授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50425:[2025 秋セメスター]計画理論(P) 2025 秋セメスター 水4 政策科学部 鐘ヶ江 秀彦 2

キャンパス

OIC

授業施設

C274講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 社会科学は記述された情報、すなわち過去から現在を対象とするが、計画の科学(計画学)は現在から未来を紡ぐ学理である。
 政策科学とは、将来の組識や社会を行動予定の情報パッケージに従って、よりましに目標に達成するための、プランニングという政策を組み立てるための学理である。
特に未来における問題の解決、将来を改変する情報を複数脳で処理し得る人類の最大最強の能力を獲得した進化の観点、連携した複数脳が処理する情報の側面、脳を有する有機炭素生命の生存環境と我々の宇宙における人類の存在の観点を含め、人類が抱えている課題は、過去・現在のみならず未来へ向けて相互に影響し合っている。
 本講議は政策科学の基礎科目として不可欠な公的計画の基礎理論を解説すると同時に、プランニング演習の入門講座としての役割もあわせ持つ。なお、日本で計画理論を開講している大学は国立大学法人を含め四学部のみであり、関西では政策科学部のみである。
 発熱や体調不良の場合は自主的に自宅待機を自分で判断して下さい。出席は取りません。manaba+Rの掲示板を通じた質問などは随時受け付けますので、受講生みんなが見れるようにする予定。また、教室やZoomによる質問時間も授業予定の定時から30分を予定します。
 定期試験を行わないため平常点(演習課題(レポートと一部小テスト)、それからエントリーレポートによる評価となる。ZoomIDとパスコード、エントリーレポート、各演習課題などの詳細についてはmanaba+Rの掲示板とコンテンツ(教材)を通じて行う。また質問は掲示板のQ&Aで全員に対して公開で行う予定です。Zoomの講義ID情報はmanaba+Rを参照して下さい。

病欠などでリアルタイムで参加できない学生にも考慮し、後日ビデオでの受講ができるように配慮します。
対面授業8回、メディア授業6回

受講生の到達目標

    人類が抱えている課題は、過去・現在のみならず未来へ向けて相互に影響し合っているため、これを総合的に解決していくことが必要である。本講議は政策科学 の基礎科目として、多くの政策課題間の相互連関性、発生の歴史的、社会的、国際的背景等について入門的に解説し、環境、都市そして国際という3分野の関連 する広範な政策の基礎知識としての公的計画の基礎理論を学ぶことを目的とする。同時に初めて学習するプランニングの入門講座としての役割もあわせ持つ。更なる計画の科学・計画の技術については大学院において供している。

事前に履修しておくことが望まれる科目

「計画理論」では主に公的計画の理論を学習する。事前に履修しておくべき科目は指定しないが、都市開発プランナー・行政プランナー志望者は本講義履修の後、関連する「環境計画、環境経済、環境経営、都市計画、まちづくり論、住宅政策、都市景観論、都市環境設計、都市経済論、政策分析・評価(年度により閉講のものも含む)」等も受講することが望ましい。 なお、経営学・商学・経営工学のフィールドである民間における私的計画に関する理論体系については本講義では扱っていない。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1 メディア授業(ハイフレックス)10/01

+R授業(事前のVOD)&イントロダクション
1 メディア授業(教室とZoomのリアルタイム•オンライン講義のハイフレックス型) Zoom URLはmanaba+Rの掲示板を見ること。10/15に遅刻・早退なく参加の上で、学生証がある場合のみ出席が加点されます。それ以外はエントリーレポートにて受講意思表明と受講実績として出席点とみなします。評価は演習課題の提出による平常点です。

社会科学と計画学、公共システム、Planning & Administration、Design & Management、計画理論の学理の系譜、Planning Theory, RCP, IP,SP,pTA, SEA, POP, SP et. al. 予測と推計、事前確定性、公的計画・公共計画、私的計画、唯脳論(政策科学の基礎とアプローチを読むこと )

2対面講義10/08 〜3対面演習 10/15

計画とはなにか? 都市とは何か?都市化社会と人工物の科学
対面演習回 
第1演習(教室での対面参加での出席点)
第3演習課題(エントリーレポート課題の提示)[40点]

10/15の第1演習は「未来史創生ゲーミング」を教室で実際に体験しながら未来を見通してみる演習となります。なお出席をとります。体調不良の場合は欠席届を提出してください[出席点5点+ゲーミングに最初から最後まで参加した者は参加点10点の合計15点]。各自、資料と年表を印刷してきてください(タブレットなどで直接PDFに書き込むこともできます)。また、サイコロアプリをDLインストールしておいてください。出席は学生証の読み取りで行います。遅刻した場合と途中で退出した場合には参加点はありません。

