授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51557:[2025 秋セメスター]産業技術論(BA) 2025 秋セメスター 月3 経営学部 中村 真悟 2

キャンパス

OIC

授業施設

C372講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業概要】
 本授業では、産業技術を「ものやサービスをつくるための手段」として捉え、その基本的概念、歴史的展開、最新動向、今日的課題についての理解を深めます。このことは、1)機械化・情報化の進展が生産技術と労働の関係にどのような影響をもたらすのかという「技術」の役割に関する基本的理解、2)生産技術の進展が今日のSDGsに関連する諸問題(貧困、ジェンダー、環境、地域など)にどのように関わっているのかという「技術」と社会との相互作用、を理解する上で重要です。
 本授業では、まず生産技術とは何かの理解からはじめ、古代〜現代に至る生産技術の展開を確認します。その上で、①情報技術(デジタル・AI)の導入が生産技術や生産活動にどのような変化をもたらしているのか、②温暖化、プラスチックの海洋汚染、資源枯渇といった社会的課題に対して生産技術はどのような取り組みをしているのか、を学んでいきます。

【授業方法】
 原則、対面で授業を実施します。また授業に応じて映像や討論形式を実施し、受講生の皆さんの理解を確認するようにします。また毎回ではありませんが、授業内容の理解に関する小テスト(オンデマンド方式)を行います。 なお、授業内容のいくつかはゲスト講演を予定しているが、調整との関係で授業回数の前後、授業内容の若干の変更がありえます。

受講生の到達目標

本授業の学習を通じて到達できることは以下の3点です。
①技術とは何かを社会科学の視点から具体的に説明することができる。
②生産技術の歴史的展開について幾つかのワードを使いながら端的に説明することができる。
③生産技術の変化が生産活動に及ぼした影響について具体的な事例を用いて説明することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業ガイダンス

シラバスの解説、基本用語の確認
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

生産と技術

キーワード:生産、技術、技能、付加価値、生産性

3

生産技術の歴史(1)ークラフト生産と技術ー

キーワード:道具、技能、塾練、経験、伝統

4

生産技術の歴史(2)ー機械・装置の登場ー

キーワード:機械、装置、代替、技能、素材の変化

5

生産技術の歴史(3)ー大量生産技術の成立ー

キーワード:自動機械、専用工作機械、搬送技術、電力

6

生産技術の歴史(4)ー機械と情報技術の結合ー

キーワード:市場の成熟化、変種変量生産、自動制御(PLC、DCS)、機械技術と情報技術の結合

7

生産技術の歴史(5)ー生産技術の今日的展開ー

キーワード:情報通信技術、規格化、インダストリー4.0

8

生産技術の最新動向(1)ー製造業向けプラットフォームの構築ー

キーワード:プラットフォーム、デジタルツイン

9

生産技術の最新動向(2)ー生産技術のサービス化 ー

キーワード:ものづくりのサービス化

10

産業技術の最新動向(3)ー生産的労働はどこで行われているのか①ー

キーワード:生産過程の国際分業、外部化、格差

11

産業技術の最新動向(4)ー生産的労働はどこで行われているのか②ー

キーワード:技術、技能、安全、ギグ・ワーク、クラウド・ワーク

12

産業技術の最新動向(5)ーサーキュラー・エコノミー①ー

キーワード:動脈産業、静脈産業、資源循環、経済循環、動静脈連携

13

産業技術の最新動向(6)ーサーキュラー・エコノミー②ー

キーワード:動脈産業、静脈産業、資源循環、経済循環、動静脈連携

14

まとめと検証テスト

授業全体のまとめと理解度を確認する検証テスト

授業実施形態

第1〜14回とも原則対面で実施します。
ただし、ゲスト講演者の都合でメディア授業が実施される可能性があります。

授業外学習の指示

本授業の理解を深める上でおすすめなのが、ものやものの作り方に関する写真、絵、動画等を見ることです。授業一般に言えることですが、受講生に授業内容に関するイメージが少しでもないと、授業担当者がどのような授業の工夫をしても受講生の理解を深めることはできません。以下、おすすめの番組、動画は以下の通り。

1)「知られざるガリバー」(テレビ東京)https://www.tv-tokyo.co.jp/gulliver/
  様々な日系企業の取り組みを紹介しています。多くは何かしらの「もの」を作っている企業です。
  情報技術を活用している企業などの事例を見ておくと現代の製造業での情報技術の活用のイメージが湧きます。また皆さんの知らない企業でも「すごい!」という企業が見つかるかもしれません。

2)AMANO SCOPE 天野眞也「工場見学」(youtube動画)
  様々な工場見学の視察の様子をYoutubeで公開。特にスマートファクトリー、DXといった工場のデジタル化の取り組みを映像を通じて理解するにはおすすめ。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

小テスト(オンデマンド)を4回程度実施(40%)。
授業内試験(60%)。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
テクノロジーの世界経済史 カール・B・フレイ, 日経BP ‎ 978-4822289027
技術革新と不平等の1000年史 ダロン・アセモグルほか 早川書房 978-4152102942
プロフェッショナルの未来 ダニエル・サスカインドほか 朝日新聞出版2 978-4023315655
The Work of the Future:AI 時代の「よい仕事」を創る デイビット・オーターら 慶應義塾大学出版会 978-4766429138
ゴースト・ワーク メアリー・L・グレイら 晶文社 ‎ 978-4794973481

参考書(使用頻度、その他補足)

授業の一部(特に後半)は参考書の内容を踏まえて作成しています。ただし、適宜授業内でこの内容はこの参考書などの詳細は示されない場合があります。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/