Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
52109:[2025 Spring]Liberal Arts Seminar (51) 2025 Spring Tue3 College Of Law,College Of Economics,College Of Business Administration,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters,College of Image Arts and Sciences,College of Comprehensive Psychology,College of Science and Engineering,College of Gastronomy Management,College of Information Science and Engineering,College of Life Sciences,College of Pharmaceutical Sciences,College of Sport and Health Science (tentative name) NAGAHIRA AKIO 2

Campus

OIC

Class Venue

Seminar Room H241

Language

Japanese

Course Outline and Method

【クラステーマ】京阪神の隠れたチャンピオン企業を探索しよう! 高いマーケットシェアの秘密
本テーマに至った理由は、立命館大学の学生は、あまりにも地元の優良企業を知らなさすぎるのではないかという問題意識である。たしかに、本学の学生は全国から集まっており、関東圏、中部圏の大企業に興味を持っている学生も多いことと思う。しかし、学生たちに知ってもらいたいのは、京阪神地域にも、ソニーやトヨタに劣らない優良な企業が存在しているという事実である。本ゼミナールではさまざまな視点からディスカッションを通じて全員でこうした知られざる超優良企業を探索していこうと思う。
 では、本授業での超優良企業とはどういうものか。授業でとりあげる超優良企業は学術的に「隠れたチャンピオン企業(Hidden Champion Company)」といわれているものである。その定義は、①国内又は世界のマーケットシェア3位以内の製品またはサービスを有している、②売上高年間1兆円以内、③あまり世間一般人には知られていない、のすべてを満たしている企業である。授業では、京阪神地域(大阪府・京都府・兵庫県)に本社が所在する隠れたチャンピオン企業に焦点を絞る。また、教室で議論するだけでなく、授業の中の対象企業の方に授業に出向いてもらって話を聞いたり、あるいはそうした企業の見学も一部予定している。
 したがって、座学だけでなく、肌感覚で優良企業とはどういう雰囲気を持っているのか、地域になぜこういうすごい企業があることを知らなかったのか、に気づいてもらうことを企図している。対象にしている企業は、各授業で3~4社(ゲストスピーカー招待や企業見学のときは1社)である。京阪神に本社を置く上場企業だけでも495社あり、全国(3865社)の13%を占めている。もちろん、今回の授業では、国内又は世界のマーケットシェア3位以内を占めている超優良企業を選定するので上場企業だけでなく中小・中堅企業も含まれてくる。これらの企業のたゆまない努力のおかげで、日本及び地域の経済社会は成り立っている。本授業では、39社を取り上げることとし、3人ずつのグループで、事前に調べて(場合によっては事前に興味を持つ企業に出向いて事前調査する)2回発表する。もちろん、グループでほかの「隠れたチャンピオン企業」を探し出して発表しても構わない。発表後に皆でディスカッションを行って、まとめをする。

Student Attainment Objectives

受講生は、京阪神地域(大阪府・京都府・兵庫県)の隠れたチャンピオン企業を自ら調査し、あるいはこれらの企業人の話を通じて、隠れたチャンピオン企業の製品が、なぜ世界No.1や日本No.1の高いマーケットシェアを有しているのか、その要因は技術力なのか、それとも販売力なのか、それともほかに理由があるのかを探求するとともに、これらの企業の未来戦略を通して企業の技術及びマネジメントの基礎理論を理解する。また、企業を通じて地域の未来を戦略的に構想する力を養うことを到達目標とする。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

