| Course Name | Year | Term | Period | Faculty / Graduate School | All Instructors | Credits |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 17724:Gender and Diversity (GA) § 17725:Gender Studies (GA) | 2023 | Fall | Fri3 | College Of Law,College Of Social Sciences,College Of Letters,College of Image Arts and Sciences | IDA HIROYUKI | 2 |
Campus
Class Venue
Language
Course Outline and Method
多様性(ダイバーシティ)は本来社会を豊かにする。しかし現実には、人間が人間らしく生きることにかかわる様々な差別、偏見、格差などの社会問題がある。それらを理解するために平等、人権、正義という考え方が重要となる。開かれた関係づくりをめざすジェンダーの視点など、他者を尊重する考え方を身につけ、多様な個々人の相互理解の実現を妨げている社会の現状とそれらを解決する道筋(思想、制度、行動)について具体的に学ぶ。社会における自分の立場をも重ねて思考し、自由で公正な社会を構想する.
【本講義独自の概要】
ジェンダー論の基礎を踏まえつつ、特にダイバーシティという観点に重点を置いて、ジェンダーに関する問題を考えていく。本年度は、とくに前半で、主流秩序という概念で、自分が外見・美醜・ダイエット・化粧などの美の秩序にとらわれる心理、ジェンダー秩序への向かい方を考える。その他、承認欲求や劣等感、比較意識、恋愛やセックスをしていないことの欠落感、他者を信頼できるかなどの問題と生きづらさをつなげて、ジェンダーと自分とのつながりを考えていく。それは幸せや生きる目的とは何かなどの深い問題に向かうこととしてジェンダーとダイバーシティを考えていくことになる。また後半では、恋愛における関係性について、デートDVとストーカーの加害者、被害者の心理を中心に学び、対等な関係性のヒントを探ることに力を入れたい。主流秩序の理解のためにアドラー心理学も参考とする。
事前にかなりの参考動画も見てもらい、また大量の資料レジメを見たうえで、毎回、課題に回答することを義務とする。予習・復習時間が多い事は覚悟してほしい。したがってやる気のある人に参加していただきたい。課題には感想や質問も書くことになるので、それに対して毎週、教員からコメントも返答する。講義の後に直接質問に来ることも歓迎する。
【キーワード】シングル単位、主流秩序、ジェンダー秩序、デートDV、ダイバーシティ、社会民主主義、承認欲求、劣等コンプレックス、優越コンプレックス、群衆心理、自立と依存
Student Attainment Objectives
1. 日常的な生活をとおして平等、人権、正義に反する社会問題を考える。
2. ジェンダーの視点など、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとはどういう
ことかについて理解する。
3. 社会における自分の在りようを考え、具体的行動に結びつけることができる
ようになる
【この講義独自の到達目標】
主流秩序概念・ジェンダー秩序、およびダイバーシティ、カップル単位、シングル単位という概念を、ネットなどには書いていない深いレベルで理解することができる。
自分の生きづらさや幸せ、成功志向、劣等感、優越感、人目が気になること、などの心理を、自分の主流秩序・ジェンダー秩序への囚われと絡めて分析し整理できるようになる。
生き方や社会の見方に付いての社会学や心理学の諸概念を学ぶことができ、政治やメディアの操作性を見抜く目を持てるようになる。
ジェンダー平等の社会の具体的なイメージとしての、北欧社会の実態を知ることができる。
デートDVや性暴力を正しく理解し、誰にとっても大事な学びであることが理解できるようになる。自分が加害者にも被害者にもならないような視点を得ることができる。
シングル単位概念と結びつけて対等な関係性の考えや別れ方、SNSや職場や家庭内での人間関係のありかた、相談の乗り方、ハラスメントなどについて正しく理解出来るようになる。
Recommended Preparatory Course
Course Schedule
| Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) | Theme |
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| Keyword, References and Supplementary Information | |
| 第1回 | 概論: 主流秩序・ジェンダー秩序とは何か・・・一般論 私たちの心理と行動を縛っているもの |
全体の出発点で重要なので必ず聴講すること。第1回だけはオンデマンド配信。(第2回以降は対面講義)
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| 第2回 | 性(ジェンダー)についての入門論: ――ジェンダーとは? 男女二分法の問題 性の多様性 LGBTQ(性的マイノリティ)とは |
