授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51929:[2025 春セメスター]歴史観の形成(GV) 2025 春セメスター 木2 経営学部,政策科学部,映像学部,総合心理学部 寺村 安道 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN210講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義では、「恐怖」と「防衛」をキーワードにマクロな観点から「遅れてきた近代国家」としての日本国家の形成と展開を概観するものである。特に近代日本国家がしばしば経験した「戦争」という悪しき歴史現象を「原因・意味」「政略・戦略」「技術・産業」「結果・影響」という点から整理・分析し、現代の日本社会につながる政治・外交上の諸問題を紹介する中で、個々の受講生の歴史を概観する力を養うことを目指していく。

受講生の到達目標

●歴史事象を因果関係のうちに把握すると同時に、一定の視座の上に位置づけ論じることができる。
●個々の歴史上の事象を、政治・外交・軍事・思想・産業・技術など多様な観点から分析していく方法論を学ぶことができる。
●我々が暮らす日本社会の成立の経緯を理解することで、その特質を把握し、イメージすることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

講義の導入:戦争から語られる近代日本史

●【20 分の「+R 授業」があります。詳細はmanaba+R を参照】
  シラバスと講義全体の構成確認
●近代日本国家の特質:「後発型近代国家」と「軍国主義」
●戦争と戦後の連続‥

2

近代日本国家の胎動

●ウェスタンインパクトと王政復古
●四つの開国論

3

近代日本国家の軍事力形成

●中央集権化と軍事力
●国民皆兵制への道

4

明治初期の外征と対外関係

●台湾出兵と日清関係
●江華島事件と日朝関係

5

明治初期の内乱

●西南戦争とサムライの時代の終焉
●竹橋事件

6

明治国家の基本構造①

●内閣制度
●統帥権独立制度

7

明治国家の基本構造②

●明治憲法とプロイセン憲法
●帝国議会の開設

8

日清戦争の展開

●山縣有朋の安全保障論
●伊藤博文と政戦両略の統合

9

国民国家の形成と未完の安全保障

●明治憲法体制の運用
●三国干渉の衝撃と日露戦争への道

10

日露戦争の展開と対外的膨張

●不思議な日英同盟
●初期国家総力戦の展開

11

目標喪失の時代の政治構造

●世論と戦争
●政党政治と軍部

12

第一次世界大戦と総力戦体制への志向

●戦争の三次元化と国家総力戦
●普通選挙と政治参加の拡大

13

政党内閣と国際協調

●国際協調と軍縮の限界
●幣原外交とエリートの挫折

14

明治国家の限界

●二つの事変
●日米開戦の背景
●本講義のおわりにかえて

授業実施形態

対面授業で実施。

授業外学習の指示

普段から物事を論理的に考え、文脈・流れのなかで筋道を立てて整理できる力を養っておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

以下の2点に基づき成績評価を行う。
1.講義への参加姿勢:40%
2.講義終了時にレポートの提出:60%

成績評価方法(備考)

●出席確認はmanaba+R上の出席カードで行う。
●欠席回数が基準を超過した場合は、成績評価の対象としない。
●講義への参加姿勢を確認するため、教材へのアクセス履歴を確認する。
●講義への参加姿勢を確認するため、毎回の講義内容に対する小レポート(講義内容に対する感想・質問等)を課す。
●講義内容体の理解度を問うためのテーマを設定した最終レポートを課す(講義中に紹介した歴史的事象や概念などを関連付けながら論述できるかによって評価を行う)。
●本講義において他の受講生の迷惑になるような行為がなされた場合は、成績評価に大幅な減点を行うこともあるので注意すること。

受講および研究に関するアドバイス

●「+R 授業」で講義の具体的な進め方について指示する。
●日本近現代史の基礎的知識を必要とする。
●講義の進捗にあわせて日本近現代の通史を把握しておくことを推奨する。
●自己の問題関心を基礎にした学習意欲のある受講生を希望する。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に使用せず、適時、manaba+R上で資料を配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
日本近代史 坂野潤治 筑摩書房 9784480066428
戦争の日本近現代史 加藤陽子 講談社 4061495992
近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去 成田龍一 中央公論社 9784121021502
近代日本と軍部 小林道彦 講談社 9784065187449

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/