授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15025:[2025 春セメスター]科学と技術の歴史(S) 2025 春セメスター 月1 産業社会学部 飯田 豊 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG403号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
私たちは日々、さまざまな科学技術の恩恵を受けている。この当たり前の事実を日常生活の中で意識することは滅多にない。しかし14年前、東日本大震災にともなって生じた原発事故、その後の原発再稼働をめぐる議論に象徴されるように、高度に発展した科学技術をめぐって、現代社会はさまざまな困難や矛盾を抱え込んでいる。

この授業ではまず、自然科学の黎明から近代科学の発展までの歴史過程を学ぶ。そして産業革命以降、科学と技術がどのように相互作用をおこない、近代社会の中で発展してきたのか、通史的に検討する。科学と技術の歴史を見通すことを通じて、現代の科学技術をとりまく社会的な諸問題を、長期的な視野のもとで展望する力を養ってもらいたい。

受講生の到達目標

(1)自然科学の黎明、中世の科学革命、近代科学の勃興など、科学史の基本的な流れを理解できるようになる。

(2)道具と機械の誕生、産業革命など、技術史の基本的な流れを理解できるようになる。

(3)「科学」と「技術」、「社会」の相互関係に対する理解を深め、それを適切に説明できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション ―科学・技術について考える現代的な意味

科学史、技術史、教養としての「科学と技術の歴史」

2

技術のはじまりと戦争の起源

初期文明、古代ローマ帝国、科学と技術の違い、戦争の歴史的性格

3

科学のあけぼのとギリシア自然哲学

神話的世界観、プラトンとアリストテレスの自然学、古代天文学、幾何学的世界像

4

中世とルネサンス

アラビア科学、錬金術、レオナルド・ダ・ヴィンチ、万能人

5

科学革命のはじまり

コペルニクス、ガリレオ・ガリレイ、天動説と地動

6

機械の登場と産業革命、そして大量生産へ

紡績業、熱力学、蒸気機関、フォードシステム

7

科学革命と自然科学の制度化・数学化

ニュートン力学、科学アカデミー、エコール・ポリテクニク

8

科学依存型技術と産業化科学の登場

化学工業、電磁気学と電気工業、産業化科学とトーマス・エジソン

9

現代科学の登場と新しい自然観への転換

光・熱・電磁気の力学的研究、エーテル問題と相対性理論

10

資本主義社会の形成と軍事技術

産業革命と交通手段の発達、帝国主義と植民地支配、総力戦としての世界大戦

11

軍事生産の近代化と軍事産業の形成

技術の軍事利用、鉄鋼技術、独占的軍事企業

12

情報技術の発展

歯車式計算機、機械式計算機、電子式計算機、コンピュータ

13

巨大科学の登場とその影響

核開発、オッペンハイマー、冷戦構造

14

これからの科学史・技術史の課題

科学技術コミュニケーション、対話型専門知

授業実施形態

第1〜14回、対面で実施します。
【+R授業】は第4回で実施します。詳細については、manaba+Rで周知します。

授業外学習の指示

授業内容に関する資料や動画を事前に共有することがあるので、当日までに目を通しておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

【レポート(50%)】科学史や技術史に関する基礎的な知識に加えて、科学、技術、社会の相互関係について、総合的な理解ができているかどうかを評価します。事象を論理的に説明できているかどうか、要領よくまとめて書けているかどうか、自分の考えを述べることができているかどうかを重視します。

【コミュニケーションペーパー(50%)】コミュニケーション・ペーパーの提出を課します。質問や感想を記入してもらうだけでなく、授業内容の理解度を把握するための質問を設定することがあります。したがって提出状況のみならず、記述内容も平常点評価の対象となります。たんなる出席による加点措置はおこないません。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
未来を考えるための科学史・技術史入門 河村豊・小長谷大介・山崎文徳[編著] 北樹出版 9784779307089

教科書(使用頻度、その他補足)

原則として、教科書の構成にそくして、授業を進行します。したがって、該当箇所をあらかじめ読んだうえで、授業に臨むようにしてください。教科書は毎週使用します。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

授業内で随時、紹介します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/