Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
36410:Earth Science (G1) 2023 Fall Tue1 College Of Economics,College of Gastronomy Management,College of Pharmaceutical Sciences,College of Sport and Health Science (tentative name) HIRANO SHIRO 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning203

Language

Japanese

Course Outline and Method

地球科学の対象となる現象には、地球深部の変動のような観測困難なもの、環境変動のような時間スケールの長いもの、そして地震のような突発的なものなどが含まれる。一見捉えどころのないこれらの現象に対し、科学的にアプローチするためにはどのような考え方が適切とされているのかを理解し、その帰結としての描像を学ぶ。またその理解のために、推論・数学・実験を適切に利用することを会得する。
授業は対面で実施する。成績評価はオンライン小テストのみに基づき、小テストの結果に対しては採点結果と解説を公表しフィードバックとする。

Student Attainment Objectives

たとえば「地球が誕生したのは何億年前か?」というような知識の断片ではなく、「地球が46億年前に誕生したことをどうやって調べるか?」など、問題提起から解決に至る考え方を会得する。すなわち、地球科学において提唱されている様々な仮説や解析手法について、その科学的な主張と背景を理解した上で、応用する能力を身につける。特に具体的な計算によって、地球科学的現象に伴なう物理量を具体的に求めることを重視する。ここで言う「計算」の中身については後述する。

Recommended Preparatory Course

特になし。ただし中学数学および高校数学I(=必修)相当の
・連立1次方程式
・三平方 (ピタゴラス) の定理と平方根
・確率
・2次関数
・三角比
などは全て既知とし、道具としてフル活用するので充分に復習すること。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
01-04

地球は丸く、その半径は約 6,400 km で、太陽の周りを回っており、地震は地下深くで起こっている…ということをどうやって信じるか?

地球が丸いという結論に、人類はどうして辿りつけたであろうか?現代地球科学の基本的な考え方を、歴史的プロセスを踏まえて理解する。また、地球内部で発生する地震や活動するマグマなど直接「観る」ことができないものを推定する術を学ぶ。その際、連立1次方程式や2次関数を道具として活用し、自然現象を数学の問題に置き直した上で、それを解くことが有効である。最後には演習を交え、「GPS衛星の信号から現在地を特定する」「火山の膨張具合から地下のマグマの量を推定する」など、具体的な問題を考える。

05-10

地球は46億年前に誕生し、その表面と内部は動き続けている、ということの証拠は?

19世紀まで、地球の年齢は謎であった。20世紀に入り、放射性物質の利用により、地球の年齢は40億年以上であることが判明した。まずは岩石の年齢を推定する方法を学び、地球最古の岩石の年齢と、地球に飛来する隕石の年齢について紹介する。これによって、地球がいつ、どうやってできたかが推測される。次の問題は、大地と海底の成因である。地球表層の動きを記述するプレートテクトニクス理論は、その疑問を一気に解決した。また、20世紀後半からは表層だけでなく地球内部についての理解も追いついてきた。地質学・地震学を始め様々な知見を紹介し、それらがいかにプレートテクトニクスを裏付けるかを明らかにする。

11-13

風はなぜ吹くのか?地球の表面全てが氷に覆われた時代があった?

大気の定常的な振る舞いを学ぶ。その基本となるのは大気に働く力であり、それは地球の自転と温度によって決まる。ただし地球の歴史上、大気が常に現在と変わらない気温だったわけではない。その変遷を理解するためには、太陽から地球に振り注ぐエネルギーがいかに地球を暖めるかを理解する必要がある。場合によっては、地球表面全体が氷に閉ざされてしまうこともあり、そのメカニズムを簡単な数理モデルで再現する。

14-15

生命が進化する、ということの証拠は何か?「鳥は恐竜であり、哺乳類・爬虫類・両生類は魚類である」とはどういうことか?

生命がいかに誕生し、酸素を放出し、進化・絶滅してきたかを学ぶ。それぞれの話題について様々な仮説があり、本講義ではその一部にしか触れることができないが、歴史的に古い説から最新の論文までを交えて構成する。いずれの過程においても、地球環境の変動との相互作用があり、生物学だけでは解き明かせない歴史があったものと考えられる。進化の過程においては、上記テーマに挙げた不可解な疑問も生じるなど、決して自明ではないことが次々と現れる。

Class Format

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

第1週はメディア授業とする。
第2週以降、BCPレベル2以下の週においては対面授業、レベル3以上の週においてはメディア授業とする。
なお、本講義のメディア授業は Zoom によるリアルタイムオンライン講義とする。