ジェンダー、男女二分法、性の多様性、LGBTQ+、性的少数者、アセクシャル、同性婚、政治勢力の影響、杉田水脈議員、宗教右派、ダイバーシティ、ジェンダー秩序 |
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| 第3回 | ダイバーシティの理解、ジェンダー秩序の理解―――「美の秩序」、美人が有利、ブスと笑い問題、ダイエット問題から【生きづらさの心理を考えていく】 |
ダイバーシティ、ジェンダー秩序の基本理解、多くの人が「美の秩序」にすごくとらわれていること、「ブス」「ブサイク」とお笑い問題 、弱者男性論の誤り、ダイエット |
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| 第4回 | 主流秩序への3つ【4つ】のスタンス |
主流秩序のプラスとマイナス、連立方程式、カツアゲ場面で何ができるか、主流秩序への3つ【4つ】のスタンス、離脱の道、間接介入 |
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| 第5回 | アドラー心理学と主流秩序――競争、劣等感からどう離脱するか |
目的論、優越コンプレックス、劣等コンプレックス、課題の分離、承認欲求からの離脱(エンパワメント、レジリエンス)、ギブ&ギブなどの理解を通じて、主流秩序からの離脱のヒント(真のジェンダー平等、多様性)を学ぶ |
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| 第6回 | 主流秩序からの離脱の展望としてのシングル単位社会ーー日本と北欧社会の対比 |
家族単位の意識と制度、家族(カップル)単位社会の問題、
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| 第7回 |
主流秩序の背景にあるものを見抜いて、脱主流秩序の方途を探る
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生きづらさ、主流秩序から離脱した生き方、自己肯定を持てずに自滅する人たち、承認欲求からの離脱、「ダウン症さえさん」、美の秩序から自由になる、自殺したい気持ち、ミスコン、エロマンガ、東大出身の男性の古臭い感覚、LGBTQカミングアウト、SNSを含むメディアへの批判的な思考力 |
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| 第8回 | 北欧諸国の例から、ジェンダー平等・ダイバーシティの具体像を知る・・日本との対比を考える |
保育、育休、児童手当、学費、税金、労働時間、管理職、役割、などの諸制度の実際 |
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| 第9回 |
ガタロさんの生き方から学ぶーー主流秩序から自由になるという希望 (前半まとめ)
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テキスト1章
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| 第10回 | (デートDV②) デートDVを学ぶ意義 + デートDVとは何か+ 被害者・加害者の心理 |
テキスト、1,2章
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| 第11回 |
デートDVではない、非暴力・対等・尊重・健康的な関係
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テキスト、2.3章。
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| 第12回 |
【デートDV④】課題の分離の実例 +ジェンダーとDV + 性にかかわるDV
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題の分離、具体的ケースで考える、ジェンダーとDV、性にかかわるDV、性暴力
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| 第13回 | 【デートDV⑤】嫉妬・束縛、ストーカー、別れ方、リベンジポルノ SNS問題 |
テキスト4,5章
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| 第14回 | 【デートDV⑥】 DV相談の乗り方、主流秩序とDV、加害者の更生、児童虐待とDV |
ネット・SNS,サイバーストーカー、リベンジポルノ、SNSの危険性、、位置情報での監視、相談の乗り方、加害者更生プログラム、虐待とDVの関係、虐待をなくしていくために
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| 第15回 | 【デートDV⑦】 まとめ:全体振り返り、主流秩序と自分の生き方、ジェンダーとハラスメントと主流秩序、性暴力 |
ハラスメント、フェアプレー、問いを立てる力。スピリチュアリティ |
Class Format
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.
