授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16365:IR18‐DJ208 国際関係学セミナー(RJ) § 16366:IR-DR206 国際関係学セミナー(RJ) 2024 秋セメスター 月2 国際関係学部 山口 智美 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この授業では、文化理解と関連が深い文化人類学分野の文献購読として、アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクトによる1940年の著作『レイシズム』を精読する。本書は第二次大戦中、ユダヤ人差別が吹き荒れる中でベネディクトが執筆したレイシズムに関する古典的な書籍である。本書が書かれた歴史・政治・社会背景や、当時の人類学の理論的背景などを考察しつつ、毎回丁寧に読み解いていく。また、本書の意義や限界点などについても批判的な議論を行う。本書の精読を経て、本書のテーマである「レイシズム」に関して、日本でのレイシズムをめぐる問題や、アメリカ大統領選をめぐる状況など、現代社会における課題を考察・議論しつつ、本書の意義について再度検討する。

授業は対面で行う。全員が毎週、課題とされた箇所を授業前に熟読した上で出席することが必須である。教員によるガイダンスや全体ディスカッションの回を除き、事前に決めた担当者による本書の内容及び追加の調査に基づく報告をもとに、質疑応答や議論を全員で行なっていく。
休講などの情報にmanaba +Rは使うが、本授業では主にMoodleを利用する。事前の論点の提示と討論および事後の感想交流や議論もMoodleで行う。また、参考になる資料やサイト情報などもMoodle を通して共有する。

受講生の到達目標

1 文化理解へのアプローチの一つとして、文化人類学の考え方や手法について入門レベルの知識を得る
2 文献に書かれた情報や内容を読み取り、主題を理解する
3 文献を読み解き、内容について批判的な議論を展開できる
4 文献に関して発表レジュメや短いレポートを作成できる
5 文献の主題(レイシズム)に関連して、現代社会における状況や課題について議論できる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業のガイダンス、イントロダクション

2

「まえがき」

第二次世界大戦とレイシズム、人類学とレイシズムの歴史、アメリカ文化人類学とボアズ学派、著者のルース・ベネディクトとは誰か

3

第1章「現代社会におけるレイシズム」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

4

第2章 「人種とは何ではないか」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

5

第3章「人種は自らを分類する」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

6

第4章「移民および混交について」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

7

第5章「遺伝とは何か」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

8

第6章前半「どの人種が最も優れているのだろうか」生理学の領域で/心理学の領域で

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

9

第6章後半「どの人種が最も優れているのだろうか」歴史学の領域で/どうして文化はそれぞれに異なっているのか

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

10

第7章前半「レイシズムの自然史」 レイシズム前史/レイシズムと西欧の海外拡張政策

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

11

第7章後半「レイシズムの自然史」レイシズムと「階級闘争」/レイシズムとナショナリズム

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

12

第8章「どうしたら人種差別はなくなるのだろうか?」

担当者報告/ディスカッション/解説・コメント

13

「訳者あとがき」 全体ディスカッションと解説

『レイシズム』から『菊と刀』へ 
本書の意義と限界は何か?

14

全体ディスカッション1 

世界での情勢を踏まえて(レイシズムと戦争、アメリカ大統領選挙と「人種」問題など)

15

全体ディスカッション2

授業の振り返り 現代日本での人種差別は?わたしたちは何をしていくべきか

授業実施形態

授業は対面で行う。主に授業は受講生のプレゼンテーション、その内容に関するグループディスカッションおよび教員によるまとめという形式で実施する。
事前の論点の提示と討論および事後の感想交流のため,Moodle を活用する。

授業外学習の指示

受講生はテキストの該当箇所を必ず精読した上で授業に出席する
授業前、授業後にMoodleでテキストについての論点、疑問の提出や、発表や議論への感想や意見の提出を求める
レイシズムに関するニュース、情報などを日常的にチェックし、授業で共有できるようにする
課題の提出を求める場合がある(具体的な指示は授業で言及するほか、Moodleにも掲載する)

毎週の課題には90分〜100分程度をかけることを想定しており、担当するプレゼンテーションや期末レポートがある週にはより多くの授業外学習の時間をかけることが求められる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業への参加・貢献 20%
文献のプレゼンテーション 30%
毎週の課題提出(Manaba+R)30%
最終レポート 20%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
レイシズム ルース・ベネディクト 講談社学術文庫 9784065193877

教科書(使用頻度、その他補足)

一学期をかけて教科書の精読を行う授業である

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html