授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15015:[2025 春セメスター]地球科学(GC) 2025 春セメスター 水5 法学部,産業社会学部,文学部 玉井 雅人 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG402号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

<授業の概要>
 固体地球(大地,地球の内部)の性質がどのように理解されているのかを講義する.
 固体地球表層で起こる変動には,地震や火山噴火といった突発的なものから,大陸移動といった悠久の期間を経て変動するものまで,さまざまな現象がある.これらは,ばらばらな現象ではなく,一つの体系(プレートテクトニクス)で説明できると考えられている.この体系を理解するための基礎として,まず,地球内部の構造や固体地球の基礎的な性質を紹介する.そして,固体地球表層の動きについて話を進め,プレートテクトニクスとそれに伴う地殻変動現象について理解を深めることにする.

<授業の方法>
 対面授業.
 一般的な講義形式で実施する.
 授業内容に関する質問は,授業時に(またはmanaba+Rを利用して)受け付け,適宜それに対する回答・解説を行う.

受講生の到達目標

(1):固体地球に関する基礎的な性質(重力・地震波・地磁気など)について,その特徴を説明できる.
(2):地球内部構造や固体地球表層の動きがどのように研究されてきたのかを,(1)の性質と関連づけて,説明できる.
(3):地殻変動現象(地震・火山活動など)のしくみや大地形の成り立ちを,プレートテクトニクスの概念を用いて,説明できる.

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の概要と導入
アイソスタシー

対面授業の前に【+R 授業】を提示する.詳細はmanaba+Rを参照.
重力探査,プラットのモデル・エアリーのモデル,グレーシャルアイソスタシー

2

地震波

地震波(P波・S波),地震探査,緊急地震速報

3

地球の内部構造1

地震探査,地殻(大陸地殻・海洋地殻)・マントル・外核・内核

4

地球の内部構造2

地震波低速度層,地下温度構造,リソスフェア・アセノスフェア・メソスフェア

5

地磁気1

地磁気の三要素(偏角・伏角・全磁力),地心双極子磁場,地磁気の発生原因(ダイナモ作用)

6

地磁気2

地磁気の変動(永年変化・逆転),岩石磁気と古地磁気(磁性鉱物,堆積残留磁化・熱残留磁化)

7

大陸の移動1

大陸と海洋の交代作用,ウェゲナー「大陸と海洋の起源」,大陸移動説

8

大陸の移動2

古地磁気方向,大陸の回転量と南北移動量,古地磁気極

9

海洋底の拡大1

海底地形(海嶺・海溝),海洋底拡大説,マントル対流説

10

海洋底の拡大2

磁気異常,テープレコーダーモデル(ヴァイン・マシューズ理論),海洋底の年齢と拡大速度

11

プレートテクトニクス1

プレート,プレート境界,マントル対流,プレート運動の原動力(受動的プレート運動・能動的プレート運動)

12

プレートテクトニクス2

発散境界(地溝,海嶺,火山活動,正断層),平行移動境界(トランスフォーム断層)

13

プレートテクトニクス3

収束境界(沈み込み帯・衝突帯,海溝,島弧・陸弧,巨大山脈,火山活動,逆断層,造山運動)

14

プレートテクトニクス4

日本列島(プレート境界地震,直下型地震,深発地震)

(概ね上記の順に講義をすすめる予定であるが,変更する場合もある.)

授業実施形態

第1回(対面授業)の前に【+R 授業】としてオンデマンド授業(20分)を提示する.
第1回〜第14回を対面授業(95分)で実施する.

授業外学習の指示

授業内容の要点をノートに整理してみること.
授業後に,ノートや授業資料を見直して,理解を確認しておくこと.

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

講義内容全般について,その理解度が到達目標に達しているかどうかを問う.

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

授業期間中に,課題(小テスト3回程度(15%),小レポート1〜2回程度(15%))を実施する.小レポートについては,講義内容が反映されたものを評価する.
また,授業への参加状況を若干考慮する場合もある.

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

語句や文章の丸暗記でなく,事象の概念や意味を理解するように努めること.
講義内容は,ある程度の連続性を持ったものであり,前回までの内容が理解できているものとして,講義を進めていく.

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は使用しない.必要に応じて,manaba+Rで,授業資料を提示する.(manaba+Rに提示された資料等については,受講生個人の学習にのみ利用すること.全体・部分に関わらず,複製・転載・配布をすることは,固く禁ずる.)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
地震・プレート・陸と海−地学入門 深尾良夫 岩波書店 9784005000920 入門書
地磁気逆転X年 綱川秀夫 岩波書店 9784005003976 地磁気・岩石磁気・古地磁気に関する参考書(絶版)
ニューステージ新地学図表 浜島書店 9784834340129 資料集

参考書(使用頻度、その他補足)

その他は,必要があれば,授業中に紹介する.

参考になるwwwページ

「国土地理院」http://www.gsi.go.jp/
「産業技術総合研究所 地質調査総合センター」http://www.gsj.jp/HomePageJP.html
「気象庁」http://www.jma.go.jp/jma/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/