| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 34796:環境政策(E) § 34797:環境・開発論(E) § 34798:環境・開発論(3X) | 2024 | 秋セメスター | 火4 | 経済学部,理工学部 | 島田 幸司 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
講義ではまず地球システムにおける環境問題発生の構造を概観したうえで,持続可能な開発目標(SDGs)に至る世界的な潮流を解説する。
そのうえで,第一に社会科学的な視点から,個人・企業の行動原理と環境問題発生の関連を「囚人のジレンマ」や「オープンアクセスの悲劇」といった理論・仮説を用いながら解説する。具体的な事例例としては,越境大気汚染と漁業資源枯渇を取りあげる。
第二に地球公共財としての気候や成層圏オゾン層の保全に焦点を当て,空間的・時間的なフリーライドを防ぐための国際的・国内的取り組みを論じる。
第三に,経済成長とエネルギー・環境との関係を「環境クズネッツ曲線」の考え方を使いながら論じるとともに,再生可能エネルギーの主力電源化に向けた現状や課題を論じる。また,土地利用・都市構造と環境の関係について「密度論」の視点から解説する。
第四には環境政策・規制と企業行動との関係を「ポーター仮説」や「汚染逃避仮説」といった観点から論じる。また,新たな環境問題へのアプローチとして,ESG投資やダイベストメントについても論を展開する。
第五に,貿易と環境との関わりを経済学的な視点から論じるとともに,開発による環境影響を未然に防止するための環境アセスメント制度について解説する。
授業の進行スタイルは,理論・仮説に関する解説を行ったのち,それを現実の環境問題に適用した演習問題(クイズ)を受講生自らの手で解くという進め方をとる。
受講生の到達目標
2) 実際に起きた環境問題を,社会科学の理論・仮説を適用しながら,その限界や乖離も含めて理解を深めることができる。
3) 簡単な数値・数式計算(四則演算,ベキ乗計算,微分の初歩)や経済学の入門的な知識を用いながら,実際に手を動かして環境問題とその要因との関係や環境政策の効果を実証する力を習得することができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | ガイダンス,講義概要とスケジュール,環境問題の構造・境界と要素間の相互作用 |
講義の狙い,プラネタリーバウンダリ―,システムダイナミクス |
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| 2 | ミレニアム開発目標(MDGs)から持続可能開発目標(SDGs)へ |
MDGs, SDGs |
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| 3 | 社会科学的にみた環境問題発生の原因[1] |
囚人のディレンマ,ゲーム理論,越境大気汚染 |
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| 4 | 社会科学的にみた環境問題発生の原因[2] |
オープンアクセスの悲劇,漁業資ストック,個別漁獲割当(IQ) |
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| 5 | 空間的・時間的な環境財へのただ乗り(フリーライド) |
気候変動,IPCC,フリーライド,京都議定書,パリ協定 |
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| 6 | 空間的・時間的な環境財へのただ乗り(国際協調の成功例) |
オゾン層破壊,フロン,代替フロン,モントリオール議定書 |
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| 7 | 経済発展と環境・衛生問題 |
環境クズネッツ曲線,所得水準,衛生指標,大気汚染,二酸化炭素 |
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| 8 | 経済成長とエネルギー |
ジェボンズパラドクス,エネルギー需給,価格・所得弾力性,揮発油税,地球温暖化対策税 |
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| 9 | 再生可能エネルギー普及の変遷と促進策 |
エネルギーミックス,メリットオーダーカーブ,固定価格買取制度(FIT),フィードインプレミアム制度(FIP) |
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| 10 | 土地利用・都市構造と環境負荷 |
茅恒等式,エネルギー集約度,炭素集約度,都市構造,人口・居住密度 |
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| 11 | 環境政策・CSRと企業の収益性 |
ポーター仮説,マスキー法,フロン規制,技術革新,環境,社会,働き方 |
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| 12 | 環境規制と企業の立地・投資戦略 |
汚染逃避仮説,ホスト国環境基準,海外直接投資 |
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| 13 | 環境問題への金融からのアプローチ |
ESG投融資,ダイベストメント |
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| 14 | 貿易と環境 |
環境ダンピング,GATT/WTO協定,輸入関税,輸出規制 |
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| 15 | 環境影響評価(環境アセスメント) |
スクリーニング,スコーピング,埋立,干潟,事業アセス,戦略アセス,多次元評価 |
授業実施形態
授業外学習の指示
各自で授業外学習として必ず解いて授業に臨んでください。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 50 | 定期試験により到達目標3)の達成度を評価する。 |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
50 | 2回のレポートにより,到達目標の1),2)の達成度を評価する。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| SDGs時代の食・環境問題入門 | 吉積・島田・天野・吉川 | 昭和堂 | 978-4-8122-2103-7 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/mr/lib/sogo/help_edmc.htm
OECDiLibrary:
http://www.oecd-ilibrary.org/
World Development Indicators:
https://databank.worldbank.org/source/world-development-indicators
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html