授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10639:コミュニティメディア論(S) 2023 秋セメスター 月2 産業社会学部 内田 啓太郎 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG303号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 わたしたちは何らかのコミュニティに所属して、その中で日常生活を送っています。ここでは「コミュニティ」の定義を「複数の人びとがある目的を共有しながらコミュニケーションを交わす場所」としておきます。このコミュニティで交わされるコミュニケーションに必要な道具を「メディア」と呼びます。
 つまり「コミュニティメディア」とはコミュニティを形成し、それを維持するための道具だと言えます、長い間この「コミュニティ」は地域社会を表す言葉として使われてきました(「地域コミュニティ」と行った具合に)。しかし1990年代後半から2010年代にかけての急激なメディア環境の変化にともない「コミュニティ=地域社会」という図式がくずれつつあります。
 この講義では、はじめにこれまでコミュニティメディアを考える際の主要な理論であった地域情報化論や地域メディア論の研究成果についてふりかえり、つぎに多様化したメディア環境をふまえながら2020年代のコミュニティメディアのあり方について考えていきます。この講義を通じて現在そして将来のコミュニティとメディアの関係について自分なりの考えを持てるようになることがこの授業の大きな目的です。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

授業概要で述べている授業目的から次の到達目標を挙げます。

1. 日本の社会において「コミュニティ」がどのように論じられてきたかを理解する。
2. 主に地域情報化論/地域メディア論のアプローチからコミュニティメディアについて考える。
3. 1990年代後半から2020年代にかけてのメディア環境の変化を理解する。
4. 現在のメディア環境および日本の社会状況からコミュニティメディアのあり方を考える。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 基礎社会学(ただし当該科目を履修していない学生を考慮し、授業中に示す社会学の専門用語や理論などについて必要に応じて解説します。)

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1 <対面授業>

*この授業は「対面授業」として実施する予定です。*

イントロダクション/授業の進め方と成績評価方法の説明

コミュニティ/メディア

2 <対面授業>

日本社会と「コミュニティ」:コミュニティの社会学

地域社会学/コミュニティ論/社会関係資本論

3 <対面授業>

「地域の情報化」におけるコミュニティとメディア

地域情報化論/情報社会論

4 <対面授業>

「地域メディア」の諸類型

地域メディア論

5 <対面授業>

地域メディアのケーススタディ(1)新聞

地方新聞/ミニコミ/フリーペーパー

6 <対面授業>

地域メディアのケーススタディ(2)ラジオ

コミュニティFM/サイマル放送

7 <対面授業>

地域メディアのケーススタディ(3)テレビ

CATV(ケーブルテレビ)/コミュニティチャンネル

8 <対面授業>

地域メディアのケーススタディ(4)インターネット

地域インターネット/オンライン・コミュニティ

9 <対面授業>

メディア環境の変化とコミュニティ(1)1990年代の変化について

パーソナル・メディア/インターネット/ケータイ

10 <対面授業>

メディア環境の変化とコミュニティ(2)新しい「コミュニティ」の登場

メディア・コミュニティ/モバイル・インターネット

11 <対面授業>

メディア環境の変化とコミュニティ(3)「Web2.0」から「ソーシャルメディア」へ

2ちゃんねる/mixi/YouTube/Twitter/Facebook

12 <対面授業>

メディア環境の変化とコミュニティ(4)「地元」から「ジモト」へ

ファスト風土化/ショッピングモーライゼーション/若者の「ジモト」志向/ローカリティ(地域性)

13 <対面授業>

地域メディアから「コミュニティメディア」へ(1)地域を超えてコミュニティをつなぐメディア

趣味縁/社会ネットワーク/ローカリティ再考

14 <対面授業>

地域メディアから「コミュニティメディア」へ(2)災害とコミュニティメディア

阪神大震災/東日本大震災/災害復興ボランティア

15 <対面授業>

2020年代のコミュニティメディアとは何か:「まとめ」にかえて

コミュニティメディア

授業実施形態

【注意】
BCPの運用停止に伴って、2023年度春学期より対面授業を受けるにあたっての配慮は行いません。
新型コロナウイルスに罹患した場合等については、学び支援サイトを確認してください。

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【授業形態】
BCPレベル1~2:対面授業
BCPレベル3~4:メディアを利用した授業(「ライブ配信」)

【配慮要件(BCPレベル1以上の場合)】
以下の要件に該当する学生に対しては、「ライブ配信」での配慮を行う。
 ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い学生
 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い同居家族がいる学生
 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合

【備考】
※「授業スケジュール」は、BCPレベル1~2を想定して記載している。変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。

授業外学習の指示

 授業時間外の学習として、各回の授業中に配布・呈示された資料をもとに復習することを奨めます。また授業の内容をふまえ自分なりに情報収集および読解をすすめることで次の授業の予習になると思われます。
 予習・復習について授業資料を読み、理解したあとは「参考書」として呈示した書籍を読むところから始めましょう。もちろん授業担当者への質問も大歓迎です。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

筆記試験では授業で扱ったテーマを踏まえて問題を提示します(論述式試験)。
解答文の論述にあたっては「到達目標」で示した4つのポイントをふまえながら論理的にわかりやすくあることが求められます。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
0

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 コミュニティとメディアの関係について考えを深めるためには文献から得た知識だけでなく、自分自身も実際にコミュニティへ参加したり、メディアを利用していくことで得られる経験が必要となってきます。この講義をより理解するためにこのような活動を積極的に行うことを勧めます。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

  教科書は特に指定しません。教員が作成した教材を利用します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
メディアの地域貢献 「公共性」実現に向けて 早稲田大学メディア文化研究所 一藝社 9784863590250
変わりゆくコミュニケーション 薄れゆくコミュニティ 前納弘武・岩佐淳一・内田康人(編) ミネルヴァ書房 9784623060825
現代地域メディア論 田村紀雄・白水繁彦(編) 日本評論社 9784535585096
ネットメディアと<コミュニティ>形成 遠藤薫(編著) 東京電機大学出版局 9784501622701
デジタルメディアの社会学 土橘臣吾・南田勝也・辻泉(編) 北樹出版 9784779303029

参考書(使用頻度、その他補足)

 ここに挙げたもの以外の文献を随時紹介する予定です。

参考になるwwwページ

  参考になるWebサイトについては、授業の進度と学生の理解度に応じて随時紹介していきます。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/