授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30775:[2025 秋セメスター]アメリカの社会と文化 (E) § 30776:アメリカの歴史(E) 2025 秋セメスター 月5 経済学部,食マネジメント学部,スポーツ健康科学部 水谷 憲一 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 304号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【一部対面・一部WEB授業(オンデマンド)】太平洋戦争を挟んで現代に至るまで、日本にとってアメリカは最も重要な「隣国」であり続けている。一方、国民を構成する多種多様な集団が相関しながら、急速に発展を進める過程で彼らが直面してきた様々な社会問題は、日本社会の将来にとっても多くの示唆を含んでいる。本講は、このような観点から、現代のアメリカ社会がなぜどのように作られてきたのかを歴史的に分析する講義となる。方法は講義形式となるが、マルチメディアを多用するとともに、折に触れてアメリカ社会の歴史的局面を象徴するようなケーススタディを取り上げ、重層的、多面的なアメリカ社会の理解を促すこととする。つまり、年代順に史実や事象をひたすら暗記していくことが目標ではなく、ある史実や事象の解釈を様々な角度から分析するその手法を身につけてもらいたい。最終的にはそのような手法を用いて、現代のアメリカ社会の理解、今後の日米関係の展望へとつなげることを目指す。
  対面講義回については、双方向性を担保するため、原則教室内でWebのチャット機能も同時に活用する。Web講義回については、同時性および双方向性を担保するため、講義中に複数回の問いかけを行うと共に、理解度に関する設問を毎回設け、質問スレッドで質問を受け付ける。さらに、講義終了直後から講義に関するチーム課題を提示し、少人数チームでの議論を経て、ショートペーパーを提出してもらい、対面または文書による講評で教員がフィードバックを行う。このチーム議論を円滑に進めるため、WEB講義回は原則講義時間帯に取り組むことが強く求められる。詳細は、成績評価方法の注意事項欄を参照。

受講生の到達目標

・アメリカ社会をめぐる重要なテーマについて基礎的な知識を持ち、説明できる。
・これら各テーマに関する象徴的事象に対して多角的なアプローチをすることができる。
・上記の見識を用いて、現代を含めたアメリカ社会の諸問題を多面的に分析しようとする意識をもつ。
(*毎回の講義と課題に真剣に取り組むことを当然の前提として以上の目標に到達すること)

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1【WEB授業(オンデマンド)】

イントロダクション: 講義の概要説明・分析概念の説明・第2回講義への導入

アメリカ史の諸相 (*関連テキスト章<予定> 序章)本年度の日程: 9月29日(月)

2【対面授業】

アメリカの宗教と社会

植民地時代の宗教史的、社会史的分析 (*13章)10月6日(月)

3【WEB授業(オンデマンド)】

フロンティアの意味とアメリカ

アメリカの拡大と地理的アプローチ (*1章、11章の一部) 10月13日(月)

4【対面授業】

先住アメリカ人の歴史

ヨーロッパ人とインディアンの遭遇 (*4章)10月20日(月)

5【対面授業】

多様な移民社会アメリカの問題点

移民社会とアメリカの裁判における諸問題 (*5章)10月27日(月)

【+R 授業】詳細はmanaba+R を参照
(+R授業は移民問題に入る第5~8講受講の前提として、10月20日の第4講直後からPanoptoで配信を開始するので必ず視聴するように)

6【WEB授業(オンデマンド)】

ヨーロッパ系移民の歴史

三段階の移民の波と「新移民」 (*5章、12章)11月3日(月)

7【対面授業】

国民統合と人種・エスニシティ

アメリカにおける人種の構築と白人性 (*12章)11月10日(月)

8【WEB授業(オンデマンド)】

アジア系移民の歴史

アジア系移民の比較アプローチ (*8章)11月17日(月)

9【対面授業】

アメリカの法と平等

公民権運動と差別と平等 (*6章、10章の一部、11章の一部)11月24日(月)

10【対面授業】

アフリカ系アメリカ人の歴史

奴隷制度の終焉とその後遺症 (*6章、10章の一部、11章の一部)12月1日(月)

