授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15900:IR18‐GJ210 ロシア・ユーラシア研究(R) § 15901:IR-FR211 ロシア・ユーラシア研究Ⅰ(R) 2022 春セメスター 金3 国際関係学部 帯谷 知可 2

キャンパス

衣笠

授業施設

洋洋館YY301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この授業では「ロシア・ユーラシア」を旧ソ連圏(1991年までソヴィエト社会主義共和国連邦=ソ連であった領域)と位置づけ、多様性に富むこのユーラシア大陸の広大な地域の近現代史を概観しつつ、ソ連解体以降の体制転換、市場経済化、民主化、宗教復興、ナショナリズム、民族間関係、紛争、資源問題、地域協力など、この地域が直面してきたグローバルな意味を持つ現代的な重要課題の検討を通じて、この地域を多角的に理解する視座を学ぶ。特に具体的な事例としては中央アジアに重点を置く。インタラクションの手段として、受講者各自でロシア・ユーラシアについて関心のあるトピックを設定した上で、それに関する小レポートの提出(3回)および期末レポートの提出を求める。

受講生の到達目標

*ロシア・ユーラシアの国々、そこに暮らす多様な人々と文化について概要を説明できる。
*20世紀から現在に至るまでのロシア・ユーラシア地域全体の政治的変動と体制転換の大きな流れについて説明できる。
*ロシア・ユーラシア地域においてソ連解体がもたらした諸影響について説明できる。
*近年ロシア・ユーラシア地域において生じたグローバルな影響を持つ大きな出来事について概要を説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1~2

ロシア・ユーラシアとはどのような地域か

地理、民族、文化的多様性、スラヴ・ユーラシア、中央ユーラシア、ロシア、ソ連、社会主義、共通の歴史的経験

3~5

ソ連とはどのような国であったか

ロシア帝国、ロシア革命、共産党一党独裁、社会主義的近代化、民族政策、アファーマティヴ・アクションの帝国、ペレストロイカ、旧ソ連諸国の独立、独立国家共同体、ロシア=ソ連的なるもの

6~7

ソ連解体後の体制転換

民主化、複数政党制、権威主義、市場経済化、移行経済

8~10

ロシア・ユーラシアにおけるソ連解体後の重要課題

ナショナリズム、言語・文字問題、歴史の見直し、宗教復興、紛争

11~13

グローバルな課題とロシア・ユーラシア

カスピ海資源、国際機構、地域協力、安全保障、民主化革命、ウクライナ問題、世界秩序の再編

授業実施形態

新型コロナ感染状況に応じて、以下の通りとします。

【BCPレベルが1、もしくは2の場合】
・全授業回の 1/2 を超える回数をハイブリッド型(対面授業+Web フォロー)で授業を行う。残りの
授業回は Web 授業を行う。
・第1回については受講登録者が確定しておらず、教室が密になる可能性があるため、Web授業とする(オンデマンド型)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいる場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施するので、該当者は第1回授業までをめどに担当教員に申し出ること。(担当教員の連絡先=メールアドレスは初回授業までに manaba+R コース内に掲載するので、確認してください。)
[Webフォロー対象となる条件]
 ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスクの高い学生
 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスクの高い同居家族がいる学生
 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
 
【BCPレベルが3、もしくは4の場合】
・全授業回で原則Web授業を行う。

授業外学習の指示

自分が興味のあることを中心に、授業で紹介する文献を読んだり、関連の報道をフォローするなどして、ロシア・ユーラシア地域に対する知見を広げ、自分にとって関心の持てるテーマを探し出してもらえればと思います。そうした自分なりの関心について授業で学んだことと自分で調べたことを統合し、期末レポートに反映させられるよう準備してください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
70

授業で学んだことと自分の関心を統合した「問い」が立てられているか、それに対応する答えがいかに論理的に説明されて導き出されているかにより評価する

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

授業の進行に応じて小レポートの提出を3回予定し、各回とも指示に沿った内容を備えているかにより評価する(各回10%)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

授業内容の復習をすると同時に、シラバスや授業資料に掲載されている参考文献をできるだけたくさん読んでください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しません。毎回レジュメを準備します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新版ロシアを知る事典 川端香男里他編 平凡社 4582126359 ロシアについての「読む」事典
中央ユーラシアを知る事典 小松久男他編 平凡社 4582126367 中央アジア、コーカサスについての「読む」事典
ソ連史 松戸清裕 筑摩書房 4480066381 ソ連史入門としてぜひ読んでください
朝倉世界地理講座5 中央アジア 帯谷知可他編 朝倉書店 4254167954 中央アジアとコーカサスに関する近年の日本の地域研究の成果が反映されています
現存した社会主義 塩川伸明 勁草書房 4326301317 ロシア・ユーラシア地域により高度な社会科学的関心があればぜひ読んでください
多民族国家ソ連の興亡1 民族と言語 塩川伸明 勁草書房 4000022075 ロシア・ユーラシア地域により高度な社会科学的関心があればぜひ読んでください
多民族国家ソ連の興亡2 国家の構築と解体 塩川伸明 勁草書房 4000228757 ロシア・ユーラシア地域により高度な社会科学的関心があればぜひ読んでください
アファーマティヴ・アクションの帝国 テリー・マーチン 明石書店 4750333514 スターリン期ソ連の民族政策について新しい知見をもたらした話題の書
融解と再創造の世界秩序 村上勇介・帯谷知可編 青弓社 9784787234001 現在進行する世界秩序の再編につき旧ソ連圏の問題も含めて扱った論集
秩序の砂塵化を超えて 村上勇介・帯谷知可編 京都大学学術出版会 9784814001118 現在進行する世界秩序の再編につき旧ソ連圏の問題も含めて扱った論集
現代中央アジア 宇山智彦・樋渡雅人編 日本評論社 9784535558267 中央アジアの政治・経済・社会研究の最前線の議論が紹介されています
中央アジアを知るための60章 宇山智彦編 明石書店 9784750331379 中央アジア地域研究の入門書
コーカサスを知るための60章 北川誠一他編 明石書店 9784750323015 コーカサス地域研究の入門書
カザフスタンを知るための60章 宇山智彦・藤本透子編 明石書店 9784750340623 カザフスタン地域研究の入門書
ウズベキスタンを知るための60章 帯谷知可編 明石書店 9784750346373 ウズベキスタン地域研究の入門書
現代ロシアを知るための60章 下斗米伸夫・島田博編 明石書店 9784750336794 ロシア地域研究の入門書
ロシアの歴史を知るための50章 下斗米伸夫編 明石書店 9784750344140 ロシア史の入門書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

北海道大学スラブ研究センター スラブ研究リンク集(ロシア・ユーラシア研究関連サイト多数)
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/DB/link-top.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

連絡の必要がある場合はこちらへ
obiya[AT]cseas.kyoto-u.ac.jp
([AT]を@に置き換えてください)
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html