授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51914:[2025 秋セメスター]ジェンダーとダイバーシティ (C) § 51915:ジェンダー論(C) 2025 秋セメスター 火4 経営学部,総合心理学部 中村 正 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN110講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【科目「ジェンダーとダイバーシティ」全体の概要】
多様性(ダイバーシティ)は本来社会を豊かにする。しかし現実には、人間が人間らしく生きることにかかわる様々な差別、偏見、格差などの社会問題がある。それらを理解するために平等、人権、正義という考え方が重要となる。開かれた関係づくりをめざすジェンダーの視点など、他者を尊重する考え方を身につけ、 多様な個々人の相互理解の実現を妨げている社会の現状とそれらを解決する道筋(思想、制度、行動)について具体的に学ぶ。社会における自分の立場をも重ねて思考し、自由で公正な社会を構想する。
【このクラスの授業概要と方法】
社会病理・社会問題をとおしてジェンダーとダイバーシティについて考えます。とくに、「関係性の社会病理」を中心に扱います。親子関係、夫婦関係、男女関係、同性同士の関係、教師と生徒関係、友人関係、部下と上司の関係など、何らかの地位と関係性にある者同士の間柄で起こる対人葛藤や攻撃性について、ジェンダーとダイバーシティの視点から読み解いていきます。社会行動や相互作用の諸過程を分析する社会学や社会病理学の方法をもとにします。さらに、こうした問題の解決方法について、ジェンダー公正とダイバーシティ推進の視点から考えます。具体的なトピックスは社会状況により変化することもあり得ますがその場合は随時、修正していきます。

受講生の到達目標

【科目「ジェンダーとダイバーシティ」全体の到達目標】
1. 日常的な生活をとおして平等、人権、正義に反する社会問題を考える。
2. ジェンダーの視点など、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとはどういうことかについて理解する。
3. 社会における自分の在りようを考え、具体的行動に結びつけることができるようになる。
4.ジェンダーとダイバーシティの視点から社会問題・社会病理を考察し、「社会」を語る語彙を増やし、自由に生きるための糧とすることができるようになる。
5.こうした問題の解決方法についてジェンダーとダイバーシティの視点が有効であることを説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ジェンダーとダイバーシティの学び方 1 構築主義―ワードがワールドをつくる

キーワード:社会構築主義、社会的現実、現実の定義

2

ジェンダーとダイバーシティの学び方 2 パーソナルなことと社会

キーワード:個人化する社会、私的なこと、自己責任、社会的なもの

3

ジェンダーとダイバーシティの学び方 3 無意識のバイアス

アンコンシャス・バイアス、暗黙理論、無知の責任、偏見

4

具体的な社会病理を通して考える 1 社会的養育をとおして

社会的養育、子どもの権利、出産と産育

5

具体的な社会病理を通して考える 2 DVと親密な関係性

DV、親密な関係性、デートDV、ケア行為

6

具体的な社会病理を通して考える 3 性暴力・性犯罪

刑法改正、同意とは、性暴力、性虐待、ジェンダー暴力

7

具体的な社会病理を通して考える 4 ハラスメント問題

多様な形態のハラスメント、ハラスメント防止法

8

具体的な社会病理を通して考える 5 LGBTQとダイバーシティ

マイノリティの権利、カミングアウト、アウトティング、

9

具体的な社会病理を通して考える 6 家族のなかの社会病理

家族中心社会、家族システム、境界(バウンダリー)

10

具体的な社会病理を通して考える 7 社会的孤立ーアディクションをとおして

多様な形態のアディクション、社会的孤立、自己治療仮説、治療共同体

11

具体的な社会病理を通して考える 8 ジェンダーと男らしさ

マスキュリニティーズ、男性性ジェンダー、男らしさの文化、暴力と競争

12

具体的な社会病理を通して考える 9 ジェンダーと女らしさ

ダブルスタンダード、ケアする行為、女らしさの文化

13

具体的な社会病理を通して考える 10 構造的暴力

平和の課題、差別と貧困、暴力と戦争

14

総合的なまとめとしてージェンダーとダイバーシティを教養として学ぶ意義

市民社会の良識、社会改革の課題、ジャスティスとケア
【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

授業実施形態

全回対面です。

授業外学習の指示

対人援助学会が発行しているフリーデジタルマガジン「対人援助学マガジン」に担当者が「社会臨床の視界」「臨床社会学の方法」と題して連載をしています。年に4回です。2024年春段階では第56号まで発刊されています。フリーにダウンロードできるので適宜それを読んでおいてください。以下のサイトから自由にダウンロードできます。
「対人援助学マガジン http://www.humanservices.jp/magazine/

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

コミュニケーションペーパーを2回書いてもらいます。最終のレポートも課します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

使いません。文献として随時紹介します。レジュメや資料を用意します。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

随時紹介します。

参考になるwwwページ

「対人援助学マガジン http://www.humanservices.jp/magazine/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/