授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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14639:東洋史概論Ⅰ(L) | 2020 | 秋セメスター | 水4 | 文学部 | 谷 秀樹 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
それ故本講義では、一旦後世の正史による記述を等閑に付し、同時代史料に軸足を置いて再構成していくという手法をとる。
おそらく本講義の受講生は、先秦時代の実相と『史記』等の既成の史書(または高等学校で使用していた『世界史』教科書)との内容の乖離に驚くことも少なくないであろう。
なお、manaba+R上で提出する課題定期レポート(中レポート1回、大レポート1回)については、各々受理後に個別講評及び全体講評を行う。
受講生の到達目標
●中国の先秦時代の同時代史料(甲骨文、金文、簡牘)に対する理解を深めることが出来る。
●中国の先秦時代に関する、高等学校『世界史』の内容の誤謬を指摘することが出来る。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
第1回 | 中国古代史研究の視点〔―長期持続の歴史学について―〕 |
●ブローデルと「長期持続」;「構造史」の概念
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第2回 | 中国の新石器時代 |
●仰韶文化期の諸文化
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第3回 | 初期王朝〔二里頭文化・夏〕 |
●二里頭文化
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第4回 | 殷(1) |
●先商文化
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第5回 | 殷(2) |
●初期の殷王朝研究と疑古派・釈古派
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第6回 | 西周(1) |
●先周文化
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第7回 | 西周(2) |
●西周「中期改革」の諸相
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第8回 | 中国古代史の史料(1)〔殷周期〕 |
●甲骨史料〔占卜方式の変化と、殷王朝支配体制との対応関係〕
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第9回 | 春秋時代(1) |
●周王室の東遷期
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第10回 | 春秋時代(2) |
●春秋中期政治史〔晋覇・楚覇の両覇者体制確立期〕
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第11回 | 戦国時代(1) |
●戦国前期政治史〔三晋の形成と魏の覇権樹立〕
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第12回 | 戦国時代(2) |
●東周王朝と戦国時代〔「天下の共主」と「覇王」体制:兄弟国関係〕
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第13回 | 中国古代史の史料(2)〔春秋・戦国期〕 |
●『春秋左氏伝』、『国語』、『春秋事語』
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第14回 | 秦 |
●西周・春秋時代の秦史
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第15回 | 楚漢戦争から漢帝国への道程 |
●楚の「覇王」体制と漢帝国
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授業実施形態
授業外学習の指示
講義は、高等学校までの基礎知識を前提に進める(全くの初心者に対するような説明は省略する)ので、その辺りは自助努力で備えるように心掛けてもらいたい。
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 中レポートを1回、大レポートを1回実施する。出題はmanaba+R上で行い、提出受付もmanaba+Rで行う。中レポートは40点配点、大レポートは60点配点で合計点数を算出する。詳細については、manaba+Rのコースニュースで随時公示していく。出題する該当範囲の理解度及び文章作成能力を基準として成績評価を行う。 |
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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神話から歴史へ | 宮本一夫 | 講談社 | 4062740516 | |
夏王朝 | 岡村秀典 | 講談社 | 9784061598294 | |
古代中国 | 貝塚茂樹・伊藤道治 | 講談社 | 4061594192 | |
ファーストエンペラーの遺産 | 鶴間和幸 | 講談社 | 4062740532 | |
概説中国史(上) | 冨谷至・森田憲司編 | 昭和堂 | 9784812215166 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html