| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12811:[2025 秋セメスター]IR18‐DJ208 国際関係学セミナー(RA) | 2025 | 秋セメスター | 月2 | 国際関係学部 | 中野 克彦 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
ヨハン・ガルトゥング著『構造的暴力と平和』(高柳先男ほか訳、中央大学出版部、1991年)を講読する。国際関係学および平和学の重要な基礎文献であり、構造的暴力の概念を理解するうえで不可欠な内容である。文献を批判的に徹底的に読み込むことで、平和学の基礎理論と概念的応用を理解することを目的とする。テキストを通じ、次のテーマを深めていく。
・暴力とは何か。平和とは何か。定義とその諸側面。
・個人的暴力と構造的暴力
・「平和研究」の定義
・帝国主義の定義とその構造的理論
・帝国主義の書類系とメカニズム
・冷戦の構造的理解:全体論からのアプローチ
・平和学からみた冷戦の終焉と平和政策
・構造的暴力と文化的暴力
・ガルトゥング理論の応用:グローバル化と構造的暴力、帝国主義
また、講義の後半では、構造的暴力の提唱以降のガルトゥングの理論的展開や平和活動についても補足し、ガルトゥング平和学の展望を示す。
<形式>
・対面形式。毎回、各受講生は担当章を要約し、自身の議論を展開して、それをもとに全体討議をおこなう(報告者は、担当章の概要とコメントを纏めたレジュメを作成すること。報告日の前の週の土曜日夜までに、マナバの「プロジェクト」に報告レジュメのPDFデータをアップロードすること)。
・質問は討議の際に受け付ける(講義後はマナバのコレクションでも受け付ける)。
・講師のメールアドレスをマナバに掲示する。随時コレクションで連絡・質疑等を受け付ける。
・受講生の報告内容及びコメント等については、報告当日もしくは次回講義においてフィードバックを行う。
・受講生の理解度や疑問に応じ、マナバで必要な資料を随時補足することで、理解度を深めていく。
【+R 授業について】9 ⽉20 ⽇までに、manaba+R のコースニュースに+R 授業の案内を掲載する。必ずmanaba+R のコースニュースを確認すること。
受講生の到達目標
・構造的暴力の理論、(平和学を通じた)帝国主義の構造理論について理解することができる。
・文化的暴力の理論を理解できる。
・ガルトゥングの理論を習得することで、平和学の視座から国際情勢を理解することができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | イントロダクション |
講義の進め方。テキストの概要と意義。発表者の割り当てと各章の配分。
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| 2 | 第1章「暴力、平和、平和研究」前半 |
「暴力」の定義と諸側面、個人的暴力と構造的暴力、個人的暴力と構造的暴力の関係 |
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| 3 | 第1章「暴力、平和、平和研究」後半 |
「平和」の定義と平和理論の展開、「平和研究」の定義、ガルトゥング平和学の理論的要点 |
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| 4 | 第2章「帝国主義の構造理論」前半 |
「帝国主義」の定義、帝国主義のメカニズム、帝国主義の諸類型 |
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| 5 | 第2章「帝国主義の構造理論」後半 |
帝国主義理論の実証的・理論的検討、「中心」と「周辺」の定義、現代における「帝国主義」とは? |
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| 6 | 第3章「冷戦・平和・開発:大西洋と太平洋、二つの戦域の比較」前半 |
平和学を通じた冷戦の理解、全体論からみた冷戦の一般理論 |
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| 7 | 第3章「冷戦・平和・開発:大西洋と太平洋、二つの戦域の比較」後半 |
大西洋戦域と太平洋戦域の比較、ガルトゥング冷戦論は現在の世界にいかなる視座を提供するか |
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| 8 | 第4章「東欧1989年秋、なにが、なぜ起こったのか:理論的スケッチ」 |
東欧革命における「民衆のパワー」、「政治の優位」、「平和政策」の検討 |
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| 9 | 全体討議:「構造的暴力」の理論的整理 |
テキスト全体の読解をふまえた全体討議、疑問点と論点の整理 |
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| 10 | ガルトゥング平和学理論の応用1 |
現在の世界における「構造的暴力」の応用(参考文献 Galtung, Peace by Peaceful Means) |
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| 11 | ガルトゥング平和学理論の応用2 |
文化的暴力(参考文献 Galtung, Peace by Peaceful Means) |
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| 12 | ガルトゥング平和学理論の応用3 |
直接的暴力・構造的暴力・文化的暴力の関係性(参考文献 Galtung, Peace by Peaceful Means) |
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| 13 | 『構造的暴力と平和』で得た学びを、今後の学びにどう生かしていくか:受講生の個人報告1 |
テキストの任意の章(部分)を選択し、自身の理解とコメントを発表する。今後の自身の学びにどうつなげていくか。 |
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| 14 | 『構造的暴力と平和』で得た学びを、今後の学びにどう生かしていくか:受講生の個人報告2 |
テキストの任意の章(部分)を選択し、自身の理解とコメントを発表する。今後の自身の学びにどうつなげていくか。 |
授業実施形態
授業外学習の指示
受講生は、各自割り当てられた章について、講義の前に熟読し、プレゼンテーションの準備をおこなう。レジュメを作成し、事前にマナバの「プロジェクト」にアップロードする。
・事前学習(発表者以外)
事前に配布された各章を講義までに読む。
・事後学習(受講生全員)
講義内容に対するコメントを、毎回、出席カードの「自由記述欄」に記入して提出する。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | プレゼンテーション 60%
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 『構造的暴力と平和』 | ヨハン・ガルトゥング(高柳先男ほか訳) | 中央大学出版部 | 978-4805712115 | 1991年 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ガルトゥング平和学の基礎 | ヨハン・ガルトゥング (著), 藤田 明史 (編集, 翻訳) | 法律文化社 | 978-4589040275 | |
| Peace by Peaceful Means: Peace and Conflict, Development and Civilization | Johan Galtung | SAGE publications | 978-0803975118 | |
| Searching for Peace - Second Edition: The Road to TRANSCEND | Johan Galtung , Carl G. Jacobsen | Pluto Press; New版 | 978-0745319285 | |
| ガルトゥングの平和理論: グローバル化と平和創造 | ヨハン ガルトゥング (著), 木戸 衛一 (翻訳), 小林 公司 (翻訳), 藤田 明史 (翻訳) | 法律文化社 | 978-4589029577 | |
| ガルトゥング紛争解決学入門: コンフリクト・ワークへの招待 | ヨハン ガルトゥング (著), 藤田 明史 (翻訳), 奥本 京子 (翻訳), トランセンド研究会 (翻訳) | 法律 | 978-4589036216 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/