授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50423:[2025 春セメスター]ミクロ経済学入門(P) 2025 春セメスター 火2 政策科学部 久下沼 仁笥 2

キャンパス

OIC

授業施設

AS251講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本講義はミクロ経済学の基礎理論を習得することを目的とする。人間の社会では様々な経済活動が行われている。家計(消費者)は財やサービスを購入・消費し、自らの満足感を高めようとする。企業(生産者)は、財やサービスを生産・販売し、利潤を得ようとする。他方で、家計が消費に使える予算は限られている。企業が生産活動を行うためには労働力や資本の投入するために費用を負担せねばならない。本講義では、こうした家計や企業が与えられた制約の下でどのような条件を満たすことが最適な行動(選択)であるのかを確認し、さらにはそれがどのように市場メカニズムに結びつくかについて、基本的な考え方を説明する。また、消費理論については、心理学に基づき現実の消費者の非合理的行動を説明する「行動経済学」の領域についても取り扱う。

受講生の到達目標

(1)市場取引に参加する主体間の関係を理解し説明することができる。
(2)各主体の経済活動を制約付き最適化問題として記述し、その最適条件の経済学的意味を理解し説明することができる。
(3)価格や所得の変化が主体の選択行動にどのような変化をもたらすかを説明し、さらにはそれが特定の財の市場の均衡(部分均衡)に及ぼす影響や他の市場も含めた複数の市場の均衡(一般均衡)に及ぼす影響を理解し説明することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特に無し

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

経済学の考え方

資源とは何か、市場とは何か、効率性と公平性
(対面授業)

【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

2

ミクロ経済学の分析対象

財市場と価格、労働市場と賃金、資本市場と利子率
(対面授業)

3

需要と供給

需要曲線、供給曲線、価格、数量、市場均衡
(対面授業)

4

消費理論(1)

効用、限界効用、無差別曲線、限界代替率、予算制約線とその変化
(対面授業)

5

消費理論(2)

効用最大化、代替効果、所得効果、需要曲線の導出
(対面授業)

6

消費理論(3)

上級財、下級財、ギッフェン財、代替財、補完財
(対面授業)

7

消費理論(4)

価格弾力性、所得弾力性、交差弾力性
(対面授業)

8

行動経済学(1)

プロスペクト理論、フレーミング効果、おとり効果、アンカリング効果、バンドワゴン効果、現状維持バイアス、現在志向バイアス、初頭効果
(対面授業)

9

行動経済学(2)

ウィンザー効果、ツァイガルニック効果、テンション・リダクション効果、バーナム効果、ザイオンス効果、ピークエンドの法則、心理的リアクタンス
 (対面授業)

10

生産理論(1)

生産関数、等量曲線、技術的限界代替率、短期の総費用曲線、限界費用曲線、平均費用曲線
(対面授業)

11

生産理論(2)

利潤の定義、利潤最大化、供給曲線の導出、損益分岐点、操業停止点
(対面授業)

12

完全競争市場と均衡(1)

市場均衡の条件、市場の需要曲線と供給曲線、完全競争市場の条件
(対面授業)

13

完全競争市場と均衡(2)

市場均衡の効率性、消費者余剰、生産者余剰
(対面授業)

14

完全競争市場と均衡(3)

市場均衡の安定性、ワルラス調整過程、マーシャル調整過程、くもの巣調整過程、まとめ
(対面授業)

授業実施形態

原則、対面授業で実施します。場合によっては、メディア授業(Zoom上でのライブ授業等)で実施する回もあります。

授業外学習の指示

政策科学の基礎となる経済学の一分野であり、特に市場均衡と資源配分の効率性について理解することが大切です。また、消費者の行動原理を理解することは、民間企業での企画・マーケティングの業務だけでなく、政策の効果的な実施方法を考える上でも有用です。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1回8~12点×10回の授業課題の採点結果に基づいて評価します。内容は、記述式のレポートや計算問題など。

成績評価方法(備考)

平常点評価は、manaba+Rに提出してもらう課題の採点結果に基づきます。

受講および研究に関するアドバイス

(1)配信される講義資料でポイントを抑え、「記憶」よりも「理解」を優先してください。入門段階では、経済理論の現実経済に対する説明力よりも、まずは論理展開の整合性をしっかりと理解することが大切です。
(2)数学は四則算のみで十分に理解できる内容です。1次関数の作図だけ復習しておいてください。
(3)課題レポートは、自分の理解を整理するための作業として取り組んでください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

配信される資料が教科書になります。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ミクロ経済学入門・新版 吉田・角本・青木・久下沼・水野 成文堂 9784792342456
行動経済学の使い方 大竹文雄 岩波新書 4004317959

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/