| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12816:[2025 秋セメスター]IR18‐DJ208 国際関係学セミナー(RF) | 2025 | 秋セメスター | 月2 | 国際関係学部 | 中川 涼司 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
9月20日までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。
国際関係学セミナーは各プログラムの基本文献となる古典的著作についてじっくりと読み込み、プログラムに適した専門性を養うことを目的としている。
RGクラスはアマルティア・セン『貧困と飢饉』を取り挙げて検討する。アマルティア・センは今日における開発論の代表的理論の一つである人間開発論のパイオニアであり、1997年にノーベル経済学賞も受賞している。Poverty and Famines(『貧困と飢饉』)はセンの比較的初期の代表作のうちの一つであり、後に展開される「潜在能力」(Capability)の概念はまだ萌芽的であるが、権原(Entitlement)の概念を駆使して、貧困と飢饉の発生原因とその対策について新たな見地を切り開いた著作である。
授業の方針は初回はレクチャーを行うが、それ以降は、受講者の報告と討論を中心とする。、
受講生の到達目標
権原アプローチによる貧困と飢饉の把握の仕方を理解する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 |
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アマルティア・セン、人間開発論、『貧困と飢饉』、報告分担 |
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| 2 | 第1章「貧困と権原」の検討 |
貧困、権原、交換権原、生産様式、雇用権原、飢餓 |
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| 3 | 第2章「貧困の概念」の検討 |
貧困、貧困ライン、生物学的アプローチ、不平等アプローチ、相対的剥奪、価値判断、政策上の定義 |
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| 4 | 第3章「貧困ー特定と集計」および今日の貧困 ※この章は短いので、今日における貧困の現状や貧困の捉え方についても調べて報告をしてください。 |
財と特性、ベーシック・ヒューマン・ニーズ、直接法と所得法、家族規模と同等成人、貧困ギャップ、、多次元貧困指数(MPI) |
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| 5 | 第4章「飢餓と飢饉」、第5章「権原アプローチ」の検討 |
日常的飢餓、飢饉、賦存量、交換権原、飢餓と権原の失敗、直接的権原の失敗、交換権原の失敗 |
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| 6 | 第6章「ベンガル大飢饉」の検討 |
食料総供給量(FAD)、交換権原、困窮化の階層的基盤、交換権原の極端な変化の要因、政府の失敗と理論の役割 |
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| 7 | 第7章「エチオピア飢饉」の検討 |
旱魃、総食料供給量(FAD)、直接的権原の失敗、交換権原の失敗、生活困窮者の経済的背景、農民の貧窮と権原、牧畜遊牧民と権原 |
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| 8 | 第8章「サヘル地域の旱魃と飢饉」の検討 |
サヘル地域、FAD、権原、農民と遊牧民 |
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| 9 | 第9章「バングラデシュ飢饉」」の検討 |
洪水、食糧輸入と政府備蓄、食糧総供給量(FAD)、被災者の職業分布と困窮度、労働力の交換権原 |
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| 10 | バングラデシュの経済発展と貧困問題(受講生による報告) |
バングラデシュ、経済発展、貧困問題 |
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| 11 | 第10章「権原と剥奪」の検討 |
食料と権原、世界の食料供給と権原、市場と食料の移動、権原の失敗としての飢饉 |
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| 12 | 「講演 飢餓撲滅のための公共行動」の検討 |
飢餓、公共行動 |
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| 13 | センの人間開発論および『貧困と飢饉』の意義と課題 訳者解説を利用して |
セン、人間開発論、『貧困と飢饉』 |
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| 14 | セン理論と国連開発計画(UNDP)、SDGs(レクチャーと討論) |
セン理論、国連開発計画(UNDP)、SDGs |
授業実施形態
授業外学習の指示
また本人の講義録であるセン『アマルティア・セン講義 経済学と倫理学』 (ちくま学芸文庫 セ 5-1)が分かりやすいかもしれない。
セン理論は人間の安全保障の理論にまで発展している。その点はセン『人間の安全保障』 (集英社新書)などを読んでほしい。
解説本としては、セン本人とも交流がある二人の解説本が信頼できる。鈴村興太郎、後藤玲子『アマルティア・セン: 経済学と倫理学 』実教出版。絵所 秀紀 , 山崎 幸治『アマルティア・センの世界: 経済学と開発研究の架橋 』 晃洋書房も開発経済学の著名な学者によるもので信頼性は高い。Youtubeなどでも多くの解説があるが、間違った紹介をしたり、理論的な解説になっていないものが多い。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 |
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 貧困と飢饉 (岩波現代文庫) | アマルティア・セン | 岩波書店 | 4006003668 | 978-4006003661 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/