授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13382:[2025 春セメスター]IR18‐HJ301 専門演習(13) 2025 春セメスター 木4 国際関係学部 南野 泰義 2

キャンパス

衣笠

授業施設

諒友館RY207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
この科目は授業に関連する活動時間を含めると+R授業に相当する授業時間数を確保できるため、+R授業を実施しない。

 そもそも「政治なるもの」は、統治権力をめぐる争うや共存のための術と言われることがあります。そして、「政治なるもの」は好むのと好まざるとに関わらず、また意識するしないに関わらず、私たちの生活に何らかの形で関わってくるものです。
 今日の世界を見渡せば、終息の兆しが見えないロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナとイスラエルをめぐる暴力の応酬、左派/右派のポピュリズム型政治や権威主義型政治の拡大、テロリズムの続発、社会的不寛容の拡大、リベラル・デモクラシーの溶解現象(=異なる意見の排除と社会の極分化)など、これまでの国際秩序のあり方や、私たちが生活する共同社会のあり方に疑問が投げかけるような現象が現われてきています。いわば、「自由」とは何か、「平等」とは何か、「統治」とは何か、「平和」とは何か、「正義」とは何か、そして「共存する」とは何か、という古くて新しい問題が、あらためて問われる時代となっています。
 さて、この授業は、現代の様々な政治現象の背景にある「謎」を解き明かし、未来の秩序と人間の共同性のあり方を探求することを目的に、政治思想、政治・行政過程および紛争処理過程について学ぶゼミです。このゼミでは、皆さんの問題意識や関心にそって様々な問いを取り上げ、現在の政治課題をいかに理解し、私たちがいかに行動すべきか、どのような秩序形成を展望するのかを考え、討議していきます。
 最後に、社会の様々な諸現象を見る目と自由な発想に基づいた創造力をこの演習でいっそう磨いてほしいと思います。皆さんのオリジナリティ溢れる課題設定と分析、そして何より主体的な取り組みを期待します。

受講生の到達目標

この演習を通して、各受講生が日本語での専門文献を読み解く力、これを批判的に理解する力、学問的な文章を書く力、討議する力を養い、オリジナリティに富んだテーマを見つけ出し、これを探求する手順と方法を体得する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

国際関係学A/B、現代政治論など。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1-14

ゼミの運営方法

(1) 本演習は、3回生/4回生合同で行います。
(2) 演習の進め方: 基本文献をもとにしたディスカッションを重視した授業を進めます。
〔前期セメスター〕
①現代国際関係における政治的課題をめぐって、基本テキストをもとに報告・討議します。
②その成果を「タームペーパー」にまとめていきます。
〔後期セメスター〕
①(前半):テキスト(研究論文など)をもとに、各自でテーマを設定して報告・討議をします。
②(後半):各自の研究テーマに基づいた研究報告・討議をしていきます。
③論文の執筆のための個別指導を行い、3回生タームペーパーおよび卒業論文を完成していきます。
◎「タームペーパー」と「卒業論文」の執筆は必修です。「卒業論文」はゼミ論文集として冊子にまとめていきます。

(3) 合同ゼミ等の企画について
① 2025年度は、法政大学との合同ゼミ(東京or京都開催)、またはゼミ研修合宿を予定しています。
② 学部企画であるオープンゼミナールのポスターセッションへの積極的な参加を期待します。

授業実施形態

 

授業外学習の指示

① 毎回の報告に関する資料・文献を通読し、質問およびコメントを用意して授業に臨んでください。
② 授業までに講読を必要とする文献を指示しますので、精読して授業に参加してください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・各学期のタームペーパーの提出 : 40%
◎タームペーパーに関するルーブリックを踏まえ、論理的な分析ができているかを重視します。

・報告と討論、出席、合宿等への参加 : 60%
◎とくに、討論への参加状況を高く評価します。 

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

皆さんが研究対象とする地域や問題(テーマ)について、どのような研究がこれまで行われてきたのかについて調査し、ノートを作るなどして整理をしておくと良いでしょう。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
世界の岐路をよみとく基礎概念:比較政治学と国際政治学への誘い 中溝 和弥(他編) 岩波書店 9784000616447
共存のための技術:政治学入門 牧野 雅彦 大学教育出版 9784887308619
名著で学ぶ政治学 加藤秀治郎 (他編) 一藝社 9784863592858
東大政治学 東京大学法学部「現代と政治」委員会 (編) 東京大学出版会 9784130331111
ナショナリズムとは何か アントニー・D・スミス ちくま学芸文庫 9784480098733

教科書(使用頻度、その他補足)

国立国会図書館編『調査と情報』、『レファレンス』/参議院調査室編『立法と調査』など。  *上記の書籍は教科書の候補(参考)です。4月の第1回目の授業の時に、皆さんの希望を反映させながら輪読する教科書を決定していきます。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
権力と支配 マックス・ウェーバー 講談社学術文庫 9784062920919
政治の本質 マックス・ウェーバー/カール・シュミット 中公文庫 9784122064706

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

BBC ニュースのHP;http://news.bbc.co.uk/shared/hi/interstitial-news.stm
The Political Studies Association in UK(英国政治学会);http://www.psa.ac.uk/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

担当者(南野)の連絡先:yasumina@ir.ritsumei.ac.jp
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/