授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12977:[2025 秋セメスター]IR18‐EBJ201 マクロ経済学(R) § 12978:IR-EBR201 マクロ経済学(R) 2025 秋セメスター 木1-2 国際関係学部 森岡 真史 4

キャンパス

衣笠/衣笠

授業施設

恒心館KS305号教室/恒心館KS305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
9⽉20⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。

[概要] 不況・好況という言葉で表現される「景気」とは、一国の経済活動の動向を集約的に表す概念であり,その基礎には生産・需要・所得の各側面を国単位で集計した国民所得統計がある。マクロ経済学への入門を主題とする本講義では,この国民所得統計を出発点として,GDP、失業率、マネーサプライ、利子率、為替レートなど,国民経済と国際経済関係に関わるさまざまな基本的諸量の決定のしくみと,それらの間の相互関係について学ぶ。
 [方法] スライドに基づく講義を基本とし、授業課題として毎回manaba上で、解答・解説を自分で確認でき複数回提出が可能なドリルを出題する。また各回の授業で出された質問については次回以降の授業で紹介・回答する。授業は基本的に対面で実施するが,補講についてはオンデマンドでの動画受講の形式を用いる。

受講生の到達目標

1.マクロ経済の代表的なデータと,マクロ経済学の成立過程について理解し,説明できる.
2. 国民所得(GDP)統計のしくみと,消費・投資・貯蓄の関係について理解し,説明できる.
3. 財市場の均衡と,投資・政府支出・減税・輸出入に関する乗数効果について理解し,説明できる.
4. 資産選択,通貨供給,利子率の決定および財市場と金融市場の相互作用について理解し,説明できる.

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

マクロ経済学の代表的データ(1)

GDP,投資,消費,労働力人口,失業率,有効求人倍率

2

マクロ経済学の代表的データ(2)

消費者物価指数,企業物価指数,物価指数,賃金指数,マネーストック,利子率,コールレート

3

マクロ経済学の代表的データ(3)

株価,財政収支,国債,外国貿易,経常収支,国際収支,所得収支,対外純資産

4

マクロ経済学の代表的データ(4)

為替レート,外国為替市場,通貨危機,所得分配,貧困率,人口

5

マクロ経済学の形成と展開(1)

世界恐慌,マクロ統計,『一般理論』ケインズ経済学,

6

マクロ経済学の形成と展開(2)

ケインズ政策,福祉国家,新古典派経済学,サプライサイドの政策

7

国民所得統計とGDPの生産面・所得面

SNA,付加価値,GDP,流動資本,固定資本,固定資本減耗,純付加価値と粗付加価値,NDP, 利潤,賃金,利子,地代,財産所得,可処分所得,GNI,NDP

8

GDPの需要面,総需要の構成,資本ストック 

GNI,NDI, 中間消費,最終消費,設備投資,住宅投資,在庫投資,GDE,意図せざる在庫投資, 政府最終消費,政府支出,内需,民需,公需,外需,資本ストック,粗投資と純投資

