授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51843:学びとキャリア(GV) 2024 春セメスター 水5 経営学部,政策科学部,映像学部,総合心理学部,情報理工学部 長田 尚子 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC237講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 全学横断的に配置されている「キャリア教育科目」の導入科目に位置づけられ、容易には解決できない現代社会における諸課題について、専門家の基礎レクチャーを受けた上でグループ議論することを通して、大学で学ぶことの意義を理解します。学部横断型で結成されるグループでグループワークを行うため、多様な価値観や専門分野を超えた視点や考え方に触れることができます。これらを通して、「自己」や「社会」、さらに立命館大学での学修課程を見つめ直すことによって、大学での学びを体系化し、今後の学びについて確かな展望を持つことを目指します。
 グループでの議論に能動的に参加するために、受講生には事前準備と積極的な参加意欲を求めます。講義では、様々な学部からゲスト講師を招き、人間・社会・文化等について学びます。グループワークのアウトプットやコミュニケーションペーパーの内容については、コーディネーター教員が必要に応じてフィードバックを行います。


※本科目は、1・2回生を対象に授業を進めます。カリキュラム改訂年度(2019年度)以前に入学した上回生が履修する場合もあります。
※授業は原則、ゲスト講演は「対面」、グループワークは「対面」あるいは「Zoomライブ」、事前学習は「対面」あるいは「オンデマンド」で実施します。授業のスケジュールや進め方の詳細はmanaba+Rのコースニュース、コンテンツ(教材)を随時確認してください。
※多様な形態の授業が混在することになりますが、今後の社会人には、このような形式への対応(セルフマネジメントも含めて)が求められると思っています。本講義を「少し早めに社会体験」する機会とポジティブに捉えて授業に取り組んでください。
※グループワークを「Zoomライブ」で実施する場合は、ブレイクアウトの機能を用いて行い、教員がランダムにグループ編成します。
※オンデマンド型授業において、不明な点があれば担当教員へメールで問い合わせてください。メールアドレスはmanaba+Rで公開しています。
※オンデマンド型の授業内容に関する意見交換、質疑応答については、その翌週の授業で実施します。

受講生の到達目標

立命館大学は全学横断的に「キャリア教育科目」を配置しており、各科目は、学生のキャリア発達に応じた段階的な到達目標を掲げています。最初の段階に位置づけられる「学びとキャリア」では、以下を到達目標としています。
①大学での学びがスタートする時点で、確かな学びの展望を持つことができる。
②能動的に学ぶ姿勢を身につけることができる。
③多様な価値観を理解したうえで、自己の考えを表現することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

本科目は、1・2回生を対象にして授業運営されるため、専門知識は必要ありません。積極的な受講を期待しています。
講義の中で全学型キャリア教育科目についての詳細を紹介します。

<キャリア教育科目の体系はキャリア教育センターのHPにて紹介しています>
http://www.ritsumei.ac.jp/cec/

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入:大学での学びを考える【オンデマンド】※詳細はmanaba+Rを確認のこと。
不明点は担当教員にメールで確認も可能。 メールアドレスはmanaba+Rで公開しています。

大学における学びの大切さや意義について解説する。授業の進め方(グランドルール)、課題の提出方法、グループワーク(GW)の進め方、成績評価等について説明する。

2

講演①:「地域から社会に貢献する」(共通教育推進機構:サービスラーニングセンター教員) 【対面で実施】

地域社会の捉え方について、ゲストの講演を通じて考察する。高度な市民社会に生きるためのシチズンシップについて学ぶ。

3

課題実施①:地域貢献を通じて社会と向き合う【対面で実施】

ゲスト講演後にゲストが提示する課題について、地域貢献事例の検討方法やレポートのまとめ方について解説する。各自で検討を進め、考察内容を「レポート①」として提出する。

4

GW①:地域貢献を通じて社会と向き合う【対面で実施】

課題の検討を通じた各自の考えをグループのメンバー相互に発表しあう。その上で、地域貢献に関するディスカッションテーマについてグループで議論を行う。

5

講演②:「AI時代に必要な学びについて考える」(理工学部教員)【対面で実施】

コンピュータおよびAI(人工知能)の動作原理について学んだ上で、AIの強みと限界を理解し、社会の様々な場面でAIが利用されるようになる時代に人間にはどのような能力が求められるのかについて考える。

6

課題実施②:AI時代に人間に求められる能力とは【対面で実施】

ゲスト講演後にゲストが提示する課題について、AI活用事例の検討方法やレポートのまとめ方について解説する。各自で検討を進め、考察内容を「レポート②」として提出する。

7

GW②:AI時代に人間に求められる能力とは【対面で実施】

課題の検討を通じた各自の考えをグループのメンバー相互に発表しあう。その上で、AI時代に求められる能力を考察し、大学での学びに求められるものについてグループで議論を行う。

8

講演③:「ポスト真実」の時代におけるメディア (産業社会学部教員)【対面で実施】

メディアはどのように生まれ、どのように私たちの社会と関わり、普及してきたのか。本講義ではマス・メディアと社会の関わりをいくつかの事例から省察し、「ポスト真実」の時代におけるメディアとの接し方について考える。

9

課題実施③:「ポスト真実」の時代におけるメディア【オンデマンド】

ゲスト講演後にゲストが提示する課題について、事例の検討方法やレポートのまとめ方について解説する。各自で検討を進め、考察内容を「レポート③」として提出する。

10

GW③:「ポスト真実」の時代におけるメディア【Zoomライブで実施】

課題の検討を通じた各自の考えをグループのメンバー相互に発表しあう。その上で、グローバル社会で求められる能力を考察し、大学での学びに求められるものについてグループで議論を行う。