4 〜5対面講義10/22&10/29

サイバネティックスとシステムの科学、複雑系としての社会的計画、システムズ・アプローチ、社会システム、複雑系、プランニング・システム、生体システムと進化論、情報理論、学習理論

ビジョンとイメージ・プロセッシング、予測の科学・未来を語る言語、予測手法、推計と検定、シミュレーション&ゲーミング、ビジョニスト、未来の選択
第2演習課題(レポート課題の提示)[20点]

6 〜7 対面講義 11/05&11/12

計画の倫理、Plannerの倫理、プランナーの認識構造、プランナー教育とプランナー育自・プランナーの学習機構、プランナー、プランニング・スクール、計画家協会、計画系学協会、 プランナーの杖 、プランナー教育、公共プランナー、都市・地域計画家、社会システム・制度設計者・戦略家

計画技術と計画手法、計画技法 、計画の目標の創出と戦略・代替案の構築、Technology of Planning, Technology for Planning、ビジョン、ゴール、マイルストン、バックキャスティング、目的手段関係、戦略と戦術、インクリメンタルプランニング、 シナリオ・プランニング、リスク緩和

8対面講義 ~9メディア授業 11/19&11/26

プランニングにおける評価、意思決定と合意形成
メディア授業(リアルタイム•オンライン)
第3演習課題(エントリーレポート[40点])仕上げのための質問

事前評価、途中評価(モニタリング)、事後評価、リスク・アセスメント、リスク・コミュニケーション、 リスク・マネジメント

10対面講義12/03〜11メディア授業(ハイフレックス)講義12/10

計画チームのマネジメントと優れたプランナーの条件と育自の要点ーこれから先の長い人生における計画立案能力の自己育成のためにー

複数脳によるシミュレーションとプランニング・プロセス、
熟議型民主主義、コミュニティカフェ、サンドボックス、リビングラボ、トランジション・マネジメント

12〜13メディア授業(ハイフレックス)演習12/17&12/24

メディア講義
DXと新民主主義時代の公共計画、フューチャーデザイン

DXと新民主主義時代の公共計画のメディア授業
第4演習課題(最終レポート課題の公開)[25点]

14メディア授業(ハイフレックス)ディブリーフィング01/07

定時にメディア授業とZoomオンラインとのリアルタイム•オンライン講義
なお、時間が許せば、これからの時代について未来を考えるにあたってのハイブリッド・ディスカッション(対話)を行う場合があります。ディスカッションがあってもなくても、これに関連した最終課題(第4課題)が出されています。

DXと技術的特異点(2045)へむけた21世紀の持続可能な開発・地球温暖化・歴史都市防災計画・強靱化計画 のためのプランニング
Industry4.0、AI自動化社会、純粋機会経済と労働なき経済成長、市民科学とオープンデータ、計画科学の普及、CivicTech、AgriTech、FinTech、外交の科学化、新時代のコミットメントとエンゲージメント、シェアードエコノミー、エンゲージドエコノミー、ゲーミフィケーション・ゲーミファイド社会、e-Sports、政策立案の科学化、グローバリスト

授業実施形態

対面授業8回、メディア授業6回
詳細は「授業スケジュール」を参照のこと
メディア授業のZoomID: 937 6434 7452

授業外学習の指示

教科書、参考書を読んで予習することが必要。また、エントリーレポートをはじめとするプランニングに関する関連図書を適宜紹介するので、授業の前にあらかじめ読んでおくことが求められる。講義の後に自分のノートやメモを使って復習することが必要。講義のノートは項目ごとにmanaba+Rにアップロードされるため、これを各自ダウンロードして、自分のノートに追記すること。また、適宜、関連するシンポジウムやワークショップの参加機会も紹介する場合があるが、適宜レポート課題を提示する場合もある。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

エントリーレポートを含む演習課題(レポートあるいは小テスト)による。

成績評価方法(備考)

エントリーレポートが受講の意思表明・出席と見なすため、個別には出席は基本的にとらない。エントリーレポートの評価点を含む演習課題等の平常点 となる。
このため、受講希望生は〆切迄にエントリーレポートを提出すること。未提出の場合は自動的にF評価とする。また、最終試験はすべて持ち込み可能。エントリーレポート課題は授業で指示するが、manaba+Rへの期日までの提出が受講要件、未提出の場合もF評価とする。(教室では受け付けない)。