Recommendations for Private Study

講義中に紹介した Web 上の実験・シミュレーション動画、および「参考になる WWW ページ」に紹介されている外部サイトなどを用いて、講義で扱う現象や地形について自ら確認すること。また、指示された計算を実施すること。計算は電卓でも可能な場合があるが、それでは時間と手間がかかりミスも生じやすいので、(Microsoft Excel などの) 表計算ソフトウェアを用いて実施することが望ましい。
成績評価のために全4−5回の小テストを実施するが、小テストが出題された週に限って問題に取り組むには時間が足りないことは確実なので、予め講義中に紹介された「例題」などを解いておくこと。「例題」は主に計算問題であることが多く、これが理解できていれば、該当する小テストの問題も確実に解けるようなものである。また、「例題」が理解できない場合は、自分がどのように考え、どこまでを理解し、どこからがわからないのかを明確にした上で、manaba+R の個別指導(コレクション)を通じて講師に質問すること。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

3−4週に1回程度のオンライン小テストにより、講義中に紹介した地球科学における、様々な仮説の背景にある科学的な考え方についての理解と、その応用能力を問う。全ての小テストの合計点を100点満点換算し成績に反映する。

Grade Evaluation Method (Note)

小テストの内容は、一般的な教養レベルの地球科学関連書籍の内容に比べ、応用的な考え方や計算による定量化を求めるものが多い。そのため、数学や物理学に苦手意識のある受講生にとっては難易度が高いと感じられる傾向にある。しかし問題の難易度が高いことは、高度な内容にも積極的に挑戦する受講生を高く評価するためのものであり、合格難易度の高低とは全くの別物である。合格基準点は全体の平均点などに照らして決定するので、決して諦めず挑戦すること。

Advice to Students on Study and Research Methods

・講義形式について

原則として、毎週以下の通り受講すること。
1. アップロードされた講義資料を手元に置きながら講義を受ける。
2. 不明瞭な箇所があれば、自分なりの考え方をまとめ、manaba+R の個別指導(コレクション)を利用し、講師の平野と議論する。
3. 3−4週に1回程度出題される小テストを受講する(毎回締切があるので注意)。

特に、理解できない場合に講師と議論することは必須である。理解できないまま小テストを受け、点数が取れないことは大きな損失でしかないので、自分の利益のため積極的に質問すること。

・数学的手法について

先述の通り、自然現象を定量的に記述するために、極々基本的な数学の概念を用いる。
中学校から高校初年次レベルの内容は仮定するが、それ以上のものは必要に応じて解説する。
数学への苦手意識があったとしても忌避する必要はないが、忘れているようであれば充分に復習する必要がある。

・表計算ソフトウェアを用いた計算・解析について

問題を解くために表計算ソフトウェア (本学の全学生に、 Microsoft Excel の利用ライセンスが配布されている) を利用する場合があり、そのための最低限の手法・知識は紹介する。ただし、全く利用した経験がないという場合には理解に時間がかかる可能性もあるので、講義で紹介された課題には直ちにとりかかること。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

特定の書籍には依拠しない。講義内で論文や科学ニュースメディアの記事を紹介する場合があるが、殆どはオンラインでアクセス可能な文書である。

Web Pages for Reference

Microsoft Office 365
https://login.microsoftonline.com/
立命館大学から配布されたアカウントでログインすると、表計算ソフトウェアである Microsoft Excel のオンライン版を利用できる。小テストの計算問題のために必要となる。各自の PC に Microsoft Excel がインストールされていたり、大学内の情報端末を利用可能な場合は、そちらを利用しても良い。

USGS Latest earthquake
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/
United States Geological Survey による、世界中の地震の震源分布カタログ。右上のギアアイコンをクリックすると、地震発生の期間や場所、規模などを絞り込んで地図に投影させることができる。全世界の地震発生分布がひと目で確認でき、それがプレートとどのような位置関係にあるかを知ることもできる。

Google Map
https://www.google.com/maps/
オプションから "Earth" を選択すると、衛星画像により再現された地球表面を閲覧できる。さらに海底地形図なども繁栄されているため、沈み込むプレート境界の存在などを確認することも可能。

EarthWindMap
https://earth.nullschool.net/
地表付近や上空の大気の流れを可視化してくれる。風速・気温などの情報を色の分布で重ねて見ることもできる。

meteoblue
https://www.meteoblue.com/en/weather-maps/
先述の EarthWindMap と類似のサービスだが、動きがない代わりに、気圧分布なども表示される。

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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