授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16562:IR18‐EBJ202 環境経済論(R) § 16563:IR-EBR202 環境経済論Ⅰ(R) 2024 秋セメスター 月4 国際関係学部 林 大祐 2

キャンパス

衣笠

授業施設

洋洋館YY202号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義では、環境経済学の基礎理論を学び、具体的な環境問題の原因・結果・対策方法を理解することを目的とする。環境問題は自然に起こる現象ではなく、人間の経済活動が引き起こす問題である。第二次世界大戦以降、人間の経済活動は拡大の一途をたどり、地球環境にも多大なる負荷をかけてきた。その結果、世界各地で産業公害、大気汚染、水産資源の枯渇などの問題が深刻化し、経済のグローバル化に伴い、海洋汚染、オゾン層破壊、気候変動といった地球規模の環境問題が発生するに至った。環境経済学は、現実社会で起こる環境問題の経済的な原因を解明し、具体的な解決策を示すことを目的とする実践的な学問である。講義を通じて、環境に優しく持続可能な社会の実現方法を考える。成績評価は、授業内に実施する小テスト(3回)と期末レポートに基づく。課題の講評は、授業中もしくはmanaba+R上で行う。

受講生の到達目標

• 環境経済学の基礎理論について理解を深める。
• 主な環境問題の原因と結果を説明できるようになる。
• 環境問題解決のための政策手段を論じられるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 経済学の基礎知識があれば本講義の理解に役立つが、必須ではない。本講義でもミクロ経済学の基礎を分かりやすく解説する。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション、環境経済学とは

経済と環境の関係、環境被害の構造、環境政策の目的と手段

2

外部性と市場の失敗

環境問題と外部性、外部費用、社会的費用、死荷重ロス、最適汚染水準、電力の社会的費用

3

日本の四大公害病

水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、政府の失敗

4

福島第一原子力発電所事故と日本のエネルギー政策

市場の失敗とエネルギー、ふるさとの喪失、地域分散型エネルギーへの転換

5

越境汚染をめぐる国際的対応 【小テスト①:出題範囲は第1〜4回授業の内容】

環境問題の原因と結果の国際化、越境汚染の4つの類型、欧州と北米の酸性雨問題

6

経済のグローバル化と公害輸出

環境正義、中国の癌村、ナイジェリアの油濁汚染、規制格差、底辺への競争、規制の虜

7

地球規模の環境問題

地球温暖化、共通だが差異ある責任、国連気候変動枠組条約、京都議定書、パリ協定、脱炭素化

8

自然資源管理のアプローチ

コモンズの悲劇、囚人のジレンマ、オープン・アクセス、公有制、私有制、共有制

9

計算問題のレビュー① 【小テスト②:出題範囲は第5〜8回授業の内容】

各自、授業中に指示された計算問題を事前に解いておくこと。

10

コモンズの共同管理

コモンズ/共有資源、コモンズの共同管理のための基本原理、入会林の共同管理

11

直接規制、環境税と補助金

直接規制、経済的手法、ピグー税、経済厚生の最大化、ボーモル=オーツ税、限界削減費用の均等化

12

環境財の所有権、排出量取引

コースの定理、取引費用、キャップ・アンド・トレード、限界削減費用の均等化

13

排出量取引の実践 【期末レポート出題】

京都議定書、クリーン開発メカニズム、ベースライン・アンド・クレジット、持続可能な開発

14

計算問題のレビュー② 【小テスト③:出題範囲は第10〜13回授業の内容】

各自、授業中に指示された計算問題を事前に解いておくこと。

15

授業内容に関するQ&A

授業実施形態

 全ての授業において原則「対面授業」とする。

授業外学習の指示

 各回の授業で指定された文献(リーディング)は必ず授業前に読み、問題意識を明確にして授業に臨むこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

• 小テスト3回:30%
• 期末レポート:70%
注)6回以上の欠席はF評価とする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 特別な支援を必要とする学生に対しては、授業運営において合理的な配慮を行うので、セメスター始めに教員に申し出ること。
 成績評価に関わる課題において不正行為があった場合、立命館大学学生懲戒規定に則り厳正に対処する(https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=227385&f=.pdf)。期末レポートの執筆にあたり、IRナビの「論文・レポートの書き方」を熟読し、引用方法と剽窃について理解すること(https://www.ritsumei.ac.jp/ir/ir-navi/technic/technic01.html/)。
 本科目では、人工知能(AI)の利用は推奨しない。期末レポートの執筆にあたり、予備知識を得るためのAI利用は妨げないが、AIで生成された情報をコピペしたり、改変して利用することは禁止する。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
環境経済学をつかむ(第4版) 栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 978-4641177246 2020年出版。環境経済学の入門テキスト。全授業回の3分の2程度でリーディングとして利用する。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html