授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50315:観光システム論(BA) 2024 春セメスター 水4 経営学部 石崎 祥之 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC130講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 3年にわたるコロナ禍によって、観光分野での損失額が一年で135兆円に達するとの結果も報告されている。そこからの回復過程にある現在において、今後の基幹産業としての観光に期待が高まる一方で、外国人観光客の急増で「オーバーツーリズム(観光公害)」が、叫ばれると同時に深刻な人手不足による成長制約も危惧されている。従って、今、求められているのは持続的で健全な「コロナ後」の観光の在り方を探ることであるといえよう。
 その前提となるのは、「観光をめぐる状況を正確に理解する」ということであり、特にそれを「経営的視点」から見直すことが必要である。このような問題意識に基づいて、観光を経営的に理解し、その将来像を探ることを本講義の目的としたい。
 講義に際しては、できるだけ多くの事例に基づいて理解を深めてもらうようにするので、取り上げる内容は受講生の希望に応じて変更する場合があることをあらかじめ承知の上で、受講してほしい。

受講生の到達目標

①「システム」として成り立っている現代の観光を理解する
②観光を経営の視点から理解する
③観光産業の主要セクター(旅行会社、宿泊施設、交通機関、テーマパーク)などの相互連関について理解する

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

観光産業を概観する

観光を「システム」として理解する
観光産業の主要セクター間での収益格差の実態
コロナによる影響

第2回

観光の歴史を概観する

「観光革命」以前の旅
「旅」から「観光」へ
第一次観光革命の内容

第3回

第二次・第三次観光革命

第二次・第三次観光革命に共通する背景
第二次・第三次で異なる主要交通機関
アメリカン・エクスプレスに見る観光サービスの変遷

第4回

第4次観光革命

第四次観光革命を支えるLCC
情報活用で主役となったLCC
シェアエコノミーと情報化

第5回

旅行会社の観光革命への対応

マス・ツーリズムの波にのった旅行会社
個人旅行の効率化とパッケージツアー
旅行商品のコモディティ化

第6回

情報革命の進展と旅行ビジネスの変化

リアルエージェントからオンラインエージェントへ
流通を制する者は誰か
顧客情報の収集から活用へ

第7回

宿泊ビジネスの展開(ホテル)

マニュアル化とチェーン展開による外資系ホテルのグローバル化
日本のホテルはなぜグローバル化に乗り遅れたのか
日系ホテルの「三位一体経営」意義と限界

第8回

宿泊ビジネスの展開(旅館)

衰退する旅館ビジネス
転換期を迎えた旅館ビジネス
 ホテルへの転換
 新たな発想での旅館ビジネスの展開

第9回

観光システムからみた場合のテーマパーク経営(Ⅰ)

テーマパーク経営の根幹となるミッション
テーマパーク経営を特徴づける知的所有権の活用
テーマパーク経営を左右する土地問題

第10回

観光システムからみた場合のテーマパーク経営(Ⅱ)

テーマパーク経営のカギは入場者なのか
マーケティングの活用
タイムスパンを意識した経営戦略の展開

第11回

「作る観光」が生み出したもの

砂漠のまち・ラスベガスの発展
ギャンブル依存から家族で楽しめるエンターテイメントへ
MICEの重要性

第12回

MICEとIRの関係

MICEはなぜ観光にとって重要か
設備投資と施設維持の重要性
MICEを支えるためのIR

第13回

観光を支えるシステム

観光協会からDMO(Destination Management Organization)へ
観光振興財源の確保

第14回

「守る観光」から観光ビジネスへの展開

少子高齢化による地方の衰退と観光への期待
複合経営で新たな観光経営を生み出す
地域の宝をどう生かす

第15回

観光産業の未来展望

SDGsと観光
エネルギー多消費型観光は続くのか
観光のグローバル化と犯罪、検疫

授業実施形態

対面講義による

授業外学習の指示

 観光問題は身近な話題であり、様々なメディアで取り上げられることも多いトピックのため、普段からこれらの報道に注意を払い、興味を持ったトピックについてはより広く・深い情報収集や分析を行う習慣をつけておくことで、講義に対する理解が飛躍的に深まることになる。
 したがって、日ごろから日常的に情報収集に取り組み、問題意識を高めておくことが望ましい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

講義内容を正確に理解し、的確な用語を用いて回答できているかを採点基準とする。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 講義の受講にあたっては毎回レジュメを配布し、参考文献などについてはそこに記載することとする。
 講義に欠席した場合は翌週までに必ず、学びステーションで欠席回のレジュメを受け取っておくこと。1週間後には不要となったレジュメは廃棄される。
 

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

 
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://www.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/