授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50416:[2025 秋セメスター]都市景観論(P) 2025 秋セメスター 月3 政策科学部 石原 一彦 2

キャンパス

OIC

授業施設

AS257講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

日本はかつて美しい都市景観を有していたが、生活・産業等の近代化や都市化の中で、それを失ってきた。これまで、景観に関わる国民的議論は不十分で、国民の価値観の中でも景観の重要性は高くなかったと考える。
一方で、昨今、景観裁判や景観法の制定など、都市景観をめぐる議論の集積や制度的充実は著しい。また、京都市においてもいわゆる新景観政策といわれる大転換となる新たな景観政策が制定され、約20年を経過して制度的充実や議論のある緩和が進められている。
本講義では、景観の概念、景観に関わる制度や計画の歴史、景観に関わる法・制度、景観分析手法、景観デザイン手法等について、実例に基づきながら解説する。

受講生の到達目標

都市景観は、主観的な側面が多いため、受講するにあたって、特に設定しない。

事前に履修しておくことが望まれる科目

事前履修に限らないが、関連領域の科目として、「まちづくり入門」、「都市計画」、「住宅政策論」、「都市マネジメント論」、「災害と安全」、「減災政策」、「コミュニティ防災論」、「都市経済論」、等を履修することが望ましい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

都市景観とは何か、講義の全体像の説明

あなたにとって景観とは重要なものか、問題解決型思考と資源活用型思考

【+R 授業】は、講義後半に講義内で案内する。

第2回

景観形成に関わる取組みの歴史

町並み保存運動、住民参加のまちづくり、都市デザイン、景観裁判、景観法

第3回

多様な都市景観(国内編)①

歴史的市街地景観、商業地景観、河川景観、緑地景観

第4回

多様な都市景観(国内編)②

住宅地景観

第5回

多様な都市景観(海外編)

ヨーロッパ

第6回

多様な都市景観(海外編)

アメリカ、アジア

第7回

京都市の景観政策の歴史と体系

市街地景観条例、美観地区、風致地区

第8回

京都市の新景観政策

新景観政策の体系、高さ制限の規制強化

第9回

京都市地域づくり協議会、高さ規制緩和

地域景観づくり協議会の可能性と課題、高さ規制緩和に関する議論

第10回

景観形成方策、景観デザイン手法

デザインガイドライン、マスターアーキテクト、デザイン委員会、法規制、色彩・形態・素材、住宅地デザイン、街路デザイン、公園デザイン

第11回

景観に関わる法・条例等の規制手法

景観法、地区計画、建築協定、景観条例、景観協定、景観ガイドライン

第12回

景観に関わる助成制度、景観裁判、景観権

伝統的建造物群保存地区、街なみ環境整備事業、国立市マンション景観訴訟、洛西ニュータウンマンション景観訴訟

第13回

都市景観をめぐる今日的議論

豊かな都市景観を形成するには何をすべきか

第14回

授業内試験

定期試験と同様の内容、方法で授業内試験を実施する。

授業実施形態

対面授業を基本とする。

授業外学習の指示

景観法や京都市新景観政策など、都市景観に関わる事項について自己学習を行うこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

講義内試験を実施する。試験内容や実施方法は、定期試験に準ずるものである。
都市景観に関わる基本的事項や概念について講義内容を理解できているか確認するとともに、自分なりの都市景観観を持つことができているかどうかを授業内試験により評価する。
自分なりの都市景観観とは、単なる個人の感想ではない。講義等で得た知識や考え方をベースとして、その上に根拠とビジョンのある独自の考え方が構築できていないと、自分なりの都市景観観が持つことが出来ているとは判断しない。
このような観点から、出題及び採点をするので、講義に出席し、内容を理解できていないと十分な成績を得ることは困難なものであると認識して欲しい。

成績評価方法(備考)

講義を視聴し、各回の講義内容を理解することが基本である。各回、授業内容の理解度や質問などを記入するアンケートの提出を求める(提出は任意)。出席は基本的にとらず、アンケートの提出は出席とはカウントせずに、これらは成績評価には反映しない。講義を視聴せずにアンケートのみに回答するような行為は断じて行わないこと。そのような行為が見られた場合は、出席を取って確認し、虚偽アンケート回答者に対して厳格に対処する。
また、私語等の授業妨害に対しては厳しく対処し減点する場合がある。

受講および研究に関するアドバイス

景観の問題は、古くからの課題であるが、特に日本においてはこれまで後れてきた分野である。昨今、景観法の制定など、議論や取組みが進展してきている。景観の問題は、単なる見た目の問題ではなく、その背景には生活や産業、経済、価値観などがある。自らの経験に則して景観のあり方を積極的に考えるなど、能動的に受講してほしい。講義では、パワーポイントによる写真や図面を数多く見せるので、景観をめぐる議論の実体的把握に努めてほしい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は特に指定しない。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考文献は、テーマごとに講義にて紹介する。

参考になるwwwページ

参考になるWWWページは、テーマごとに講義にて紹介する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/