テーマ「私たちの生活に直結した隠れたチャンピオン企業」4社を採り上げる。
1.レンゴー株式会社(Rengo Co., Ltd.)は、大阪府大阪市北区中之島二丁目に本社を置く板紙・段ボールを中心とする紙製の包装資材を製造・販売する企業である。板紙や段ボールの業界では日本国内最大手である。
2.株式会社日本触媒(にっぽんしょくばい:Nippon Shokubai Co., Ltd.)は、大阪府大阪市中央区高麗橋に本社を置く大手化学メーカーである。アクリル酸のシェアは世界2位、また紙高吸水性樹脂の分野でも、世界トップシェアを持っている。
3.ザ・パック株式会社(The Pack Corporation)は、大阪市北区にある大手パッケージメーカーである。紙袋を主に商業包装用紙全般を取り扱っている。百貨店や専門店向け等の紙袋で国内首位であり、紙器でも高シェアを有する。紙袋のシェアも国内首位。総合商社双日とは旧ニチメン時代から関係が強い。事業セグメントは紙袋・紙器・段ボールなどの部門からなる「紙加工品事業」、衛生用紙・おむつ・ナプキン用製品の部門からなる「化成品事業」と、「その他事業」を加えた3つ。
4.ムーンバット株式会社(MOONBAT Co., Ltd.)は、京都府京都市下京区室町に本社を置く、主に傘や帽子、ショール、マフラー等のファッション雑貨の製造・販売では国内トップシェアの企業である。1885年創業。傘を中心にマフラー、スカーフなどの女性向けファッション雑貨を扱う。主に国内外の有名ブランドのライセンス生産によるものが殆どとなっている。元々は西陣織の帯地の問屋より出発したが、大正期に和装の一つとして定着しつつあったショールの取り扱うと共に、高い業績を上げたことで、これが契機となり、洋装事業に移行することになる。現在でも国内の各百貨店におけるマフラーとスカーフにおける取り扱い率は高い。また傘でも、日本に西洋文化が入り始めた20世紀初頭から、いわゆるこうもり傘を製造しており、1970年に大阪・千里で開催された日本万国博覧会で「万博傘」を提供していたことでも知られる。

「【+R授業】コンテンツにこのmanaba+R授業についての趣旨等についての説明動画がありますので閲覧してください。
キーワード「板紙・段ボール、OPP、アクリル酸、紙高吸水性樹脂、商業包装用紙、紙器、 ファッション雑貨」
文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

2

テーマ「スポーツや食品の隠れたチャンピオン企業」3社を採り上げる。
1.株式会社アシックス(ASICS Corporation)は、兵庫県神戸市中央区に本社を置く、競技用シューズやスニーカー、アスレチックウェアなどを製造、販売する日本のスポーツメーカーである。1949年、鬼塚喜八郎が神戸市に鬼塚商会を設立、1977年3社と対等合併し、株式会社アシックスが発足。スポーツシューズに強みを持ち、とりわけマラソン競技、バレーボールなどでは高いブランド力を持っている。現在では日本国内のスポーツシューズでシェア1位を誇る。
2.株式会社シマノ(SHIMANO INC.)は、大阪府堺市堺区に本社を置く、自転車部品と釣具の製造を主要な事業とするアウトドアスポーツメーカーである。変速機、ブレーキ部品などのスポーツ自転車部品の世界最大手企業である。創業の地の堺は、鍛冶屋の伝統を持ち、16世紀以来包丁と鉄砲の町として知られ、明治に入ってから自転車の部品や完成品の生産に業種転換し、日本の自転車産業の中心地となっていた。シマノは、堺の鉄工所職人だった創業者・島野庄三郎が28歳で創業した。その後、1960年代後半に米国や欧州で起こった巨大スポーツサイクルブームが追い風となり会社は成長した。ロードバイク・マウンテンバイク・レース用自転車の機構部品としては世界最大である。
3.株式会社ダスキン(Duskin Co., Ltd.)は、大阪府吹田市(江坂地区)に本社を置く日本の企業である。清掃業務を中心に、外食産業(ミスタードーナツ)なども展開する。ミスタードーナツ(Mister Donut)は、ドーナツを主力とするアメリカ合衆国発祥のファーストフードチェーンである。2024年現在、日本のダスキンが日本のほか台湾、インドネシア、フィリピン、タイ、シンガポールに店舗を展開している。略称は「ミスド」。日本のミスタードーナツはケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどと同じく、日本国内で最も早い時期に営業を開始したフード系フランチャイズチェーンにして、日本最大規模のドーナツチェーン店として発展している。

 キーワード「スポーツシューズ、自転車部品、ドーナツ」
文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

