| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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| 10584:[2025 春セメスター](芸)博物館情報・メディア論(A) § 10585:博物館情報・メディア論(A) | 2025 | 春セメスター | 火2 | 文学部,映像学部,文学研究科 | 高野 紗奈江、中村 亜希子、畑野 吉則、山口 欧志 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
このテーマを,畑野・高野・中村・山口の4名の講師がリレー形式で講義をおこないます。
学芸員にとって博物館・美術館の収蔵品をコンテンツとしてアーカイブ、科学分析、管理、公開するためにデジタル技術は、避けて通れなくなっています。
この授業では、学芸員が扱う文化財の持っている情報を抽出し、デジタル化する技術について実習的に学習し、取得したデジタルデータを数理統計学や情報処理技術を利用して人文科学研究へどのように応用し、そのデジタルデータを博物館、美術館等で、どう活用し、発信していくかについて実際の研究事例を中心に学習します。
また、実際の博物館で、得られたデジタルコンテンツを活用、発信するためのデジタル技術についても実践に即した形で学びます。
授業実施形態は、初回のみメディア授業で、二回目以降は対面授業の予定です。授業内容に関するフィードバックは、対面での質疑応答とmanaba+Rを利用しておこなうことができます。
それぞれの講師の授業のテーマは以下の通りです。
畑野 平面物を多様なデジタルデータ化
高野 微細な痕跡を新たな技術を用いていかに読み解くか
中村 立体物を三次元化して多様な活用
山口 フィジカル空間とサイバー空間を利用して実物をいかに展示するか
受講生の到達目標
・原資料から情報を取り出し、デジタル化する意義とそれを知識にする情報処理技術の基礎を身に付けることができる。
・デジタルコンテンツを作製するための、デジタルアーカイブ技術の基礎を習得できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
・情報処理入門
・人文学のための情報処理Ⅰ
・人文学のための情報処理Ⅱ
・デジタル人文学入門
・デジタル人文学概論
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回/山口① | 講義の概要/博物館とデジタル技術/キャリアパス |
※【20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照してください。】
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| 第2回/畑野① | 博物館が取り扱うデジタルデータ ―作成・管理・活用 |
これまで博物館は、社会教育施設として、資料の①収集・保管、②展示・教育、③調査・研究をおこなうことが求められていました。しかし近年、デジタル技術の進歩によって、博物館に求められる役割・機能が多様化・高度化しています。このような背景のもと、令和4年度の博物館法改正では、「博物館資料のデジタル・アーカイブ化」が追加されました。そこで第2回講義では、博物館で取り扱うデジタルデータの作成や管理、活用の実例を紹介し、その特徴を学びます。 |
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| 第3回/畑野② | 博物館資料情報の標準化と公開 ―IIIFとデータ連携 |
近年、欧米の図書館学を中心に、デジタル画像へのアクセスを標準化して相互運用性を確保するための国際標準規格として「IIIF(トリプル・アイ・エフ/ International Image Interoperability Framework)」が普及しつつあります。また日本でも、様々な分野のデジタルコンテンツを横断検索できるウェブサービスによって、ユーザが多様な情報を関連付けてデジタル空間上で整理・再構築することができるようになりました。そこで第3回講義では、このIIIFの技術やウェブサービスの事例から、資料情報の標準化と公開のための考え方や方法について学びます。 |
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| 第4回/畑野③ | デジタルコンテンツの多様化 |
近年のオンラインサービスやデジタルコンテンツへの需要の高まりによって、多様なウェブサービスが誕生しています。例えば、国内外の博物館や美術館では動画コンテンツを配信したり、Google Arts & Culture等のオンラインプラットフォームでは、従来のデジタルコンテンツの検索・閲覧だけでなく、博物館や美術館のなかをストリートビューで歩いたりと、ユーザはより多様な視点でデジタルコンテンツに触れることができるようになりました。そこで第4回講義では、国内外の事例をもとに、多様化したデジタルコンテンツの提供の方法について学びます。 |
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| 第5回/高野① | 〝ひかり拓本〟の実践と知能情報学的研究の紹介 |
第05回・06回を担当する講師・高野は、日本列島先史時代の縄文文化を研究しています。考古学の基礎的な研究方法を土台にしつつ、近年はAI(人工知能)を研究に導入し、新しい研究方法の開拓にもチャレンジしています。本講義では、縄文土器研究におけるAIの活用例を解説します。また、上椙英之氏によって近年開発された‘ひかり拓本’(ひかり拓本プロジェクト (nich.go.jp) )の研究利用の展望も紹介します。 |
