授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
17824:映像と表現(GC) 2023 秋セメスター 月4 法学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部 前田 耕作 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

①映像の原点、②映像と表現の方法、③映像と社会、以上の3点を軸にし、歴史的視点と芸術産業におけるダイナミズムを土台として、多数の実例(視聴覚資料)を紹介しながら、映画表現と映像文化の諸相を検討していく。また、専門を問わずに様々な学問に取り組む上で基礎となる知識と思考法を提示する。

秋学期の(GC)クラスでは主として日本映画を扱う。
<なお、春学期の(GE)クラスでは主として外国映画を扱う>

受講生の到達目標

映像の歴史について基礎的な知識を身につける。
映像表現に関する基本的な特質や思考法を身につける。
映像メディアと社会との関係性に関心を持ち、考える態度を身につける。
映画映像産業のダイナミズムと映画映像文化形成への影響についての知見を獲得する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション/映画の黎明〜無声映画の時代〜戦前の日本映画
マキノ正博/山中貞雄/衣笠貞之助

無声映画と字幕と弁士/映画監督と映画俳優
日米におけるトラストの登場/映画とアトラクションと連鎖劇
カット割りの登場とトリック撮影
『雄呂血』『狂った一頁』『浪人街 : 第一話・第二話』『丹下左膳余話 百万両の壺
人情紙風船』『血煙高田の馬場』『恋山彦』『鴛鴦歌合戦』『風雲児信長』『カツベン』

2

日本映画の50年代・60年代
マキノ正博/内田吐夢/無責任シリーズ/鈴木英夫/怪獣映画

『次郎長三国志 第一部 次郎長売出す』『血槍富士』『人生とんぼ返り』『次郎長遊侠伝秋葉の火祭り』『日本無責任時代』『その場所に女ありて』『大魔神』『ゴジラ』『大怪獣ガメラ』『ガメラ : 大怪獣空中決戦』

3

石原裕次郎と勝新太郎
舛田利雄/蔵原惟繕/川島雄三/増村保造/勅使河原宏

『憎いあンちくしょう』『赤いハンカチ』『幕末太陽傳』『狼の王子』『二〇三高地』『座頭市血笑旅』『兵隊やくざ』『悪名』『悪名 一番勝負』『燃えつきた地図』

4

松竹ヌーベルバーグ/ATG1000万円映画
大島渚/吉田喜重/篠田正浩/黒木和雄/寺山修司/増村保造

『日本の夜と霧』『絞死刑』『少年』『マックス、モン・アムール』『秋津温泉』『戒厳令』『卑弥呼』『竜馬暗殺』『田園に死す』『曽根崎心中』

5

テレビの登場
テレビドラマ、テレビ映画

「寺内貫太郎一家」「ウルトラQ/ウルトラマン/ウルトラセブン」「ウルトラマンメビウス」「ウルトラマンネクサス」「傷だらけの天使」「大都会 PART I」「I探偵物語」「警視K」「踊る大捜査線(TVシリーズ)」「踊る大捜査線 THE MOVIE」「mother」「コンバット」「奥様は魔女」

6

東映任侠映画、実録映画、日活ニューアクション
マキノ雅弘/山下耕作/深作欣二/伊藤俊也/澤田幸弘/藤田敏八

『日本侠客伝』『関東緋桜一家』『博奕打ち 総長賭博』『仁義なき戦い』『県警対組織暴力』『女囚701号さそり』『反逆のメロディー』『野良猫ロック ワイルドジャンボ』『八月の濡れた砂』

7

ゲスト講義

8

若松プロ、日活ロマンポルノ、ピンク映画
若松孝二/神代辰巳/金子修介/高橋伴明/滝田洋二郎/周防正行/瀬々敬久

『ゆけゆけ二度目の処女』『処女ゲバゲバ』『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』『恋人たちは濡れた』『青春の蹉跌』『みんなあげちゃう』『TATTOO<刺青>あり』『はみ出しスクール水着』『おくりびと』『Shall we ダンス?』『余命1ヶ月の花嫁』