3

テーマ「身近な製品における隠れたチャンピオン企業」4社を採り上げる。
1.コクヨ株式会社(KOKUYO CO., LTD.)は、大阪市東成区大今里南6丁目1番1号に本社が立地する文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売する日本の会社で、事務用品では日本最大手の企業である。また、紙製品も日本最大手であるほか、オフィス家具、オフィス用品も有力事業である。代表的な商品には、1975年(昭和50年)から2014年(平成26年)の39年間で累計約26億冊を出荷した「Campus(キャンパス)ノート」がある。コクヨという商号は、創業者の黒田善太郎が、郷里の越中国(富山県)の誉れとなるように「国誉」と名づけたことに由来する。
2.ナカバヤシ株式会社(NAKABAYASHI CO., LTD.)は、大阪府大阪市中央区北浜東に本社を置くアルバムを中心とした紙製品や事務機器、育児用品の製造販売を行う企業である。アルバム・製本事業で国内最大手のシェアを有し、製本・手帳・シュレッダーや収納製品・セキュリティ製品、介護用品の一部を製造輸入販売している。また、PC周辺機器メーカーでもあり、PC周辺機器はDigio2(デジオツー)というブランドで統一している。マウスを初め、キーボード、USBハブ、カードリーダーなどを輸入、販売している。同社は1923年(大正12年)に創業者の中林安右衛門が大阪市内で製本所を開いたのが始まりである。その後1959年(昭和34年)には手帳の製造を開始し、さらには1968年(昭和43年)から現在まで同社の代表的製品である「フエルアルバム」を製造開始し、現在も発売され続けるロングセラー商品となっている。
3.コニシ株式会社(Konishi Co., Ltd.)は、大阪府大阪市中央区に本社を置き、『ボンド』で有名な接着剤メーカーで、同製品トップ企業である。1952年に合成接着剤「ボンド」(日本では、1952年に出願され、1953年に商標登録され、発売を開始)。その後の日本を代表する接着剤のトップクラスのブランドとして成長した。また、強力瞬間接着剤の「アロンアルフア」の一般家庭用ブランドを「ボンド・アロンアルフア」として発売している。
4.エレコム株式会社(ELECOM CO., LTD.)は、大阪市中央区に本社を置く大手コンピューター周辺機器メーカーである。日本におけるIT機器大手。マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。同社は自社で生産設備を持たないファブレスメーカーである。販売している商品数は、型番ベースで約1万7000点。年間で4200~4300点が新規開発され、3~4年でほぼ全商品が入れ替わる。これは「市場の変化に合わせてビジネスモデルを作っていく」という同社の考えによるものである。

キーワード「事務用品、アルバム・製本事業、接着剤、IT機器」
文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

4

テーマ「大阪茨木キャンパス近隣にある隠れたチャンピオン企業①」の第一弾として 株式会社酉島製作所(とりしませいさくしょ:TORISHIMA PUMP MFG. CO., LTD.)を採り上げる。同社は、大阪府高槻市に本社を置くポンプメーカーでポンプ国内大手3社の1社である。特に、発電用高効率ポンプは国内第1位のシェアを誇る。また、中東の海水淡水化設備向けが非常に強い。また、主力の公共用・産業用ポンプ事業の他、資源リサイクルなどの環境事業や、風力・水力・バイオマス発電などの新エネルギー事業、メンテナンスなどのサービス事業も行っている。企業名に入っている「酉島」との名称は、この企業の前身となるポンプ工場が大阪府大阪市此花区酉島町で創設されたことに由来する。当社は立命館大学OICキャンパスから近い(JR京都線「摂津富田駅」から徒歩3分)ので、見学に行くこととする。

キーワード「発電用高効率ポンプ」
文献・補足事項等「同社ホームページ https://www.torishima.co.jp/、会社四季報(東洋経済)」

5

テーマ「大阪茨木キャンパス近隣にある隠れたチャンピオン企業②」の2社目として株式会社瑞光(かぶしきかいしゃずいこう:ZUIKO CORPORATION)を採り上げる。同社は。大阪府茨木市彩都はなだ2-1-2に本社及び工場が立地しており、小児用・大人用紙おむつや生理用品の製造機械で国内のシェア90%、世界でもシェアNo.3の世界的衛生用品製造機メーカーとして成長を続けている。講義の時に同社から社員の方を招いて企業の紹介と受講生との質疑応答をしてもらう予定である。