受講および研究に関するアドバイス

講義で話す内容の半分は「政策科学の基礎とアプローチ」の計画理論の章と「公共システムの計画学」です。 読んで予習しておくこと。また、初回の4回までの間に「政策科学の基礎とアプローチ」の計画理論を説明しますため、読んで受講すること。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
政策科学の基礎とアプローチ 見上崇洋、佐藤満他 ミネルヴァ書房 4-623-04020-8 教科書
公共システムの計画学 計画理論研究会編 技法堂出版 4-7655-2443-4 教科書
炭素文明論―「元素の王者」が歴史を動かす― 佐藤健太郎 新潮選書 4106037327 教科書 ・エントリーレポート図書
環境アセスメントとは何か――対応から戦略へ 原科幸彦 岩波新書 4004313015 教科書 ・エントリーレポート図書
幸せな未来は「ゲーム」が創る ジェイン・マクゴニガル 早川書房 415209229 教科書 ・エントリーレポート図書
テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか? ケヴィン・ケリー みすず書房 4622077531 教科書 ・エントリーレポート図書
進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来 マット・ リドレー 早川書房 4152096373 教科書 ・エントリーレポート図書

教科書(使用頻度、その他補足)

「公共システムの計画学 」はハードカバーは在庫が少ないため、図書館で借りるか古本を購入して予習することを勧めます。教科書となっているエントリーレポート指定図書は予め読んでおくことが望ましく、このうちどれか一冊についてエントリーレポートを書くことになる。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
数が世界をつくった I・バーナード・コーエン著 青土社 978-4-7917-6361-0 准教科書(近代計画の変遷)
文化遺産防災学「ことはじめ」篇 立命館大学文化遺産防災学「ことはじめ」篇 アドスリー 978-4-900659-91-9 准教科書(歴史都市防災計画)
Readings in Urban Theory Scott Campbell & Susan S. Fainstein Blackwell 0-631-22345-2 海外における都市学の教科書(本講義では参考図書)
Readings in Planning Theory Scott Campbell & Susan S. Fainstein Blackwell 0-631-22347-9 海外における計画理論の教科書(本講義では参考図書)
人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 井上智洋 文春新書 4166610910
ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき レイ・カーツワイル 日本放送出版協会 4140811676
シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき レイ・カーツワイル NHK出版 B009QW63BI

参考書(使用頻度、その他補足)

その他の参考書
「社会システム工学」、石谷久/石川眞澄著、浅倉書店
「社会理工学入門」、今田高俊/橋爪大三郎著、日科技連
「社会システム論」、公文俊平、日本経済新聞社
「システムの科学」、H.A.サイモン、稲葉元吉/吉原英樹訳、パーソナルメディア他
「システムシミュレーション」、森戸晋/逆瀬川浩孝著、浅倉書店
「リスク管理と統計解析」、石村貞夫/和田喜美雄著、東京図書
「計画のための最適化数学」、熊田禎宣/木谷忍著、井上書院
「関数解析による最適理論」、ルーエンバーガ著、増淵正美/嘉納秀明訳、コロナ社
「シナリオ・プランニングの技法」、ピーター・シュワルツ、東洋経済新報社
「計画の倫理」、鈴木光男、東洋経済新報社
「都市計画の挑戦」、蓑原敬、学芸出版社
"Planning in the Public Domain: From Knowledge to Action"", John Friedmann,
"Planning Theory (Planning Environment Cities) "", Philip Allmendinger,Palgrave Macmillan
"Planning Theory"", Andreas Faludi, Elsevier Science Ltd
"The Prospect of Cities"", John Friedmann, Univ of Minnesota Press"

参考になるwwwページ

日本都市計画学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/cpij/
日本計画行政学会
http://japa.agbi.tsukuba.ac.jp/
日本地域学会
http://jsrsai.envr.tsukuba.ac.jp/index_jap.html
アメリカ合衆国計画学会(American Planning Association: APA)
http://www.planning.org/
国際都市計画家・地域計画家協会(The International Society of City and Regional Planners :ISOCARP)
http://www.isocarp.org/
王立英国都市計画協会(Royal Town Planning Institute: RTPI)
http://www.rtpi.org.uk/
国際プランニング・スクール協会(Association of Collegiate Schools of Planning: ACSP)
http://www.acsp.org/
アジア・プランニング・スクール協会(Asian Planning Schools Association: APSA)
http://www.hku.hk/cupem/apsa/
ヨーロピアン・プランニング・スクール協会(Association of European Schools of Planning: AESOP)
http://www.aesop-planning.com/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/