9

佐々木ATG、ディレカン、シネマプラセット
大森一樹/長谷川和彦/井筒和生/根岸吉三郎/長崎俊一/鈴木清順/阪本順治

『ヒポクラテスたち』『青春の殺人者』『ガキ帝国』『遠雷』『ロマンス』『東京流れ者』『殺しの烙印』『陽炎座』『どついたるねん』『KT』

10

角川映画、NCP、ディレカン、セントラル・アーツ
相米慎二/工藤栄一/澤井信一郎/大林宣彦/森田芳光/原田眞人/北野武/岩井俊二

『セーラー服と機関銃』『魚影の群れ』『台風クラブ』『ヨコハマBJブルース』『Wの悲劇』『時をかける少女』『家族ゲーム』『KAMIKAZE TAXI』『キッズ・リターン』『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『Love Letter』

11

ハリウッド映画の潮流
撮影所の黄金時代/TV映画の台頭と大作映画/exploitation映画とアメリカン・ニューシネマ/ブロックバスター映画

『赤ちゃん教育』『ローマの休日』『大脱走』『2001年宇宙の旅』『マッシュ』『ジョーズ』『エイリアン』『パーフェクトワールド』『フェイブルマンズ』『ミツバチのささやき』『惑星ソラリス』『ラスト、コーション』

12

立教ヌーベルバーグ、シネカノン、他
中田秀夫/黒沢清/塩田明彦/青山真治/濱口竜介/李相日/井口昇/真利子哲也/荒井晴彦

『リング』『EUREKA/ユリイカ』『カナリア』『クリーピー 偽りの隣人』『誰も知らない』『フラガール』『片腕マシンガール』『寝ても覚めても』『宮本から君へ』『火口のふたり』

13

大阪芸大、PFF、ゆうばり国際ファンタ

『ノン子36歳(家事手伝い)』『オーバー・フェンス』『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』『パン屋襲撃』『運命じゃない人』『いつか読書する日』『愛のむきだし』『起終点駅 ターミナルシンク』『一秒の温度』

14

女性監督

『乳房よ永遠なれ』『ゆれる』『おかんの嫁入り』『ニシノユキヒコの恋と冒険』『溺れるナイフ』『彼らが本気で編むときは、』『散歩する植物』『ロマンスドール』『明け方の若者たち』『よだかの片想い』『マイスモールランド』

15

実験映画/ドキュメンタリー映画
伊藤高志/松本俊夫/寺山修司/原一男/小川紳介/大島新/森達也

伊藤高志作品集、寺山修司作品集、松本俊夫作品集
『さようならCP』『ゆきゆきて神軍』『A(森達也)』『香川一区』『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ
高校大パニック(8ミリ版)』『20世紀ノスタルジア』『ルパン三世 カリオストロの城』

このシラバスに記載された「映画の題名」はあくまでも予定で、授業開始後変更されることがあります。
9/18に視聴予定作品をメンテナンスしました。概ねこの通りの視聴となる予定です。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCP レベル 1~2】
・対面授業にて実施。

【BCP レベル 3~4】
・当該期間中は《Web》にて実施する。
・《Web》はZOOMで開催の上、録画をVOD公開する。

授業外学習の指示

授業外学習のためにmanaba+Rを活用していく。
manaba+Rで出題される課題を提出し、授業で見出した疑問点を質問することで、授業時間外でも積極的に授業に取り組んで頂きたい。
授業で取り上げた映画などの映像作品のうち数本を授業外で鑑賞する必要がある(図書館に所蔵された作品他)。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

【1】期末レポート:30%
【2】ミニレポート(約3回を予定):50%
【3】毎回コメント・授業内発言・質問提出:20%

成績評価方法(備考)

【1】期末レポート:30%
【2】ミニレポート(約3回を予定):50%

・文章力、論理的思考力に基いて評価する。
・その上で授業内容の理解を踏まえて、対象映像作品に対して向き合い、かつデータ・参考文献等に基づく分析がなされているかについても評価する。

・【1】期末レポートでは、授業を通じて学んだことに基づいて、小論文を提出して貰う。
・【2】ミニレポートでは、授業で取り上げた映画などの映像作品を授業外で鑑賞した上で提出(約3回を予定)
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【3】毎回コメント・その他ミニ課題・授業内発言・質問提出:20%