キーワード「小児用・大人用紙おむつ製造機械」
文献・補足事項等「同社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

6

テーマ「大阪茨木キャンパス近隣にある隠れたチャンピオン企業③」の3社目として 日東電工株式会社(にっとうでんこう: NITTO DENKO CORPORATION)を採り上げる。同社は、大阪市北区に本社を置く、粘着テープなどの包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造する株式会社である。1946年から2006年に本社を大阪市に移転するまで大阪府茨木市に本社、工場を設置していた。因みに旧大阪本店は茨木事業所として現在も事業活動を行っている。同社は、液晶パネルに欠かせない部材、偏光板で約4割の世界トップシェアを握るほか、「グローバルニッチトップ」戦略を掲げ、偏光板以外にも、半導体ウエハ保護フィルム、電子部品の製造工程で使われる熱剥離シートなど、で世界トップシェア製品をそろえている。現在は、グローバルニッチトップ戦略の進化型「エリアニッチトップ」戦略を掲げている。ニッチ商品でシェア世界海外売上比率は7割を超え、全世界で事業展開している。かつては日立グループの一社であり、前身は日東電気工業(にっとうでんきこうぎょう)で、戦後に日立製作所が系列下におさめた。その後、同じく日立グループの中央商事(当時。現・日立リアルエステートパートナーズ)が筆頭株主となるが、2003年に日立系資本から独立した。かつてはカセット・乾電池事業も展開していたが、1961年にマクセル電気工業(現・マクセル)に譲渡している(同社は1964年に日立製作所の直接の子会社となったのち、現在は「マクセルグループ」として独立)。ある特定の素材を扱うのではなく、社会で利用される製品の中間材料を、電子素材、自動車製品、工業製品など幅広く手がける。液晶テレビ等に使用される液晶用偏光板、液晶用位相差板、また、熱はく離シートや、ぜんそく治療薬などでは、世界最大のシェアを有する。また、水の浄化・海水淡水化に使用される逆浸透膜なども、世界的に大きな市場シェアを占める。  同社茨木事業所(工場)はキャンパスから近い(JR京都線「茨木駅」から徒歩8分の距離)ので、見学に行くこととする。

キーワード「グローバルニッチトップ、エリアニッチトップ、偏光板、半導体ウエハ保護フィルム、熱剥離シート」
文献・補足事項等「同社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

7

テーマ「製品が身近なのに企業名が意外に知られていない隠れたチャンピオン企業」4社を採り上げる。
1.テイカ株式会社(TAYCA CORPORATION)は、大阪府大阪市に本社を置く化学メーカーである。酸化チタン、界面活性剤、硫酸、微粒子酸化チタン、表面処理製品、無公害防錆顔料等を作っている。化粧品向けの微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛及び医療用超音波画像診断機用セラミック振動子は世界トップのシェアを有している。同社は、1919年(大正8年)に過リン酸肥料の製造を目的として設立され、1951年(昭和26年)に酸化チタンを、1961年(昭和36年)に界面活性剤の製造を開始し、現在はそれらが製造・販売の主力品目となっている。
2.極東開発工業株式会社(きょくとうかいはつこうぎょう:KYOKUTO KAIHATSU KOGYO CO., LTD.)は、大阪府大阪市に本社を置くコンクリートポンプ車をはじめとした特装車では日本首位のメーカーである。特装車として、ダンプトラック、散水車、トラックミキサ、コンクリートポンプ車、タンクローリー、ごみ収集車、ストックピッカー、車両運搬車「フラトップ」、粉粒体運搬車「ジェットパック」、脱着ボディ車「フックロール」「グランデッカー」、荷役補助装置「ムービングデッキ」等を製造、販売している。車両運搬車「フラトップ」シリーズは、従来の車載車では積載できなかった、ごく車高の低いクルマを積むことができる。積載するクルマの最低地上高が5センチ程度確保されており、積載車の車体の約2倍を展開できる面積があれば、レーシングカーのような特殊なクルマも積載できる。
3.株式会社モリタホールディングス(MORITA HOLDINGS CORPORATION)は大阪府大阪市中央区道修町3丁目6番1号に置く、株式会社モリタを中核子会社とするグループの持株会社である。株式会社モリタは、モリタホールディングスの100%子会社であり、消防車両などの緊急自動車・特種用途自動車を架装・販売する企業である。同社は、消防自動車の日本国内トップシェア企業である。1907年4月に創業者である森田正作が大阪府大阪市(後の南区、現在の中央区南部)に火防協會を設立し、1997年4月に社名を株式会社モリタへ変更し、2008年4月に一般車工場を兵庫県三田市旧特装車工場隣地に移転、「三田工場」とし、消防車メンテナンス事業も含めた一貫生産活動に集約した。
4.東リ株式会社(とうり: TOLI Corporation)は、兵庫県伊丹市に本社がある、床材、家庭用の壁紙、カーペット、カーテン、住宅建材等の住宅内装材の国内トップメーカーである。社名の類似性から化学繊維メーカーの東レ株式会社と混同されることがある。両社に資本関係はないが、カーペット事業などで取引があり、ビジネス関係は深い。