11【WEB授業(オンデマンド)】

アメリカ女性/ジェンダーの歴史①

ジェンダー史概観と戦後女性の社会進出 (*9章)12月8日(月)

12【対面授業】

アメリカ女性/ジェンダーの歴史②

女性解放運動とメディア (*9章)12月15日(月)

13【WEB授業(オンデマンド)】

日米関係論 太平洋戦争と日米関係

歴史分析とモデル (*終章)12月22日(月)

14【対面授業】

エピローグ: アメリカの社会と文化

最終確認テスト(約60分)と35分の講義(事後説明および解説) 1月13日(火)

授業実施形態

全体の8回分を対面で、6回分をメディア (Panopto オンデマンド)で実施する。メディア講義はショートペーパーのためのチーム議論の前提となるので、当日中(できる限り講義時間帯)に取り組むこと。

授業外学習の指示

1. 初回講義までにテキストの「はしがき」の他、「序章」を読んでおくこと。また、「13章(宗教と国民意識)」にも目を通しておくことが望ましい。13章はそのまま第2講の課題となる予定である。

2. 講義の最後に次回までの課題として、テキストのページを指示するので、予習として読んでおくこと。また、本講義のmanaba+Rの「コンテンツ」欄を初回から【毎週】必ずチェックして「復習用文字データ」を用いて復習すること(なお復習の確認にアクセスログを参照する場合があるので、他人に頼まず各自で毎週アクセスするように)。予習についての学習想定時間は1~1.5時間(平均およそ20ページ)、復習についての学習想定時間は1~1.5時間程度(復習データ確認、その他課題など)である。

3. 定期的な課題については成績評価方法の備考欄を参照すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1. 本講義では最終週に学修到達度を検証する確認テストを行い、これを中心の評価とする。講義内容を正しく理解し、自分の言葉に落とし込み、それを他者に伝えることができるかどうかを測るのが趣旨である。このため、必ず毎週授業に参加して自分の言葉でノートを取るよう留意すること。詳細は講義期間中に指示する。評価配分は概ね70%とする。

2. その他の平常点を以下の通りとする。定期的に小テスト(クイズ)を実施することがある(実施回の事前予告はないが、ほぼ毎回予定)。出題範囲は、【当日回】/【前回】どちらかの講義内容となる。よって、講義当日しっかり聴いているだけでなく、前回講義の復習もしっかりとしていることが重要になる。対面講義だけでなくWeb講義でもクイズが出題されるので必ず視聴すること。また、グループワークに基づいた小レポート (ショートペーパー)を複数回行う。クイズは個別提出、ショートペーパーはチーム提出とする。これら平常点の評価配分は概ね30%とする。

3. 上記クイズ・ショートペーパー合わせて2/3以上の提出を満たした受講生のみ成績評価対象とする。ただし、毎週の講義参加は当然の前提のため「出席点」の加点は行わない。

4. ショートペーパー等が著しく優秀な者/チーム、講義中に発言の機会が与えられた受講生、その他著しく受講姿勢が優秀な者には、上記2の平常点の限度で加点されることがあり得るので頑張ってもらいたい。

成績評価方法(備考)

【!必読!】
必ず以下のポリシーと「注意事項」を熟読し、十分に納得した上で登録を決めること!

1. ショートペーパーについては、5人から7人程度のチームを教員が指定し、講義時間外にmanaba+Rのチーム「プロジェクト」スレッドで意見交換*を行い、代表がチーム見解をA4×1枚以内で提出することとする。(*チームの意見交換に参加していない/意見提示をしていない受講生はショートペーパー未提出とみなすので、必ずチーム議論に参加するように。)

2. ショートペーパーの意見交換は特定回の講義から原則2日以内*、ペーパーの提出は概ね4日以内*(*講義日を除く)にmanaba+Rで行ってもらい、全受講生が各チームの報告を閲覧、評価できるようにする。また、当該講義の次の講義が対面講義回の場合、各チームのペーパーを紹介しながら、WEB講義回の場合は文書で講評を発行することによりフィードバックを行う。

