Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
15420:IR18‐ECJ207 Comparative Cultural Studies (R) 2023 Fall Tue1 College Of International Relations HUANG XINZHE 2

Campus

KIC

Class Venue

KOSHINKAN KS209

Language

Japanese

Course Outline and Method

  この授業では、現在グローバル化が進んでいる時代における様々な「文化」を巡る議論を文化人類学的な知見を用いて考察する。重層的・複眼的に「文化」を検討するため、本授業は、3つの部分に分けて議論を展開していきたい。第1部(第1回~第5回)では、文化を研究・比較する方法、そして「文化」の概念の系譜を追いながら、「文化とは何か」について考えてみる。第2部(第6回~第9回)で、国家、民族などマクロな文化的概念の形成について検討していく。第3部(第10回~第14回)では、「身体」というミクロ的な視点から出発し、我々の身体に関わる文化は、歴史的、社会文化的文脈の中でいかに構築されているのかを学ぶ。そのように、「文化」に対する「当たり前」の認識を見つめ直すことを通して、他者・他文化に関わり続ける柔軟な実践を支えるための洞察力を養う。

Student Attainment Objectives

1)時代とともに、「文化」に対する理解の変化を把握する
2)「文化」に対する静態的・ステレオタイプ的な理解から脱出し、自明視される身近の諸文化に批判的な意見を述べることができる。
3)身の回りの出来事やニュースに現れる「文化」に関する言説に対して敏感になり、自らの見解を引き出せるようになること。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

ガイダンスとイントロダクション

授業の進め方、成績評価の方法、レポートの書き方、比較文化論

2

「文化」とは、文化を比較する方法と思考法

歴史的叙述、フィールドワーク、民族誌的記述、異質馴化と馴質異化

3

「文化」は、どのように定義されてきたのか?

古典的な「文化」、文化相対主義、文化の解釈学、『文化を書く』

4

ポストコロニアル理論と文化概念の再考

植民地主義、帝国主義、文化本質主義、『オリエンタリズム』

5

「文化」の生成、「文化」の対象化

創られた伝統、消滅の語りと生成の語り、文化の客体化、意識化

6

国民国家というイメージ

想像の共同体、グローバリゼーシ、国家のない社会

7

民族性の生成

日本人論、単一民族神話、民族構築論

8

家族と結婚の形態とその生成

親族の多様性、親族関係の分類、一妻多夫制、一夫多妻制

9

人種差別の誕生

人種差別、人種概念の形成、人種についての生物学的・自然科学的理解

10

医療文化と身体

身体観、身体経験、身体感覚と医療文化の形成

11

美意識の文化と身体

女性美と男性美、製造される美の身体、太った身体と痩せた身体

12

LGBTQ文化と身体

道具的な男性と装飾的な女性、男性と女性の身体になる、トランスジェンダー化される身体

13

身体加工による文化の生成

タトゥー、入れ墨、ピアッシング、モダン・プリミティブ

14

技術と身体、未来の身体

サイボーグの身体、バーチャルな身体、デジタルな身体

15

講義のまとめと授業内レポートの提出

14回講義のまとめ、授業内レポートの提出(manaba+Rから提出)

Class Format

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

各回の授業実施形態については、本科目のmanaba+Rコースニュース等で案内します。また、第1回目の授業実施形態については、第1回目授業開始までに上記コースニュース等でお知らせします(※)。なお、授業配慮等の取り扱いについては、manaba+R「国際関係学部生のページ」および「学び支援サイト」で確認してください。
国際関係学部生のページ:https://ct.ritsumei.ac.jp/ct/course_1728150
学び⽀援サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/
(※) 第1回目授業の授業実施形態を確認するためにはmanaba+Rの早期利用申請を行う必要があります。早期利用申請の詳細は、2023年度履修・登録の手引きを御確認ください。なおmanaba+Rで早期利用申請をおこなっても受講登録にはなりません。受講登録期間中に改めて登録を行う必要があります。

Recommendations for Private Study

 授業で配布するプリントおよび授業で資料提示に使用されるスライドは、manaba+RにてPDFにて配布します。また、本授業では、授業中で関心をもったテーマの1つ(複数の組み合わせも可)を選び、授業内レポートで論述してもらいます。レポートの書き方は第1回の講義と第14回の講義で説明しますが、講義を受けた感想文ではなく、関連した文献や事例の引用を含めた論述を求めています。そのため、授業内レポートに備えて関心をもったテーマについては、それに関連する文献資料を調べて読み、深く考える必要があります。関連する文献については毎回の講義で配布するレジュメ(事前にmanabaに掲示)に詳しく掲載しています。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

講義後に提出する感想や質問の内容を含めた授業への参加姿勢(50%)と最終日に提出する授業内レポート(50%)をあわせて評価する。

Grade Evaluation Method (Note)

 授業の流れや学生の興味により、上述のテーマが多少変化される可能性がある。なるべく変化を伝えるつもりではあるが、Manabaを参照して下さい。最終日には14回の授業のテーマから1つ以上を選択し、本講義の到達点を踏まえ、授業で学んだ理論や知識を応用して、身の周りの事象・気づいたことを自らの思考と結びつぎ、論述式(A41.5枚以上)のレポートを課す。具体的なレポートの書き方は、初回講義と第14回の講義において告知する。

Advice to Students on Study and Research Methods

授業でとりあげるテーマ、学んだ文化に関わる理論・概念を、自身の生活や身近なニュースに重ね合わせて考えたり、関連文献を読んで理解を深めたりする姿勢が求められる。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
文化人類学の思考法 松村圭一郎, 中川理, 石井美保編 世界思想社 9784790717331
オリエンタリズム エドワード・サイード 平凡社 9784582744026
定本 想像の共同体 ベネディクト・アンダーソン 書籍工房早山 9784904701089
〔増補〕国境の越え方 西川長夫 平凡社 9784582763805
ボディ・スタディーズ―性、人種、階級、エイジング、健康/病の身体学への招待 マーゴ・デメッロ 晃洋書房 9784771027978

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/