【BCP レベル 1〜2 の場合】
原則として対面授業を実施する。ただし、大学の定める配慮事由に該当するとして
対面受講への配慮を申し出た者に対しては、録画データ等の授業資料をオンラインで
提供するので、それで対応すること。
原則として、すべての授業回でこの形態で実施する。オンラインでの授業資料の提供
方法はMANABA⁺Rでする。
【BCP レベル 3~4 の場合】
この授業が予定されている曜日時限までにオンライン【オンデマンド】形式で情報を提供して実施する。
Recommendations for Private Study
毎週、予習としてレジメにざっと目を通すこと、および、参考動画を見ていただきます。1時間から2時間以上かかると覚悟して下さい。観る価値あるものですので、やる気ある人には好評です。
また毎回の学生さんの感想をMANABA+Rに紹介するので、それも読んでください。
疑問や話したいことについては、授業の後に教員に質問にいって直接対話することが望ましいです。WEB授業になった場合はメールでも可能です。
毎回、授業内容に沿った課題を出すのでそれにこたえてmanaba+rで課題を提出してください。
つまり合わせると授業外学習の時間が1回につき、2時間から3時間ほどとかなりかかります。
大学設置基準では、講義2単位の場合は、授業30時間、予復習に最小60時間となっていますので、たいへんかと思いますが、頑張ってください。
2020-2022年度、このやり方で、やる気のある多くの学生さんが頑張られて、成果があったので、苦労する甲斐はあると思います。単位を軽く取りたいという人には重い負担となりますが、やる気のある人には学びがいのある重厚感がある講義になると思います。
レポート分量も多いですが(4問、7000字以上)、途中から順次書いていけるので、いざ書き出すとできます。レポート課題は講義の5回目ぐらいに発表します。最終レポートは主流秩序への3(4)つのスタンスや動画やデートDV、および講義全体から学んだことについてかいてもらいます。講義内容とテキストを使って書くことになります。ネット情報コピペなどでは不可で、講義に参加しないと書けないもので、分量も多いので頑張ってください。
Grade Evaluation Method
| Kind | Percentage | Grading Criteria etc. |
|---|---|---|
| Final Examination (Written) | 0 | |
| Report Examination (A report to be submitted by the unified deadline) |
0 | |
| Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment (Evaluation of Everyday Performance in Class) |
100 | 評価は基本、最終レポートで行うが、15回の参加ごとの「課題」の提出も加味する。課題も最終レポートもMANABA+Rで提出する。課題と評価方法については詳しくは授業で提示するが、講義に参加し、主流秩序・ジェンダー秩序とデートDVを正しく理解して、それと自分のかかわりを深く検討しているかを評価基準とする。毎回の課題にもこたえることが必要。 |
Grade Evaluation Method (Note)
第5回ぐらいの時に、詳しくレポート課題を示す予定。
主流秩序への3つのスタンスについて書けるかどうか、デートDVを理解したうえで、DVではない関係も考えられるかを見ていく。
レポート課題は、詳しくは講義中に提示するが、主流秩序との絡みでジェンダー秩序への自分のスタンスを考えてもらうものとします。具体的事例を選んで、それに対する主流秩序への3つの道を書いてもらいます。またデートDVについては、具体的事例に対して、あなたが友人や被害者なら、相手にどう語るかを書いてもらいます。テキストの概念を使って語ることになるのでそこをよく理解していないとかけません。主流秩序、ジェンダー秩序を正しく理解していることが大事です。デートDVについても、ネットなどにある一般的なものとは異なる、講義とテキストでの独自の視点を踏まえてまとめてください。
Advice to Students on Study and Research Methods
毎回、課題への返答(学んだ点まとめ、感想)は、授業後、MANABA+Rに提出してもらいます。
毎回、参考動画をみてから参加してください。
毎回、感想はMANABA+Rから講義参加後に書いて提出。提出した感想は返却等しないので、最終レポートのために、毎回の自分の感想も保存しておいてください。最終reportに使える部分があると思います。
最終レポートの課題は、講義中に早い段階で提示します。
学んだ時点でかけるところは書いていくとよいでしょう。
そのためにもテキストは最初に読んでおいてください。
出席回数(課題を提出した回数)も自分で管理しておいてください。
Textbooks
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
|---|---|---|---|---|
| シングル単位思考法でわかる デートDV予防学 | 伊田広行 | かもがわ出版 |
Textbooks (Frequency of Use, Note)
Reference Books
| Title | Author | Publisher | ISBN Code | Comment |
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| 身近に考える人権 | 高井由起子編著 | ミネルヴァ |
Reference Books (Frequency of Use, Note)
Web Pages for Reference
https://idahiro-web-1.jimdosite.com
DVに関するイダのまとめ
https://henoru3.wixsite.com/website
How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)
Other Comments
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/