授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10802:バリアフリー論(S) 2024 春セメスター 火1 産業社会学部 黒田 学 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG303号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 バリアフリーを多⾓的な視点から捉え、地域社会で実際に起きている諸課題や、⾼齢者、障害者を取り巻く社会構造を理解し、その解決⽅策を事例や理論、政策⽂書等から考えていく。バリアフリーの他にも、ノーマライゼーションやユニバーサルデザイン、社会的排除/社会的包摂を主題として、国内外の様々な事例から、「誰をも排除しない」地域⽣活を実現するために取り組む多様なアクター(主体)の実践に着⽬し、それらの役割分担や連携可能性についても検討する。

【授業の方法】
 本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

 本講義の到達⽬標は、次の3点である。
(1)地域社会で起きている諸課題を、⾝近なものとして理解することができるようになる。
(2)⾃分がしている/してきた⽣活経験から課題を抽出し、これに対する緩和・改善・解決⽅策とそのプロセスを思考することができるようになる。
(3)バリアフリーやノーマライゼーションなどの概念の違いや、理念の社会的背景、⽤語の定義を理解し、社会課題を理解できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域福祉論、特別支援教育論、障害者福祉論

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1 <対面授業>

第1回 はじめに ―講義を始めるにあたって―
1.バリアフリーとは:社会の実態と概念を検討するにあたって

バリアフリーを巡る社会問題、実態を通じて考える

2 <対面授業>

第2回 バリアフリーの課題(1)高齢者①

高齢者にとってのバリアフリーの課題、買い物困難者(買い物難民)、移動困難者

3 <対面授業>

第3回 バリアフリーの課題(2)高齢者②

高齢者にとってのバリアフリーの課題、居住環境、福祉施設

4 <対面授業>

第4回 バリアフリーの課題(3)子ども

子どもにとってのバリアフリーの課題、居住環境、福祉施設、子育て環境

5 <対面授業>

第5回 バリアフリーの課題(4)障害者①

障害者にとってのバリアフリー課題、鉄道ホーム、踏切事故、居住環境

6 <対面授業>

第6回 バリアフリーの課題(5)障害者②

障害者にとってのバリアフリー課題、福祉施設、情報格差、移動格差

7 <対面授業>

第7回 バリアフリーの理念と定義

バリアフリーの概念とその社会的背景、ノーマライゼーションやユニバーサルデザイン、インクルージョン、モビリティ、アクセシビリティなど関連する概念

8 <対面授業>

第8回 バリアフリーに関連する制度と政策(1)国内動向

国内におけるバリアフリー関連の法制度と政策動向

9 <対面授業>

第9回 バリアフリーに関連する制度と政策(2)国際動向

国際社会におけるバリアフリー関連の法制度と政策動向、SDGs

10 <対面授業>

第10回 バリアフリーとまちづくり(1)福祉のまちづくり

福祉のまちづくり、地域福祉、高齢者、子ども、障害者、地域包括支援体制

11 <対面授業>

第11回 バリアフリーとまちづくり(2)災害とまちづくり①

阪神淡路大震災、東日本大震災、防災、減災、帰宅困難者

12 <対面授業>

第12回 バリアフリーとまちづくり(3)災害とまちづくり②

能登半島地震、高齢者、障害者、福祉避難所

13 <対面授業>

第13回 バリアフリーとまちづくり(4)住民参加のまちづくり①

まちづくり実践の事例、住民、自治体、各種団体

14 <対面授業>

第14回 バリアフリーとまちづくり(5)住民参加のまちづくり②

まちづくり実践の事例、ネットワーク、共同連帯、地域包括支援体制、エンパワーメント

15 <対面授業>

第15回 おわりに:バリアフリー社会構築への展望 ―あらためてバリアフリーを考える、まとめにかえて―

住民参加、共同と連帯、社会的結束、SDGs

授業実施形態

全て対面授業で実施し、同時配信・録画配信を行わない。

授業外学習の指示

 ⾃分がしている/してきた経験や⽣活から課題を抽出し、課題に対する改善・解決⽅策とそのプロセスを思考すること。特に、新聞やニュース、インターネット等から適切な情報を⼊⼿し、授業内で提供する様々なトピックについて⾃らの意⾒が述べられるようにしておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 55

講義内容に関する基礎知識の習得と論理的思考、それらの達成度を試験によって評価する。日本語としての文章や表記が正確でない場合は減点となる。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
45

講義内容に対する問題意識の形成と積極的受講を授業毎に課すレポートの提出をもって評価する。原則として3分の2以上の授業に出席し、レポートを提出した者のみ成績評価の対象とする。
 評価は以下の二つの視点を重視する。
①講義内容に対する問題意識の形成と積極的受講。
②資料や文献の読み込みがしっかりできているか。
 日本語としての文章や表記が正確でない場合は減点となる。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 単なる座学ではなく、⾃らが地域⽣活で起きている諸課題の発⾒者となり、解決の⽷⼝を⾒つけられるようになるための授業です。平常点評価である授業レポートに積極的に取り組み、コミュニケーションペーパーには、講義内容や提供するトピックに基づいて、⾃由な発想と独創的なアイデア、⾃分なりの考察や意⾒を書いてください。積極的な姿勢で授業に臨み、他者の意⾒や⽴場を理解しつつ、協働できる⼒も⾝に付けてください。
 授業内容と関係するゲストスピーカーを招聘することがある。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

指定しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
たのしく学ぶ社会福祉 誰もが人間らしく生きる社会をつくる 丹波史紀、石田賀奈子、黒田 学 、長谷川千春 編著 ミネルヴァ書房 9784623091997

参考書(使用頻度、その他補足)

 上記の書籍はあくまでも参考書であり、授業で直接使用するものではない。その他授業中に指示する。

参考になるwwwページ

各自治体(福祉関係の情報・資料)および厚生労働省、国土交通省など各省庁のホームページ。その他、講義中に適宜指示する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html