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| 第6回/高野③ | 博物館展示の実際-京都大学総合博物館の事例-(+①回目のフォローアップ) |
講師・高野が所属する京都大学総合博物館は、自然史・文化史・技術史から構成される総合博物館です。常設展のほかに、各分野の専門家が分担して、企画展や特別展を計画し、開催しています。展示の企画や関連する行事の準備など、様々な準備が同時並行で進む展示の裏側の実際を、具体的な事例を通して紹介します。また、学芸員にとって日々の大切な務めである資料保管環境への取り組みもあわせて、お話しします。 |
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| 第7回/中村① | コロナ禍以降における博物館の取り組み |
2019年に発生し、翌年から世界中に流行した感染症Covid19により、多くの博物館が長期間にわたる休館を余儀なくされました。いっぽうで、この間、YouTube等による動画配信や、さらにはデジタルミュージアム等の整備が急速に進められ、新しい博物館のあり方が模索されました。2022年4月に改正された博物館法では、博物館の事業として新たに「博物館資料のデジタルアーカイブの作成と公開」が位置づけられ、博物館事業のDXを促進するInnovate MUSEUM事業が進められています。第7回授業では、これらコロナ禍以降における博物館の取り組みについて扱います。 |
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| 第8回/中村② | 身近になった三次元データ |
かつて、三次元計測は高価な専用の機材を必要とし、一般的には縁遠い存在でした。しかし、2010年代以降、廉価な3DスキャナやSfM-MVS(Structure from Motion and Multi-View Stereo)のソフト、さらにはスマートフォンやiPhone等のカメラやアプリの開発・機能拡充が進み、手軽に三次元データを取得することが可能となってきました。第8回講義では、文化財の記録・調査にも使用されるようになってきたこれらの手法について、概要をお話しします。 |
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| 第9回/中村③ | モバイル端末を用いた三次元データの取得 |
前回の講義で扱った三次元データの取得方法のうち、スマートフォンやiPhone等のモバイル端末を用いた三次元データの取得方法について、いくつかのアプリを取り上げ、実技を交えて具体的に説明します。また、取得したデータの特徴や、データ取得時・利用時の諸注意点についても解説します。 |
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| 第10回/中村④ | 高精細な三次元データの展示・研究における利活用 |
第10回講義では、3Dスキャナや SfM-MVS(Structure from Motion and Multi-View Stereo)等によって取得する高精細な三次元データについてお話しします。それらによって得られたデータは、近年、博物館の展示や研究の分野でも盛んに利活用されるようになってきました。本講義では、いくつかの実例を紹介し、今後の展望についてお話しします。 |
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| 第11回/山口② | 平城宮跡探訪 ー博物館情報・メディアの実際 |
第11回~第13回は、遺跡整備の歴史が長く、またさまざまな文化財展示の手法を導入している平城宮跡歴史公園でおこないます。そのため、第11回~第13回の3回分の講義を1日(土曜日あるいは日曜日:6月後半を予定しています。具体的な日程は調整中です)に集中して実施します。 はじめに、これまでの第1回~第10回の講義を振り返りおさらいをします。続いて、平城宮跡歴史公園の歴史を解説します。 |
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| 第12回/山口③ | 平城宮跡探訪 ー博物館情報・メディアの種類 |
第12回の講義は、第11回に引き続き平城宮跡歴史公園でおこないます。
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| 第13回/山口④ | 平城宮跡探訪 ー博物館情報・メディアを体験する |
第13回の講義も、前回に引き続き平城宮跡歴史公園でおこないます。
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| 第14回/山口⑤ | 本講義の復習とまとめ/質疑応答 |
第14回の講義は、これまでの講義全体のまとめをおこないます。それから、課題に対する質疑応答を実施します。さいごに、本講義全体の質疑応答を実施します。 |
授業実施形態
第2回~第14回を対⾯授業にて実施します。
授業外学習の指示
・博物館に興味・関心をもつこと。
・少なくとも講義期間中に一度は博物館を訪れて、本講義で知る博物館情報・メディアの実際を体験すること。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 各回担当の講師が評価します。
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/