授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10581:[2025 秋セメスター](芸)博物館資料論(B) § 10582:博物館資料論(B) § 10583:(芸)博物館資料論(WB) 2025 秋セメスター 木5 文学部,映像学部,文学研究科 一瀬 和夫 2

キャンパス

衣笠

授業施設

清心館SE009号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

博物館資料の収集や調査研究の目的や意義の枠組みについてまず確認する。博物館における資料調査や研究活動の意義と必要性、また、資料調査や研究活動に必要な基礎的な概念や、博物館における資料の収集、整理、保管、活用に関する基礎的な理論や方法に関する知識・技術を習得する。また博物館の調査研究活動について理解することを通して、博物館資料に関する能力を養うことに向かう。
可能な限り実際に博物館施設を見学することなどを通して、様々な資料に関する専門的な知識を増やしていく。
授業は講義形式で行う。逐次、コミュニケーションペーパー、授業中課題を実施し、内容に関する理解度の確認や感想を求める。講評やコメントは授業内で極力、行う。その中の特徴的な内容を授業の冒頭などで紹介、回答する。レポートはmanaba+Rに掲載、また講評やコメントもmanaba+Rで行う場合もある。一部、メディア及びメディアを利用した学外授業を行う。

受講生の到達目標

1. 博物館における調査研究活動とその意義と内容(資料、保存・保管、博物館に関する研究等) の事例やその研究法の姿勢や調査研究成果の公開法を探ることができる。
2. 博物館資料の概念、資料の意義、資料の種類、資料化の過程を確認することができる。
3. 博物館資料の収集理念と方法 (情報の記録、収集の倫理・法規、受入・登録等)を把握し、資料の分類・整理・活用ができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

博物館概論

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

博物館資料の概念と現在

アイアンブリッジ、ヨルビックpp.88-89、博物館法第2条
[20分の「+R授業」があります。詳細はmanaba+Rを参照]学芸資格科目の中での資料論pp.83・84、資料研究と資料のエバリエーションpp.117-138

2

資料の意義、コレクションの形成

トムセンの三時期区分法、大英博物館18世紀の展示、「私のコレクション」

3

資料の収集と資料化の種類

北海道「ウポポイ」、宮城県「美術館探検」、齋正弘「こどもの絵」
修復と複製と模型、映像、一括保管、資料修復 pp.55-58

4

資料化の過程、ハンズ・オンとワークショップ

エクスプロラトリアムpp.9・14・54 ベルニー・ズボルフスキーのワークショップpp.9-10・104-105 引き出し博物館、むつ養護ワークショップ(ファシリテータ)pp.12-16

5

展示資料の多様性

視覚障害鑑賞支援、さわる博物館資料(広瀬浩二郎)、ニューヨークの展示「ローワー・イーストサイド・テナメント博物館」「メトロポリタン美術館」「エリス島移民博物館」

6

収集の方法、情報の記録、収集の倫理と法規

民族学博物館「探求の広場」の資料利用など。学外授業で展示資料の分類と体験を行う

7

収集の理念と考え方ープライベートからソーシャル・コレクションへ

大英博物館エルギンマーブルとアクロポリス博物館パルテノン、現地保存の歴史(高木博志)、文化財返還(欧米の現状「パンドラの箱」)

8

収集の方法、情報の記録、収集の倫理と法規

ボストン美術館(岡倉天心とフェノロサ)、広島平和祈念資料館

9

資料の受入手続き、保存処理

大英博物館のコレクションの受け入れの変化
修羅の保存pp.58-61、文化財保護法(出土品の取扱い)

10

資料の調査研究活動と価値づけ、研究と展示の関係

刀剣の調査と保存、国宝・重要文化財の基準と取り扱い
特別展の資料借用pp.96-99、エバリエーションpp.117-138、真贋の評価・甲冑復原pp.67-68

11

資料収蔵と展示、資料の収集・公開・活用の多様性

地震対策pp.73-75、展示技術pp.89-93、基本構想pp.39-41、特別展pp.96-99
グローバルシューズ・プロジェクトpp.112-114、ユネスコのミュージアムに関する勧告

12

資料のカードと目録作成、修理・修復作業の情報

収蔵・保存・展示カード(国立民族学博物館等)
大英博物館図録・北斎HOKUSAI浮世絵の日英の記述、阿修羅像、フェルメール絵画の修復と展示

13

研究と展示の関係、研究連携、台帳とデータベース、ディスクリプションの整備

大英博物館ボランティア・ポリシー、大英博物館ゴーランドコレクション・プロジェクトのディスクリプション
特別展示での貸出・借用、特別利用pp.96-100、ホームページ

14

教育普及・ボランティア活動の参加
資料目録整備と公開の方法 アクセス権、著作権と資料、博物館の倫理

キュレーティング活動pp.145-148、アウトリーチでの資料の扱いと収集pp.105-112、
展示素材の生成pp.64-68、京都大学博物館資料目録、特別展示での貸出・借用、特別利用pp.96-100、icom職業倫理規定

授業実施形態

文学部 :対面授業にて実施
映像学部:メディア授業にて実施

授業外学習の指示

テキストの授業該当箇所の予習・復習、授業中課題の質的向上、博物館施設の見学

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

(割合も評価基準も入力しない)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

(割合も評価基準も入力しない)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・レポートの提出 30%
授業で提出された博物館情報について自らの考えで論述する。テーマ・期限はmanaba+Rレポートで提示。
・コミュニケーションペーパー、授業中課題またはmanaba+R授業内容に沿った内容で設問に回答 70%
授業の論点に注目しているか、自らの考えで展開できている。
授業中の発表や逐次、実施する課題への取り組みに対する評価。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

機会あるごとに博物館を見学する。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
博物館での展示と学び 一瀬和夫 アム・プロモーション 9784944163489 ①体系的に理解を助けるもので、②授業で提示する具体例と結びつける。③直接、関係する箇所については授業スケジュール内に頁(pp.○-○)を示した。② 該当箇所について、授業前後で目を通すこと。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/