Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14932:[2025 Spring]Introduction to Tourism Studies (GB) 2025 Spring Mon3 College Of Law,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters ENDO HIDEKI 2

Campus

KIC

Class Venue

IGAKUKAN IG403

Language

Japanese

Course Outline and Method

 現代社会では多くの人たちが観光に出かけ、様々な場所に<移動>しています。私たちが生きる社会は、まさに「観光化する社会(Touristic Society)」とも言えるでしょう。その意味で観光は、現代社会のあり方を考える上でとても大切な現象となっています。
 この観光という現象をめぐっては、3つの立場が介在しています。それは、①「観光客(観光を消費する人)」、②旅行会社・宿泊業者・交通業者などをはじめとする「プロデューサー(観光を制作する人)」、③「地域住民」です。この講義では、これらの立場の相互関係において観光という現象がいかに生成し、自我(自分らしさ)、メディア、他の文化現象、地域、都市、ジェンダー等のあり方とどのように交差するのかを考えていきます。
 その際には、できる限り具体例を通して、さらに映像資料や音楽資料なども豊富に使って、楽しく観光学を展開していきながら、観光学がもっている広がりと深さをお伝えしたいと思っています。
 なお授業は、講義形式で行います。講義時においてmanaba+Rを用いて講義内容に対する質問、感想、意見の提出を求めます。その中のいくつかを講義でとりあげ、回答や補足説明を行います。これによって「同時性」と「双方向性」を担保します。
 期末レポートに関する出題意図の解説と講評も、manaba+R に掲載します。

Student Attainment Objectives

(1)観光をどのように分析できるのかを知る。
(2)観光という現象を通じて、「現代社会」や「現代文化」のあり方を考える。
(3)これからの社会において、観光がもつ意味を考える。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

観光学の枠組
観光に関する基本的な知識
ホスピタリティ産業の労働

【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照】
シラバスの内容に関する説明、近代以降の観光史、観光学の歴史、マスツーリズム、オルタナティブ・ツーリズム、サステイナブル・ツーリズム、多様化する観光、観光関連産業、ホスピタリティとは何か、感情労働化するホスピタリティ、複層化する感情労働

2

ツーリストの「観光経験」と「語り」

バックパッカー、観光経験、語られるアイデンティティ、経験と語りの関係、地域に対する意味づけ

3

地域における「真正性」

メディアと観光、擬似イベント、文化の商品化、演出された真正性、様々な真正性(本物)

4

第1回から第3回までの復習 【オンデマンド授業】

これまでのつまづきポイント、理解を深めるための復習、質問に対する回答

5

トランスナショナル ・ ディズニー

テーマパーク化する都市、ファンタジー・シティ、シミュレーション、人とモノの関係、トランスナショナル化する「東京ディズニーリゾート」

6

映画、ドラマ、アニメの世界を旅する観光客たち

メディアによって形成される五感、観光客のまなざし、コンテンツ・ツーリズム、フィルム・ツーリズム、アニメ聖地巡礼、コンバージェンス・カルチャー

7

観光とポピュラーカルチャーの相互接続

ポピュラーカルチャーによって誘発される観光、観光によって誘発されるポピュラーカルチャー、プロジェクション・マッピング、フラッシュモブ、ミュージック・ツーリズム

8

第5回から第7回までの復習 【オンデマンド授業】

これまでのつまづきポイント、理解を深めるための復習、質問に対する回答

9

ミュージック・ツーリズムにおける「情動のライン」

ミュージック・ツーリズムのタイプ、音楽の聖地巡礼、情動のライン、グローバル-ナショナル-ローカル、センイル広告、観光=メディアの社会的無意識

10

「想いの星座」としての観光地

オタク趣味の観光地、趣都、観光とパフォーマンスの関係、場所のパフォーマンス、着物体験

11

多様な他者とともに生きるためのツーリズム

ダークツーリズム、他者理解、言語ゲーム、ポリフォニック・ツーリズム

12

第9回から第11回までの復習 【オンデマンド授業】

これまでのつまづきポイント、理解を深めるための復習、質問に対する回答

13

アフター・コロナの観光――観光を「希望の原理」とするために

ツーリズム・モビリティーズ(観光という移動)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、デジタル革命、地域、リスクの贈与、歓待(ホスピタリティ)の贈与

14

これまでの復習 【オンデマンド授業】

これまでのつまづきポイント、理解を深めるための復習、質問に対する回答

Class Format

対面授業(対面形式10回、オンデマンド4回)。

Recommendations for Private Study

講義前にあらかじめ、各回のテーマ・キーワードをシラバスで確認し、それと関連する内容を教科書や参考文献等で読んでおくこと。また講義後には、教科書や参考文献等で復習し、講義内容を整理しておくこと。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

・期末レポート 85%
受講生の到達目標(1)(2)(3)に対応して、講義で扱ったテーマから、1つ選び(あるいは複数を組み合わせて)、それについての考えを問う。講義を適切に理解したうえで各自のオリジナリティがどの程度発揮されているかを評価する。

・平常点評価 15%
毎回、講義の内容に関して小レポートを授業の終わりに作成してもらう。その小レポートの内容によって評価する。また各講義に対して、どれくらい積極的に質問等をしてきたのかといった、「講義に対する積極的な態度」も評価の対象とする。

Grade Evaluation Method (Note)

授業内では、映像や音楽を資料として積極的に活用する予定である。

Advice to Students on Study and Research Methods

観光学はまだまだ新しい学問です。受講生のみなさんと、観光学の発展と確立をめざして、一緒に良い授業をつくりあげたいと思っています。学生のみなさんの既存の枠組にとらわれない、柔軟で伸びやかな思考を期待しています。講義にはぜひとも積極的に関わってきてください。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
ワードマップ 現代観光学――ツーリズムから「いま」がみえる 遠藤英樹・橋本和也・神田孝治編著 新曜社 4788516055

Textbooks (Frequency of Use, Note)

毎回使用する。その週の学習範囲を読んだ上で、解説を行う。またレポートでも必ず用いる。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
アフターコロナの観光学――COVID-19以後の「新しい観光様式」 遠藤英樹編著 新曜社 4788517477

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

Other Comments

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