基本的に、交通費を各自で支払うことになります。
・学外機関の協力を仰ぐことが多く、研修旅行があるため、既往歴や持病などの個人情報の提出を求めたり、予防接種・ワクチン接種を求めたりすることがあります。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

・受講生の関心とフィールドワーク地を勘案して、文献を決定します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
多文化共生と人権:諸外国の「移民」と日本の「外国人」 近藤敦 明石書店 978-4-7503-4805-6
Multiculturalism in East Asia; A Transnational Exploration of Japan, South Korea and Taiwan Koichi Iwabuchi, Hyun Mee Kim and Hsiao-chuan Hsia (eds.) Rowman & Littlefield 1783484977

参考書(使用頻度、その他補足)

・上記は2022年春学期に使用した共通テキストと参考書の例です。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/