・毎回コメントによって受講への取組みを確認する。
・授業内で発言することや、質問を提出することを加点対象とする。

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●単位の授与における評価ポリシーとしては、授業を通じて獲得した知識、文章力、分析力、鑑賞力、論理的思考力、反論力などを多面的に判断する。 成績評価は減点型ではなく加点型で行う。
 

受講および研究に関するアドバイス

授業を通じて知識を獲得する一方的な授業としてではなく、常に疑問点を探し考える力を追求し、他の受講者の考えを共有するためにも、質問の回答や提出課題に対する講評などについてフィードバックすることを重視し、多くの授業時間を割り当てる。この点を理解して、授業に臨んで貰いたい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
変貌する日本のコンテンツ産業 : 創造性と多様性の模索 河島伸子・生稲史彦編著, 前田耕作他著 ミネルヴァ書房 9784623066773
映画芸術 編集プロダクション映芸 2023年 冬号
争議あり : 脚本家荒井晴彦全映画論集 荒井晴彦 青土社 4791762118
日本映画時評集成 1976-1989 山根貞男 国書刊行会 9784336054838
日本映画時評集成 1990-1999 山根貞男 国書刊行会 9784336054845
日本映画時評集成 2000-2010 山根貞男 国書刊行会 9784336054821
映画への不実なる誘い : 国籍・演出・歴史 蓮實重彦 NTT出版 4757140819
見るレッスン 蓮實重彦 光文社 9784334045159
映画長話 蓮實重彦, 黒沢清, 青山真治 リトルモア 9784898153130

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

前田耕作・細井浩一[2012]「1970年代における米国映画産業復活の諸要因に関する一考察:パラマウント同意判決とTV放送による影響の検証を中心として」『立命館映像学』No.5。http://www.ritsumei.ac.jp/~hosoik/works/paper2012a.pdf

「産業組織とイノベーションをめぐる先行研究についての一考察 : 競争・イノベーション・大企業の効率性に関する解釈の再検討」『政策科学』第20巻第2号、2013年2月。http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/4694/1/ps20_2maeda.pdf

前田耕作・細井浩一[2012]「映画産業における寡占の形成と衰退:日米における<撮影所システムの黄金時代>の比較を通じて」『アート・リサーチ』vol.12。http://www.arc.ritsumei.ac.jp/oldarc/kiyou/12/AR_vol12_maedahosoi.pdf

前田耕作・細井浩一[2011]「日本映画におけるプロデューサーシステムの歴史的変遷に関する一考察:映画プロデューサーの再定義に向けての試論」『立命館映像学』no.4。http://www.ritsumei.ac.jp/~hosoik/works/paper2010c.pdf

経済産業省支援事業[2004]「プロデューサー・カリキュラム」, 内田康史・(株)C&R総研 http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/producer_curriculum.htm

令和3年版情報通信白書
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/index.html

アニメ産業レポート2021 サマリー(日本語版)
https://aja.gr.jp/download/anime-industry-report-2021-summary_jp?wpdmdl=1878&refresh=61f3ca720f01b1643367026

日本映画製作者連盟「日本映画産業統計」 http://www.eiren.org/toukei/index.html

林實(はやしまこと)[1980]『文書心得』
http://hac45.net/bunsho/1shou/index1.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

manaba+Rを活用していくので、「コースニュース」と「新規課題告知」のリマインダ設定をオンにすると共に、常に情報のチェックをするように心がけること。
「アンケート」機能や「レポート」機能を使って小論文の提出や質問の提出を受け付け、「小テスト」機能を使ってWEBテストを行うことがある。
授業レジメ等もmanaba+Rにコンテンツとしてアップロードしていくので、欠席をした際には参照して自習で補っていくこと。

なお連絡や問い合わせがあれば、下記メールアドレスに大いにメールされたし。
email:maeda_kosaku@yahoo.co.jp

※受講登録前の問い合わせ等も歓迎するのでメールされたい
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/