3. ショートペーパー、クイズは、関連講義の出席ないし視聴を当然の前提として評価する。つまり、関連講義の出席、視聴に乏しい受講生(例えば当該講義の半分しか出席ないし視聴をしていない受講生など)は、外形的にショートペーパーやクイズ提出だけがなされても0点とする。よって、普段からしっかりと出席/視聴するように。

4. 講義中の私語・居眠り・マンガ・ゲーム・Web閲覧・SNS・「内職」(他教科の課題・資格試験勉強)等の迷惑行為のほか、講義の写真撮影・動画撮影、録音を禁止する。

5. 上記私語などの迷惑行為を繰り返す者(迷惑行為者)、クイズ、ショートペーパー、確認テストの「剽窃」(Web情報や友人の答案など、他人の見解や文章を、自己の見解ないし文章のように使用する行為)・剽窃幇助・代返・カンニング・生成AI使用による答案作成やそれに準ずる不正行為を行なった者(不正行為者)には、科目全体の成績をF評価とすることを含めた厳しい対処をする。
★★★本講義の提出物に関しては生成AIの使用を一切認めないのでくれぐれも注意すること。

6. 最近、受講態度不良者を中心に、特定のノート・Webページを写したような、判を押したように同じフレーズ、文章を用いた類似答案が多数見られる。最終確認テストでは、自分の言葉で論じていないこれらの答案は主観点から大幅に減点されるので注意してもらいたい。
(★昨年度も類似不良答案が多数見られた。必ず毎週受講して、自分でノートをまとめるように!)

7. 最終確認テストは筆記具以外は持ち込み不可とするので、必ず事前に勉強しておくように。

8. 最終確認テストに、答案とは関係ない教員へのお願い等を書くことは固く禁止する。(例: 「もう後がありませんので単位を下さい。」「就職が決まっています。何とかご配慮下さい。」等)

9. 対面講義回について、学習効果を高めるため、登録者数と教室規模の関係によっては、大まかな座席範囲指定(例:教室前側ブロックの座席群のみ使用など)を実施するので指示に従うように。

10. 本講義は真面目に受講しようとする学生の環境を第一に考え、以上の厳しい約束事を決めている。これに納得できない又は守れないという学生は本講義を登録しないこと。

受講および研究に関するアドバイス

★<注意事項>【!必読!】
(*講義クラスは同じだが、登録上の講義名は2019年度生までは「アメリカの歴史」、2020年度生からは「アメリカの社会と文化」となる。)

1. 本講では「真面目に受講する学生が出来るだけ合格できる」ような授業構成・問題作成を目指している。単位取得には、毎回の受講は当たり前として、真剣に授業を聴講し理解しようとする等かなりの努力が必要となる。例年【出席不良者】の試験平均点は極めて低く、当然そのような受講者の合格率も極めて低いので、必ず毎回出席/視聴を心掛けること。就職活動などいかなる事情があろうが、真面目に学習できそうにない、毎回の授業参加が難しいというのであれば本講義の単位取得は極めて厳しいものになると考えてもらいたい。

2. 一方で、真面目に受講しようとする受講生であれば、本講義の受講にこれまでのアメリカ史やアメリカ社会の知識は一切問われない。全くの初学者であっても、充実した講義となるだろう。また、講義を真剣に聴いていれば、十分理解出来る難易度であると思われる。20年度のコロナ渦以降は、出席データと合格率の相関分析を行っていないが、19年度データでは、【推定出席率100%】の受講生の最終平均は 74.9点、18年度は73.9点でありほとんど(97%)が問題なく合格している。

3. 四回生・留学生・一般病欠者*など向けに課題など救済措置が無いか、最終講義前になってから質問を受けることが多いが、本講義ではそういう措置は一切無いので、最初から期待しないように。(*学校感染症など、本学が公欠/授業配慮を認めている類型は別とする)

4. 本講義では生の史料にあたって分析してもらうため、特に人種問題を扱うパートでは、一部に過激な画像や当時の不適切な用語も使用される場合がある点を予め注意されたい。

