授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14923:[2025 秋セメスター]文学と社会(GD) 2025 秋セメスター 月5 法学部,産業社会学部,文学部 熊谷 昭宏 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG201号教室

授業で利用する言語

 日本語

授業の概要と方法

文学は社会と旅をどう映してきたか―日本近代文学と社会―

 文学作品はフィクションである。しかし、それは、文学作品の内容が現実と無関係であるという意味ではない。文学作品は、書かれた(読まれた)時代の社会や風俗、また、そこに生きた人々の感情を、様々な形で映し出す。
 本講義では、明治時代から現代までの文学作品を中心に、作品の設定や主題、技法等を紹介しつつ、そこに表われている思想や感情、そして社会的な諸事象がどのように描かれているかを解説し、その意義について考察する。
 授業は講義形式(対面授業)で行い、各単元の終了後、授業で学んだことやその応用、質問等をまとめた小レポートの提出(manaba+Rへ)を求める。その中で重要と思われるもの、アドバイスが必要であると思われるものについては、次回の授業冒頭で取り上げ、回答、補足説明を行う。試験の論題は、受講生の理解と関心を考慮して、授業スケジュールの後半で提示する。

受講生の到達目標

①小説作品を中心とした文学作品の読解方法を知ることができる。
②小説作品に投影された時代(発表時や作中時代)の特徴や背景を理解できる。
③明治から現代までの社会・旅と文学の変遷を把握できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

森鷗外「舞姫」

【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照。】
明治のエリートと洋行・西洋と東洋

第2回

田山花袋「野の花」

青年の上京と帰省・故郷の「発見」

第3回

明治の紀行文(田山花袋「月瀬紀遊」ほか)

明治の紀行文・美文の表現

第4回

国木田独歩「武蔵野」

郊外風景の「発見」・風景描写の近代化・近代人の散歩

第5回

「写生文」と旅(高浜虚子「斑鳩物語」ほか)

「写生」と旅の親和性・旅を書くアマチュアたち

第6回

夏目漱石「虞美人草」

明治の京都・明治の鉄道旅行

第7回

夏目漱石「こころ」①

明治の学生の旅・男同士の絆

第8回

夏目漱石「こころ」②

散歩と都市のイメージ

第9回

田山花袋「山の悲劇」

登山を趣味とする人々・山岳イメージの変化

第10回

春日俊吉「傷痕」

山岳遭難の増加とメディア・遭難記と遺族

第11回

堀辰雄「大和路」諸篇①

1930年代の奈良観光・和辻哲郎『古寺巡礼』の影響力

第12回

堀辰雄「大和路」諸篇②

「日本回帰」と「大和路」諸篇

第13回

川端康成「美しさと哀しみと」

戦後の観光ブーム・東海道新幹線開業前夜の京都

第14回

旅に注目して文学作品を読むことの重要性と面白さ・期末レポート指導

旅の変化と文学の変化・旅の場面と近代文学の主要問題

授業実施形態

●対面授業にて実施。 

●「+R授業」を受講して授業のルールを把握した上で、最初の対面授業に臨むこと。

授業外学習の指示

 授業で取り上げる作品を読んでくるのが望ましい。長編の場合でも、作品の雰囲気や表現の特徴を掴むことができる程度の予習を行うと、授業内容の理解がスムーズになる。作品は、各自で購入するか、図書館で借りるなどして読むこと。予習に限っては、『青空文庫』(https://www.aozora.gr.jp/)を利用してもよい(ただし、未公開のものもある)。閲覧が困難な作品については、本文を用意し、提供する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①平常点 50%
 毎回、授業内容の理解度を確認する小レポート(400字程度)を課し、授業の参加度を勘案する。
②期末レポート 50%
 授業内容について的確に理解できているかどうかを確認するためのレポート試験を課す。

成績評価方法(備考)

●10回以上の出席を有効評価の基準とする。
●欠席、遅刻、早退の多い学生の単位は認めない。
●期末レポートの提出期限・提出先は厳守すること。
●授業を受けたとは思えない(または対象作品を読んだとは思えない)小レポートや期末レポートは評価対象外とする。
●小レポートおよび期末レポートにおけるカンニング・剽窃・AIの不適切な使用を禁止する。
●小レポートで不正があった場合は、期末レポートの提出を認めないこともある。
●期末レポートで不正があった場合は、単位不認定とする。

受講および研究に関するアドバイス

 授業で取り上げる作品や指示した参考書を読んでくると、授業内容の理解が深まる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 資料を配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

 授業で適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/