授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51739:メディアと現代文化(CB) 2024 春セメスター 木3 経営学部,政策科学部,総合心理学部 松山 浩士 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN110講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

テレビ番組、映画、テレビコマーシャル、新聞記事、WEBコンテンツなどを例にとりながら、それぞれの表現形態が受け手に及ぼす影響や効果を多角的に分析していく。全講義のうち、前半(1~6回)は主にメディア上で流通するコンテンツを分析するための基礎理論を提示し、後半では現代のメディアが直面している諸問題(時事的なものを中心に取り上げる)を実際に分析していく。

【授業形態】
全回対面での講義形態で行なうが、大学の指示に沿って、講義動画のオンデマンド視聴によるメディア授業に切り替えることもある(下記の「授業実施形態」を参考のこと)

【キーワード】
映像、表象、メディア、批評

受講生の到達目標

(1) 現代のメディア文化が直面している諸問題を理解し、自分なりの見解とともに説明することを可能にする。
(2) メディア上のコンテンツの多角的な理解のための視座と、コンテンツを批評するための基礎的なことばと方法を獲得する。
(3) 実際に映像作品の批評を行うことで、「批評的に読む」「批評的に書く」ことの意味、価値を理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

オリエンテーション

オリエンテーション/授業全体の概要/講師の自己紹介/読むべき本/メディアが媒介するもの/メディアが結びつけるもの

第2回

世界は「物語」でできている

「桃太郎」の物語構造/事件と主体の変容/通過儀礼/承認欲求/チェーホフの銃/ジョゼフ・キャンベルの神話論/プロップ・ユング・折口信夫/支配の欲望/キャラクターの顔と名前/「私」という物語

第3回

「語る人」と「聞く人」はどこにいるのか

物語と共同体秩序/周縁と境界/移行・救済・闘争/通過儀礼・マレビト・二項対立/暴力と社会の起源/予定調和が抑圧するもの

第4回

映像とことば(「ことば」って何なんだろう)

30分で理解するソシュール言語学/ことばと身体/「美」の起源/意味とは何か/「サトリ」と曼荼羅/「イタリア的」とは/デノテーションとコノテーション

第5回

ひとを説得する方法

レトリックとは何か/文体/グループμとロラン・バルト/神話作用/テレビコマーシャルの修辞技法/意味の包摂関係/換喩と物語の発生/変わる「新幹線」の意味

第6回

わたしたちはみな病んでいる

神経症と不安/共同幻想/岸田秀/対幻想と共依存/トラウマの強迫的反復/建国神話とやくざ映画/ゾンビ/シン・ゴジラ/au三太郎が受け入れられる理由/COVID-19

第7回

バブル以後の日本メディア史

レガシーメディア/主役の交代/インターネット/BLOG・SNS・YouTube/垂直統合とプラットフォーム/プラットフォームだけが儲かる時代

第8回

私たちは何を笑うのか~コンテンツとしての「笑い」~

笑いの変遷/ネタのレトリック/横澤彪と笑いの局所性/演劇的・落語的/『空耳アワー』のしくみ/『水曜どうでしょう』の多重構造

第9回

ジェンダーとフェミニズム①

メディア(映画・CM)における女性表象/性的不平等/ジュディス・バトラー「ジェンダーは遂行的である」/上野千鶴子『東京大学入学式祝辞』

第10回

ジェンダーとフェミニズム②

性的少数者/性的消費・性的搾取/「腐女子」と「萌え」/宇崎ちゃん献血ポスター/テレビドラマのLGBTQ表象/選択的夫婦別姓と同性婚

第11回

「分断」と「差別」の背後にあるもの

SNSが生み出す新たな世間(ムラ的共同体)/炎上とバッシング/孤立不安と同調圧力/空気・ヤンキー・反知性主義/「一人で死ね」/分断・差別によって誰がトクをするのか

第12回

「表現の自由」とは何か

『新潮45』事件/『表現の不自由展・その後』事件/『表現の不自由展・その後』のほぼ全作品を解説してみる/公共の福祉と表現の自由/ヘイトスピーチに表現の自由はあるか

第13回

「作品」は誰のものか~「著作権」の哲学

なぜ作品に値段があるのか/著作権という発明/オリジナルとコピー/自撮りする猫/AIは「作者」なのか/2枚の「風神雷神図」/引用と二次創作/patronage2.0

第14回

「ハリウッド」という想像力生産装置

コンテンツで世界を支配する方法/「ハリウッド的」とはどういうことか/ハリウッドはなぜ強いのか/父子関係と国家/「核」の表象/IS(イスラム国)・中国のハリウッド化/ハリウッド化する世界

第15回

さよなら、ぼくたちが好きだったテレビジョン

オワコン化するテレビ/テレビが生き残る最後のチャンス/NETFLIXの戦略/これからのメディア環境を生きるみなさんに

授業実施形態

原則として全回を対面授業で行なう。対面授業を受けられない場合の特別な配慮は行わない。
新型コロナウイルスに罹患した場合等については、学び支援サイトを確認すること。

授業外学習の指示

(1)授業内容の予習(60分程度)
・当シラバスで、毎回の講義で扱うトピックを提示しているので、興味関心をもったことについて調べること。具体的には、関連する文献を読む、社会問題であれば新聞を読む(新聞データベースで調べる)などを行なうこと。
・講義内で「次回の講義までに視聴しておく映像」を指定することがある(manaba+RでコンテンツのURLを掲載するか、Amazon Prime VideoもしくはYouTubeで視聴可能なものに限定する)。

(2)授業内容の復習(60分程度)
・毎回の講義内容を自分の言葉でまとめなおすこと。
・講義で扱ったトピックについて、受講生同士で意見を交換したり、議論したりすることを推奨する。
・講義内で取り上げた資料、参考文献、映像コンテンツを読む(視聴する)。

(3)発展学習(120分程度)
・講義内で紹介する映像作品や参考文献から派生する資料を独自に調べて視聴する(読む)。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

学期中に複数回の小レポート(1000字~2000字程度)および期末レポート(4000字以上)を課し、その内容により評価する。また、小レポートを1回も提出しなかった者は、期末のレポート(評価対象割合60%)を提出しても評価の対象としない。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特になし

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

授業内で適宜指示する

参考になるwwwページ

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html