6. 本講義では、マルチメディアコンテンツを多用するので、著作権侵害には厳に注意してもらいたい。対面講義回、WEB講義回にかかわらず、コンテンツの公開、譲渡、配布、SNSでの引用はもちろんのこと、授業の写真撮影、録画、録音も固く禁止する。

★<アドバイス>
1. 本講義でいう「文化」とは、宗教文化、法文化、政治文化など、人が社会において生み出した様式を広く含む概念とする。よって、限定的な意味である、日常的な生活様式(e.g. ジャズ、ファストフードなど)に注目する講義というわけではないので注意。

2. 黒板と違って文字が長時間残らないというPowerPointの特性を理解し、各自ノート取りを工夫してもらいたい。具体的には、スライド文字を全て写そうとするのではなく、口頭の講義内容を自分の言葉でまとめるようにするのがコツである。スライドの文字自体はmanaba+Rの「コンテンツ」欄に復習用*としてpdfでアップロードするが、これに簡単なメモを取る程度では、理解も記憶も進まない。必ず自分で手書きのノートをしっかり取りながら記憶に定着させてもらいたい。詳細は初回講義で指示する。(*なお、集中力・想像力への弊害を考え、レジュメの【事前】配布形式は採用しないので毎回集中して講義を聴いてもらいたい)

3. 本講義では、課題のほか、受講生の便宜のため、教員からの連絡や文字データ等の役立つデータをmanaba+Rにアップロードするので必ず【毎週】チェックするように。また、Web講義回のリンクやショートペーパー課題の案内など重要な情報を「コースニュース」で逐一流すので、見逃さないように必ずmanaba+Rの通知設定(リマインダ設定)で、通知メールを「受信する」に設定しておくこと。

4. WEB講義回は、アクセス過多などの技術的トラブルに備える趣旨で視聴期限(原則4日間)に多少の幅は持たせているが、「期限内ならいつでも視聴して良いシステム」とは考えず、【必ず当日の講義時間帯に視聴するよう努めること】。特に、ショートペーパーは、講義直後からのチーム議論が前提となり、(講義日を除いて)原則2日以内に意見提示が求められ、4日以内に提出が求められるため、視聴が遅いと意見交換に参加できなかったり(=ペーパー未提出扱いとなる)、〆切間際の参加でチームメンバーに迷惑がかかったりするので注意。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
アメリカの歴史 ― テーマで読む多文化社会の夢と現実 有賀夏紀, 油井大三郎編 有斐閣アルマ 4641121621

教科書(使用頻度、その他補足)

テキストの使い方: 本テキストは、アメリカ史を通史的に概観するのではなく、アメリカ社会にとって重要なテーマを章ごとに取り上げて分析する構成を採っている。講義では事前に基礎知識として読んでもらっている事を前提に、当該テーマに関する重要な事件や案件を用いて各テーマの視点を実際に適用して発展的に考える。毎回の予習が必要となる。(各回の予習用の予定章は「授業スケジュール」を参照)また、テキスト内容の説明をまるごと繰り返す事は無いが、講義中に重要な部分を随時(ほぼ毎回)引用する事があるので、受講時に手許に置いて参照することが強く望まれる。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

授業を十分理解すると共に、テキストに目を通していれば、本講義の目的としては十分であるが、発展的学習をしたい者のために、トピックに応じて授業中に適宜参考文献を指示する。manaba+R上の「コンテンツ」にもアップロードする。

参考になるwwwページ

授業中に適宜指示する。なお、本講義のmanaba+Rは初回講義から毎週チェックするように。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

講義について質問があれば、対面講義回の場合、原則講義直後に尋ねてもらえばよい。Web講義回の場合、または対面講義回であっても受講者の希望によってはmanaba+Rで質問できるよう各種スレッドを立ち上げる。また、必要であれば非公開のスレッド(プロジェクトまたは個別指導コレクション)に誘導する。(なお質問が重なった場合、当日の講義で聞き漏らした点、理解不十分な点などの必要不可欠な質問回答を優先し、その他の派生的な質問を後に回すことがあるので了承してもらいたい)
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/