授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
33818:[2025 秋セメスター]地方財政論(E) 2025 秋セメスター 火2 経済学部 桑田 但馬 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 104号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本授業のテーマは「地方分権と都市・農村財政」です。地方自治体は市民にとって身近な存在ですが、その財政はどうでしょうか。本授業は地方分権の視点から自治体財政の理論や実態などを検討することを目的とします。分権社会の成熟に向けて、現行の自治体財政システムの抱える問題点とその解決策が具体的にみえてくることに意義があります。                                  本授業は講義中心となります。ただし、教員が一方的に話すのではなく、個人・グループワークを盛り込みます。また、コミュニケーションペーパーを頻繁に用意し、小レポートとして活用したり、質問を受け付けたりします。なお、地方公務員を志望する学生は歓迎しますが、公務員試験対策ではないので注意して欲しい。
【キーワード】地方分権、地方自治、財政改革、自主財源  

受講生の到達目標

①自治体財政システムに関する基本的な知識を得ることができます。
②自治体財政の現状と課題を分析する技術を身に付けます。
③分権型財政を巡る論点を史的側面を踏まえて整理し、改革モデルを検討してみます。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回~第3回

現代地方自治と地方財政

①本授業のテーマについて説明する。②地方自治体の仕事をイメージし、財政との関わりに触れる。③地方財政の全体像を概観し、国と地方の行財政関係の特徴(事務配分と税源配分、財政調整)を踏まえ、分権的改革にアプローチしてみる。④地方自治体の経費について史的側面を踏まえて説明する(普通・特別会計など、経費分類、府県・市町村の普通会計)。⑤教育費、警察費や消防費などを概説する。        *関連する章:序章、1章、2章、5章

第4回~第5回

地方自治体の経費(支出)

①少子高齢社会をイメージし、地方財政との関わりに触れる。また、どのような使い方がよいのかを考えてみる。②地域経済・まちづくりを考えたうえで、地方財政との関わりに触れる。③災害地方財政について過去の大災害を事例にして説明する。 
*関連する章:5章、6章、7章、8章、13章など

第6回~第8回

地方自治体の自主財源

①地方自治の財政基盤について統計等を用いて概説する。②地方税の原則、税目や課税自主権について詳述し、データ分析を行う。③車に乗ることと財政との関わりを考える。④国税との関係やふるさと納税などを踏まえて、地方税を深く理解してもらう。                                    *関連する章:3章

第9回~第10回

地方交付税・国庫支出金・地方債

①地方財政計画について詳述する。②地方交付税等の意義や機能を理解してもらう。③地方債の機能等について説明する。④公共投資等との関係を踏まえて、財政赤字の増大について検討する。⑤都市と農村の事例を用いて統計等で財政状況を確認してみる。                                  *関連する章:4章、5章

第11回~第12回

地方自治・地方財政の成立(市制町村制・府県制、シャウプ改革)、改革の歩み

①地方自治体の役割の変化や財政改革の歴史を説明する(市制町村制と府県制、シャウプ勧告、革新自治体、三位一体改革、財政健全化法など)。②地方公営企業と第三セクター等について詳述する。③県や市町村の事例を用いて過去・現在の行財政構造改革について検討してみる。                         *関連する章:21章、22章、1章、3章、4章など

第13回~第14回

住民自治と分権型財政改革

①分権型の財政改革について制度的、理論的に説明し、他国の状況にも触れる。②予算制度について詳述し、実際に予算書を閲覧してみる(住民参加の可能性を探る)。③都市や農村の財政を総合的に分析し、財政改革を提案するための素材集めをレクチャーする(例えば公共施設の維持管理の見直しを取り上げる)。                        *関連する章:5章、11章、15章、16章、20章、21章、22章など
【+R 授業】詳細は manaba+Rを参照

授業実施形態

対面授業

授業外学習の指示

事前・事後に、授業スケジュール欄の「関連する章」(教科書)および地方財政白書の該当箇所(授業内で指示する)を読むこと。なお、地方財政白書は総務省のホームページで閲覧することができます。総務省HPの「地方財政状況調査関係資料」欄では様々なデータを入手することができます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①中間レポート(24%)。②最終レポート(56%)。複数の論題から選択してもらいます。実際に特定の自治体の財政を分析し、改革案を提示してもらうことがあります。授業中の小レポートや個人・グループワークなど(20%)。これらにおいて優れた成果を収めた場合、最大20%の加点を行います。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

国家・地方公務員志望の学生の受講を勧めますが、公務員試験対策ではないので注意してください。単に「座っている」だけでなく、しっかり「考えてもらう」講義となります。レポートは様々なことを調べたうえで「自分の意見を展開する場」であって、感想だけを述べる場でないことに注意して欲しい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
入門地方財政―地域から考える自治と共同社会 平岡・川瀬・桒田・霜田編著 自治体研究社 9784880377520

教科書(使用頻度、その他補足)

必携してください。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

総務省ホームページ・「白書」における地方財政白書(各年度版)での事前・事後学習をとくに勧めます(https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/hakusyo/)。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/