授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
33817:[2025 春セメスター]国際金融論(E) 2025 春セメスター 水1 経済学部 新形 敦 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 303号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

・2008年9月に発生したグローバル金融危機(リーマンショック)や、2022年より生じた急激な円安から明らかなように、現実の経済の動きを理解するためには、「国際金融」の動きを理解することが不可欠です。そして、「国際金融」の動きの背景には、グローバル金融機関の活動やグローバルなマネーの存在があります。
・この授業では、東京やニューヨークで金融機関に勤務して得られた知識や経験を基に、国際金融の「理論」とともに、「金融・投資実務」の観点から、為替、金利、株価に代表される国際金融市場の動き、経済への影響、銀行や機関投資家の役割、中央銀行の役割、IT(情報通信技術)の進化と金融への影響、金融と環境問題、といったテーマを学びます。
・各回の授業では、実際に国際金融の世界で起きた出来事を題材に、なるべく平易な言葉を用いて、現実の国際金融の動きを「体系的」に理解できるようになることを目指します。

・授業は講義形式で行います。
・質問・感想・意見については、授業終了時に、①教室、②manaba+R、③大学メール、にて受け付け、可能な限り、次回以降の授業に反映するようにします。教員と学生間のコミュニケーション、授業後の学生へのフィードバックも重視します。

受講生の到達目標

1. 現実の国際金融の出来事やこれらの背景を説明することができる。
2. 国際金融を動かす仕組みを、体系的に理解することができる。
3. 実務でも役立つ国際金融知識を習得する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

金融論、国際経済学を履修しておくことが望ましいが必須ではない。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション
国際金融の潮流

リーマンショック、コロナショック
超円安の進行
新NISAと国際資本移動
ビットコインETF、中央銀行デジタル通貨(デジタル人民元)
金融と環境問題

2

国際経済取引

貿易取引、金融取引
国際収支
貯蓄投資(IS)バランス、グローバル・インバランス

3

外国為替と為替相場制度

外国為替相場
固定相場制、変動相場制、通貨統合
国際通貨、ドル、ユーロ、日本円、人民元

4

為替相場の決定メカニズム(理論編)

国際収支説、購買力平価、金利平価、マネタリー・アプローチ

5

為替相場の決定メカニズム(現実編)

国際資本移動、電子取引、プログラム取引、高頻度(HFT)取引

6

金利、株価の決定メカニズム

金利と債券価格、理論株価

7

金利、為替、株価の関係

金利・為替・株価の一般法則
金融資産価格のグローバル相関
グローバル低金利、世界同時株安、通貨危機

8

国際資本移動の現実

家計金融資産
機関投資家、年金基金、保険会社、投資信託、ヘッジファンド

9

グローバル銀行の業務と役割

銀行の基本的な業務
商業銀行と投資銀行
リテール業務(個人業務)、ホールセール業務(法人業務)、トレーディング業務

10

金融危機

金融危機、通貨危機
日本のバブル崩壊、リーマンショック、ユーロ危機

11

中央銀行の役割

金融政策
金融危機対策、最後の貸し手
非伝統的金融政策、量的質的緩和
マイナス金利

12

進む金融とITの融合

FinTech
AI、ビッグデータ、ブロックチェーン
暗号通貨、ビットコイン、中央銀行デジタル通貨

13

金融と環境問題

サステイナブルファイナンス
ESG投資

(※)「+R 授業(20分)」実施回(オンデマンド方式にて、これまで国際金融論で学んだテーマの振り返り)

14

理解度確認テスト

授業実施形態

対面授業

授業外学習の指示

・日々、新聞、テレビ、インターネットなどで報じられる国際金融の動きに関心と問題意識を持っておくことが望まれます。
・毎回の授業内容はしっかりと復習し、疑問点があれば、積極的に質問してください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

 各回(第1回~第13回)における課題提出(最大52点 = 各回4点×13回)と最終授業回(第14回)に実施する理解度確認テスト(最大48点)により評価

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

将来金融機関勤務を希望する人、金融の動きに関心がある人ばかりでなく、これまであまり金融になじみがなかった人、金融に何となく苦手意識がある人にとっても、楽しく分かりやすい授業にすることを心がけますので、積極的に受講してください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特定のテキストは使用せず、授業時に資料を配布する。その他必要な資料があれば都度指示する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
グローバル銀行業界の課題と展望 新形 敦 文眞堂 9784830948763

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/