授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
11073:物語理論 (W) § 11074:文芸(物語)理論(W) 2023 秋セメスター 月4 映像学部 小柏 裕俊 2

キャンパス

衣笠

授業施設

充光館JK001号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

*授業概要*
物語作品の構造を明らかにしようとする物語論(ナラトロジー)は、作品の読解や制作において道標となる。本科目では物語論の主要な概念を理論的に解説し、実際の作品に即して実践的な読解への応用を示す。また自らが作品を構想する際に、どのような観点をもたらし、どのように活用しうるかも説明する。

受講生の到達目標

物語論がどのような理論であるかを説明できる。
作品の読解において物語論を分析や解釈に応用することができる。
作品の制作において物語論を構想や構成に応用することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入講義、物語の冒頭について

記号学、フォルマリズム、構造主義

2

語り手・人称・物語世界

記号学、構造主義、バルト、ジュネット

3

語り手のさまざまな機能

記号学、構造主義、バルト、ジュネット

4

視点人物と焦点化

記号学、構造主義、バルト、ジュネット

5

ストーリーとプロット(1)

記号学、フォルマリズム、プロップ

6

ストーリーとプロット(2)

記号学、構造主義、フォースター、ジュネット

7

時間とメタレプシス

記号学、構造主義、ジュネット、ピカール

8

叙述と提示

記号学、構造主義、ブース、ジュネット

9

隠喩と換喩

記号学、フォルマリズム、構造主義、ヤコブソン、ジュネット

10

声とポリフォニー

記号学、フォルマリズム、バフチン、デュクロ

11

間テクスト性

記号学、フォルマリズム、クリステヴァ

12

コラージュとモンタージュ

記号学、間テクスト性、アラゴン、ベンヤミン

13

物語論と受容理論

記号学、読者反応理論、インガルデン、イーザー、エーコ

14

物語論とフィクション論

記号学、構造主義、ハンブルガー、サール、シェフェール

15

物語の結末について、講義のまとめ

記号学、フォルマリズム、構造主義

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

BCPレベル3~4
全授業回をWEB(オンデマンドまたはライブ配信)で実施する。

授業外学習の指示

好きな小説を一冊選び、講義の各回で解説された物語論の概念を応用して読んでみてください。一つの作品をさまざまな角度から読むことで、物語論の方法に慣れることができますし、作品の見え方の変化が体感できることと思います。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

講義期間内を締切とする期末レポートを課す。レポートの評価基準は以下の3点。
・物語論の概念を理解し、適切に用いることができているか。
・独創的な議論を自分の言葉で展開できているか。
・表現・表記が正確であるか、明快であるか。

また質疑応答の参加度合いなど、授業の参加姿勢も評価の一部とする。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

物語を「言葉による織物」と捉え、その「織り方」を理解しようとする科目です。その「織り手」である作者のことは一旦棚上げして物語作品に向き合うことになります。言葉による織物の「構造」に向き合うということを意識するようにしてください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

資料を配布する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
批評理論入門 廣野由美子 中公新書
文学とは何か テリー・イーグルトン 岩波文庫 上下巻
フィクション論への誘い 大浦康介 世界思想社
モンタージュ小説論 小柏裕俊 水声社

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/