9

投資と貯蓄,マクロ経済のISバランス

資産と負債,貯蓄,貯蓄率,キャピタルゲイン,投資・貯蓄バランス,資金の貸し手と借り手,金融市場,対外純資産,国富,国民純資産

10

中間まとめ①

第1〜第9回の授業の中間ふりかえり

11

名目と実質,成長率,外延的成長,内包的成長,GDPの限界

名目GDPと実質GDP,GDPの国際比較,帰属計算,無償労働,環境費用,幸福度指標

12

有効需要の原理

諸市場の相互依存,有効需要の原理,数量調整,稼働率,設備の遊休,失業,完全雇用

13

国民所得決定の基本モデル

マクロ・モデル,外生変数と内生変数,均衡国民所得,派生需要と独立需要,消費関数,限界消費性向,限界貯蓄性向

14

乗数の理論

投資乗数,乗数過程,波及効果,在庫,生産能力

15

乗数過程における投資と貯蓄

投資による貯蓄の決定,貯蓄のパラドックス,雇用乗数

16

乗数と政府支出・租税

政府支出乗数,減税乗数,政府支出乗数,租税乗数,所得税と安定化政策,限界税率,自動安定化装置,財政収支,完全雇用財政余剰

17

乗数と輸出・輸入

輸出乗数,経常収支,財政収支,有効需要の国際的波及

18

中間まとめ②

第11〜17回の授業のふりかえり

19

さまざまな金融資産

貨幣,債券,手形,手形割引,株式,銀行貸出,信用

20

資産選択

流動性,収益率,実質利子率,安全資産,危険資産,リスク回避,資産選択

21

貨幣の機能と通貨制度

一般的交換手段,価値尺度,価値保存手段,金本位制,管理通貨制度

22

マネーサプライの決定要因

ハイパワードマネー,準備金,通貨乗数,預金創造,法定準備率,超過準備

23

利子率の決定要因と金融政策の諸手段

取引需要,資産需要,流動性選好,資金の供給と需要, 投資の期待収益率,金融緩和,金融引き締め,貸出政策,債券・手形オペレーション,公定歩合操作

24

危険資産価格の決定

リスク・プレミアム,資本還元,割引現在価値,ファンダメンタルズ,バブル

25

IS-LM分析と財政政策・金融政策の効果

IS曲線,LM曲線,財市場と資産市場,クラウディングアウト,呼び水効果,投資の利子弾力性,流動性の罠

26

中間まとめ③

第18〜25回のふりかえり

27

経済政策と物価変動

実質と名目,総需要曲線,総供給曲線,インフレ期待

28

まとめ

授業全体のふりかえり

授業実施形態

全ての回を対面で実施します。ただし,補講が必要な場合についてはオンライン動画を視聴する形式で行います。

授業外学習の指示

1. 事前に配布する講義内容をまとめたプリントをよく読んで授業にのぞみ、予習の段階で生じた疑問点を講義の中で解決するよう努めること。少なくとも60分程度の予習を行うことが望ましい。
 2. 授業内容の理解と定着のため、毎回の授業課題として、ドリル形式で繰り返し提出可能な自動採点形式の練習問題をmanaba+Rに出題する。ドリルの解答に必要な時間は15~30分程度である。manaba+Rのドリルは,宿題として出す期日以降も何度でも練習に使うことができるので,計算問題に苦手意識のある人はとくに繰り返し活用すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

(1) 各回の授業に対応する質問・感想・意見カードの提出および確認ドリルの提出(授業1回につき質問・感想等0.5点+ドリル0.5点を15/14倍,計30点))
(2) 授業期間中の3回の小テスト・小レポート(各50点満点を10点に換算,計30点)。
(3) 期末のテスト・レポート(40点)
 (2)(3)はオンラインで数日の期間を設けて実施。

成績評価方法(備考)

小テスト・期末テストは,毎回の授業で課題として出す練習問題をベースとする客観式の問題(計算問題・選択問題)を出題します。小レポート・期末レポートは,授業内容の理解にかかわる基本的事項について論述を求めます。小テスト・レポートは10月末,11月末,1月上旬,期末テスト・レポートは1月下旬に,全てオンラインで数日間の期間を設けて実施します。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
マクロ経済学 吉川洋 岩波書店 400026656X 現代ケインズ経済学の体系的理論
マクロ経済学 伊藤元重 日本評論社 4535556210 基本事項からゆったりと説明
入門マクロ経済学 中谷巌 日本評論社 4535555133 広い範囲をカバー
スティグリッツ マクロ経済学 J・スティグリッツ他 東洋経済新報社 4492314466 事例が豊富
マンキュー マクロ経済学入門編 G. マンキュー 東洋経済新報社 4492315047 新しいケインズ経済学の概説
マクロ経済学 斎藤誠他 日本評論社 4641053723 最新の理論動向をフォロー
金融入門 岩田規久男 岩波書店 4004306353 金融の基本事項の概説
ケインズ 時代と経済学 吉川洋 ちくま書房 4480056351 ケインズとその時代の歴史的概説
岩波現代経済学事典 伊東光晴(編) 岩波書店 4000802100 基礎概念の確認に手頃

参考書(使用頻度、その他補足)

①自習やより進んだ学習のために活用してください。②授業では直接には使いません。

参考になるwwwページ

総務省統計局統計センター http://www.stat.go.jp
内閣府社会総合研究所 http://www.esri.cao.go.jp
日本銀行 http://www.boj.or.jp
財務省 http://www.mof.go.jp
 豊富な統計資料にアクセスできる

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/