授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14640:東洋史概論Ⅱ(L) 2020 春セメスター 火2 文学部 鷲尾 祐子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

洋洋館YY302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

中国古代中世における政治・社会・文化

 秦ー唐までを対象として中国史を概観する。当該時期は帝制がひとまず確立する時期であり、宋以降の大きな変化を考慮してひとまとまりで扱われることが多い。儒教・仏教・官僚制・帝制・律令。大家族など、中国の社会と文化を構成する基礎的な要素の多くは唐までに出現している。爾後の中国にも深い影響を与えたこれらについて解説しつつ、当該時期の制度と社会の特質について説明する。
 授業は、講義形式で行う。各単元の終了時にコミュニケーションペーパーを用いて単元の内容に賄する質問、感想、意見の提出を求める。その中の特徴的なものを次回の授業冒頭で取り上げ、回答や捕捉説明をおこなう。またその前回の授業の不明点についても記述してもらい、次の授業で適宜回答する。

注意:
この講義は、四月二十八日の四回目講義までSkype for Businessで行います。

○Skype for Businessは、オンラインで遠隔会議をするためのアプリです。パソコン・携帯電話のどちらからでも参加可能です。(ワイファイ通信で参加されることを推奨します)。

○携帯電話で参加されるかたは、あらかじめアプリのインストールをお願いします。appストアで無料のインストールが可能です。

○音声が聞こえにくいことがあります。お手数ですが、聞こえにくい場合はイヤホンをお使いください。

○マナバのコースニュースに会議参加のためのurlを表示しますので、講義時間のやや前にそちらをクリックし、講義会場にアクセスしてください(通信が安定するまで時間がかかることがあります)。会場のurlは講義ごとに作成されますので、注意してください。
初回講義のurlのみ、こちらにも掲示しておきます。
https://meet.lync.com/ritsumei365-lt/ywt05756/U5QQB3SZ

○ハウリングをおこす可能性があるため、各自のマイクはミュートにしておいてください。

○Skype for Businessの使用手引き(pdf)をマナバに公開しておきますので、目を通していただけますと有り難いです。また、iPhoneによる参加手順を動画にしたものをアップしておきます。

受講生の到達目標

中国社会と文化の基礎的な構成要素について歴史的な背景の中において理解する。
あわせて、漢~唐にかけての政治・社会・国際関係などを概観し、中国の制度と社会秩序の原点を理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等

授業の進め方の説明。授業成績の説明。

東洋史における当該時期の位置づけと概観。

官僚制

秦漢 制度・郡国制から郡県制・律令

帝制と儒教

漢代~後漢政治、党錮、地方統治、豪族の力

兵役・軍隊・戦争

三国時代・魏晋南北朝時代・兵役・歩兵

裁判と法治

律令制の完成、魏晋南北朝時代、裁判制度

仏教の伝播と隆盛

五胡十六国時代、仏教、国家儀礼

戸籍

北魏、戸籍制、徭役、均田制

女性と労働

唐代の女性、公私

村落と都市

什伍制度・郷里・里坊制・村落・都市・江南経済の発達、長安の繁栄、

10

官吏登用制度・科挙

唐、中央官制・科挙

11

核家族・大家族

家族構成、夫婦、父母子

12

宗族

魏晋南北朝・房制・親族関係・父系

13

国際秩序

唐朝と諸民族、安史の乱、藩鎮体制

14

皇帝と外戚・宦官

唐代外戚・宦官・皇帝

15

秦ー唐の政治と社会

秦ー唐のまとめ

授業実施形態

授業外学習の指示

予習 下記参考書にみえる関連する時代の項目を読んでくること
復習 レジュメ・ノートを見てわかった点・不明点をまとめる

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
50

講義の内容を踏まえたレポート提出を課し、記述内容・理解度・文章力などを総合的に勘案して評価する。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

manaba+Rにて出席・質問などを確認し、講義でフィードバックする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
中国史 冨谷至・森田憲司(編) 昭和堂
アジアの歴史と文化 1-5 竺沙雅章ほか(編) 同朋舎
秦漢帝国 西嶋定生 講談社
魏晋南北朝 川勝義雄 講談社
隋唐帝国 布目 潮風 ・栗原 益男 講談社

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html