11

講演④:時間を哲学する (経営学部教員)【対面で実施】

私たちは過去・現在・未来という3つの時間を生きています。多くの場合、過去の後悔や未来の不安に引き裂かれて、私たちの現在は充実しません。また未来に設定した目標のために現在が犠牲になることもあります。どうすれば充実した現在を取りもどせるのか、時間について考えます。

12

課題実施④:時間を手がかりに、現代社会と私たちの生活を考える【オンデマンド】

ゲスト講演を通じて提示される複数の課題について、それぞれの概要を説明する。参加者はその中から1つを選んで「時間」についての考察を進める。考察内容を「レポート④」として提出する。

13

GW④:時間を手がかりに、現代社会と私たちの生活を考える【Zoomライブで実施】

課題の検討を通じた各自の考えをグループのメンバー相互に発表しあう。その上で、時間を手がかりに、現代社会における生き方、働き方についてのディスカッションを行う。

14

総括講演:大学での学びとキャリア選択 - 異分野融合の視点から - (他大学教員)【対面で実施】

大学で学ぶとはどういうことなのかについて、大学論・学問論の専門家を他大学から招聘し、この授業の総括に向けて各自の考察を深める。

15

総括:これからの学びを考える【対面で実施】

教養科目の1つとしての「学びとキャリア」という授業に参加して様々な分野から人間や社会について考察を深めた意味を、各自が改めて捉え直す機会とする。「問い」で学びつなぐ姿勢が各自のキャリアにどのようにつながるのかを考える。期末に提出する「総括レポート」についての解説も行う。

授業実施形態

対面授業回における同時配信・録画配信は行いません。

授業外学習の指示

ゲスト講演では、レポート課題が提示されます。ゲストからの問題提起を自分なりにさらに考察し、能動的にグループワークに取り組むために、レポート執筆に取り組んでください。グループワークでは各自の考察内容を共有した上で議論を進めます。授業の総括に向けては、各回の講演を総合的に振り返り、これから各自が展開する学修の在り方を考察し、総括レポートという形で学びの展望をまとめることに取り組みます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①授業への取り組み(講義内容の理解、ゲスト講演内容の理解、各回の提出物):40%
②ゲストからの課題(レポート執筆、課題によってはワークシート記入等):20%
③グループへの貢献(グループワークへの取り組み、グループスレッドでの発言内容等も含む):20%
④最終総括レポート:20%
で評価します。
授業に出席するだけではなく主体的に学ぶ姿勢を求めます。

成績評価方法(備考)

本科目の成績評価基準は、授業への出席や提出物の提出と、自分が参加するコミュニティ(クラスとグループ)への貢献が前提となっています。これらは、いずれ皆さんが巣立つ先の社会では、必須要件です。

受講および研究に関するアドバイス

学部を超えて数多くの教員が登壇するほか、グループでの意見交換の場が用意されています。各講義では、開始時にコーディネーター教員が講義の位置づけ、前後の講義との関連性などについて解説するのが基本スタイルです。講義内容の多くは皆さんの専門外の分野であると同時に、受講機会の極めて少ない貴重な学びとなるはずです。総合大学ならではの多様な学びとともに、ユニークな交流授業を通じて多くの知見を育み、ものの見方、考え方を広げて欲しいものです。そのためにも、受け身とならず能動的な受講姿勢を心がけてください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しません。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
学ぶ意欲とスキルを育てる 市川伸一 小学館 4098373718 学び方を考えるための基本書。
教育の職業的意義 本田由紀 筑摩書房 9784480065230 教育と社会の関係を考察するための良書。
「学び」の構造 佐伯 胖 東洋館出版社 4491002770 学びに関する深い洞察を行う教育学の専門書。
学びとは何か―〈探究人〉になるために 今井むつみ 岩波書店 9784004315964 学ぶことの大切さ、学ぶ方法を学ぶ大切さがわかる基本書。
学問からの手紙 宮野公樹 小学館 9784093886727 大学で学ぶということを学問論の立場から考察している入門書。
問いの立て方 宮野公樹 筑摩書房 9784480073709 研究テーマから働き方、生き方まで、本質に迫る「問い」を持つことを考察するための本。本授業の総括講演のゲストがまとめた近著。
世界が→広がる学問図鑑: 「気になる」は君の個性だ! 宮野公樹 Gakken 9784055013833 身のまわりの「気になる」は「学び」への入り口です。あなたの「気になる」がどんな「学問」と繋がっているのか、豊富なイラストとエピソードで解説されています。
私たちはどう学んでいるのか 鈴木宏昭 筑摩書房 9784480684318 学校教育を経て私たちが、学ぶことについて書か得ている固定観念を取り払ってくれる気づきの多い一冊です。

参考書(使用頻度、その他補足)

テーマ「時間を哲学する」でご登壇いただく木本伸経営学部教授からの推薦図書 1.ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書) 本川 達雄 (著) 2.告白 IⅡⅢ (中公文庫) アウグスティヌス (著)、山田晶 (翻訳) 3.賭博者 (光文社古典新訳文庫) ドストエフスキー (著)、亀山 郁夫 (翻訳) 4.孤独と出会いの映画論ースクリーンに映る都市の日常 (新曜社)木本 伸 (著)

参考になるwwwページ

未来を拓く―ようこそ立命館へ― http://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/future-jp/

講義日程と担当講師を授業の最初に案内します。大学公式ホームページ等で担当講師の研究業績を閲覧しておくことで、講義の理解度が深まります。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R

備考

[担当者の実務経験について]
民間企業(日本アイ・ビー・エム、ほか)での勤務経験
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/