授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15214:[2025 秋セメスター]社会学理論(S) 2025 秋セメスター 月1 産業社会学部 武岡 暢 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG406号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 社会学理論の基礎を学ぶ。社会学は社会調査などによって得られたデータを元に、社会の構造やメカニズムに関する理解を得ることで、もう少しマシな社会の可能性を探る学問である。
 社会学で重要なのは、データに基づいて議論する実証性と、それらの議論を散発的で場当たり的なもので終わらせないために理論を用いる体系性である。社会現象は実験が難しく(特定の現象は一回きりしか起きず、二度と再現されない)、しかも極めて多様なひとりひとりの人間の気まぐれな能動性が深く関わっているという意味で個別性が強い。こうした社会現象に対して「人それぞれ」とか「何でもあり」で思考を停止せず、粘り強くその傾向性や法則性を見出そうとしてきたのが社会学理論である。傾向性や法則性を目指すことから、社会学理論は社会調査の方向性を指し示したり、問題のありかを照らし出したりする働きも持っている。この講義ではそうした社会学理論の入門的な内容を理解することを目指す。

受講生の到達目標

・主要な社会学理論を正確に理解する
・それらがどのような問題の解決策として登場したかを理解する
・各理論がどのような概念のネットワークにおいて機能するのかについて理解する

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

社会学における理論の概要

調査、説明、一般化、社会学的想像力

2

ミクロ−マクロ問題

社会学的想像力、構造と主体、構造化理論、ハビトゥス

3

フェミニズム

ポストモダン・フェミニズム、インターセクショナリティ、社会主義フェミニズム

4

合理的選択とネットワーク

合理的選択理論、交換理論、ネットワーク論

5

エスノメソドロジー

エスノメソドロジー、会話分析

6

シンボリック相互作用論

プラグマティズム、意味、解釈、役割、一般化された他者、演劇論アプローチ

7

システム理論

オートポイエーシス、ダブル・コンティンジェンシー、社会の機能分化

8

ネオマルクス主義

批判理論、世界システム論、空間の生産

9

機能主義

構造機能主義、葛藤(コンフリクト)理論

10

中間まとめ

ここまでの授業の歴史的おさらい

11

ジンメル

大都市、ファッション、貨幣、秘密、社会の分化

12

ヴェーバー

理解、理念型、権威、合理性、合理化

13

デュルケム

社会的事実、道徳、社会分業論、自殺論、宗教生活の原初形態

14

マルクス

弁証法、労働、疎外、資本主義、搾取、階級闘争、史的唯物論

授業実施形態

第1~14回対面で実施する。
【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

予習:シラバスの授業スケジュールを参照し、参考書の該当箇所を読んでみる。
復習:参考書の該当箇所を読んでみたり、自身の手元にある本の索引で、授業で登場した概念や理論を探し、それらがどのように使われているかを確認してみる。また、社会学の事典類(弘文堂の『現代社会学事典』や丸善の『社会学事典』などが比較的新しい)に当たってみることも是非おすすめしたい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

授業内容の理解度と学習到達度を把握するため、授業で取り上げた概念や理論の説明あるいは考察を求める問題を課す。大問2問とし、第1問は、語句を答えたり、概念や理論などを簡潔に説明する記述式の小問群、第2問は提示された複数のテーマから一つを選び、それについて論述する形式とする。授業の性格上、取り上げた論者の名前や概念、理論など、基本的な事項は正確に覚えてもらわねばならず、その到達度を測るのが第1問である。また、その基本事項をおさえた上で、しっかり内容について自分なりに説明ができ、さらにそれについて考察を加えることができるかどうかを問うのが第2問である。なお、持ち込み許可物件はない。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

※※※2023年度よりレポート試験は廃止されています。期末レポート等を実施される場合には、「平常点評価」欄に「期末レポート」としてご入稿ください※※※

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

授業の理解度を確認するための小レポートを何回か提出してもらう。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
21世紀を生きるための社会学の教科書 ケン・プラマー 筑摩書房 978-4-480-51031-0 ちくま学芸文庫
社会学概論——何をどのように考えてきたのか 武川正吾・佐藤健二・常松淳・武岡暢・米沢旦 有斐閣 978-4-641-22242-7 有斐閣アルマ
クロニクル社会学 那須壽編 有斐閣 978-4641120419

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/