Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
50429:[2025 Spring]Public Philosophy (P) 2025 Spring Mon2 College Of Policy Science NARITA HIROKI 2

Campus

OIC

Class Venue

AS257

Language

日本語

Course Outline and Method

公共哲学とは、「他者と共に一つの社会に生きるとはどのようなことか」を考える哲学である。より具体的に言えば、様々な人間が共生する領域である国家、政治、経済についての「あるべき姿(≒正義)」を探究する。この授業では、古代から20世紀にかけての西洋の古典的な哲学者の名著を取りあげながら、特定の時代ごとに哲学者たちがこの問いにどのように挑んだかを検討する。

この授業のリサーチクエスチョンは、「哲学者たちは民主主義社会の正しさをどのように考えてきたか?」である。哲学者たちの著作を見ることで、古代から現代にかけての歴史の経過とともに、正しさについての考え方や民主主義のあり方がどのように変化してきたかを考察する。これによって、公共政策を考える前提である現代の自由民主主義社会についての理解を深める。

Student Attainment Objectives

(1)哲学者たちの古典に触れ、公共的な制度の正しさについて批判的に考える能力を身につける
(2)民主主義社会がどのように生まれ、現代の形になったのかを理解する
(3)自分の力で哲学に関する文献を読み、自分の主張を理由や根拠に支えられた形で論述できるようになる

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
+R授業(ビデオオンデマンド)

ガイダンス

この授業の概要について説明する

詳細は manaba+R を参照

1

古代ギリシアの民主主義

古代ギリシアの民主主義が現在の民主主義とどのように異なるかについて検討する

2

プラトン

プラトン『国家』を中心に、民主主義の制度がどのように批判されたのかを検討する

3

トマス・ホッブズ

『リヴァイアサン』を中心に、ホッブズの哲学がどのように新しい人間観や国家観を考え出したのかを検討する

4

ジョン・ロック

『統治二論』を中心に、ロックの自由主義思想がどのように近代憲法の土台となったのかを考える

5

ジャン=ジャック・ルソー

『人間不平等起源論』『社会契約論』を中心に、ルソーの人民主権論を検討する

6

イマヌエル・カント

『啓蒙とは何か』を中心に、カントの自由論と公共性論を検討する

7

アダム・スミス

『道徳感情論』『国富論』を中心に、スミスの自由主義経済思想を検討する

8

カール・マルクス

『資本論』を中心に、マルクスの資本主義批判と社会主義論を検討する

9

アレクシ・ド・トクヴィル

『アメリカのデモクラシー』を中心に、トクヴィルの地方自治論とアメリカ論を検討する

10

ジョン・スチュアート・ミル

『自由論』『代議制統治論』を中心に、ミルにおける自由、幸福、民主主義の関係性を検討する

11

マックス・ヴェーバー

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『経済と社会』を中心に、ヴェーバーの近代化論と官僚制論を検討する

12

カール・シュミットとエーリッヒ・フロム

ナチス・ドイツの歴史とナチスの「御用学者」とも言われるカールシュミットの哲学に触れた上で、『自由からの逃走』を中心にフロムのナチズム論を検討する

13

ハンナ・アーレント

『全体主義の起源』『人間の条件』を中心に、アーレントの公共性論について検討する

14

ユルゲン・ハーバーマス

『公共性の構造転換』『事実性と妥当』を中心に、ハーバーマスの熟議民主主義論について検討する

Class Format

対面授業14回、メディア授業0回

教員の私的な都合ですが、育児のため急遽オンライン等に変更になることがあります。その場合は必ずアナウンスします。

Recommendations for Private Study

毎回参考文献を紹介する。気になる文献を読み、レポートに備えること。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

毎週提出するリアクションペーパーが40%、期末レポート(1回)が60%で評価する。期末レポートでは、課題文献を一冊読むことが必須となる。

Grade Evaluation Method (Note)

・リアクションペーパーを提出しない回数が5回を超えた場合は、期末レポートの提出資格を失う。
・教室に出席せずにリアクションペーパーを提出する行為を禁じる。
・期末レポートでは、課題図書を指定する。

Advice to Students on Study and Research Methods

世界史の知識があることが望ましいが、必須ではない。世界史、哲学、政治に関心がある学生の履修を勧める。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

指定しない。manaba+Rにて講義資料を配布する

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
西洋政治思想史 宇野重規 有斐閣アルマ 978-4-641-22001-0
民主主義とは何か 宇野重規 講談社現代新書 978-4065212950
現代民主主義 山本圭 中公新書 978-4121026316
政治学入門-- 歴史と思想から学ぶ 犬塚元、河野有理、森川輝一 有斐閣ストゥディア 978-4-641-15108-6
正義はどう論じられてきたか デイヴィッド・ジョンストン(押村高、谷澤正嗣、近藤和貴、宮崎文典訳) みすず書房 978-4-622-07890-6

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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