キーワード「医療用超音波画像診断機用セラミック振動子、特装車、消防自動車、住宅内装材」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

8

テーマ「スモールジャイアントである隠れたチャンピオン企業①」の1社目として、 株式会社福井製作所(かぶしきかいしゃふくいせいさくしょ:FUKUI SEISAKUSHO CO., LTD.)を採り上げる。同社は、大阪府枚方市招提田近1丁目6番地に本社及び工場を置く。同社は、LNG船などの安全弁専門メーカーとしてエネルギーインフラに多大な貢献をしており、創業は1936年である。資本金1億円、従業員数195名の中小企業であるが、製造している安全弁はエネルギーを「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」という一連のプロセスに必要不可欠な最終安全装置で、有事の際に「最後の砦」となるものであり、世界中の顧客より極めて高い品質が評価され、100ヵ国以上で採用されている。特にLNG(天然ガス)運搬船市場では世界シェアNo.1を占めている。石炭・石油の代替燃料であるLNG市場は今後伸び続けていくと期待されており、日本政府は、日本企業のLNG取扱量を2030年に年間1億トンとする目標を掲げている。これは、国内需要は今後減るものの、世界のLNG市場を主導し、日本の調達力を保つため、アジアで需要を創出して第三国向け取引を増やす戦略であり、二酸化炭素排出削減に貢献する政策として世界的に注目を浴びている。エネルギー需要は今後も新興国を中心に右肩上がりに増加することに加え、カーボンニュートラルによる低炭素化社会実現への技術(アンモニア・水素燃料、メタネーション、カーボンリサイクル、CCUS、バイオマス他)など活躍の場は更に広がっていくことが期待される。同社社長に来学いただきお話ししていただくこととしている。

キーワード「LNG船などの安全弁」 文献・補足事項等「同社ホームページ」

9

テーマ「スモールジャイアントの隠れたチャンピオン企業②」として、次の3社を採り上げる。
 1.太陽工業株式会社(たいようこうぎょう:TAIYO KOGYO CORPORATION)は、大阪市淀川区に本社・工場を置く、大型膜面構造物(テント構造物)のメーカーである。東京ドームの屋根や、埼玉スタジアム2002のスタンド屋根など、大型膜面構造物では圧倒的世界トップシェアを誇り、各種ドームから産業用のテント倉庫まで幅広い用途に対応している。同社は、1922年(大正11年)能村金茂が大阪市大正区にて「能村テント商会」として創業された。新しい技術を積極的に導入した製品開発を進めている。同社は1946年(昭和21年)太陽工業株式会社として創立され、やがて新しい合成繊維の誕生に伴い大型テントの製造を目指すようになった。その先駆けが1956年(昭和31年)に設計、製造を行った木下サーカスの大テント(長さ:37.8m、幅:46.8m)で、その後も複数の大型テントを試行錯誤の末に完成させる。2002年(平成14年)に開催された日韓共催のサッカーワールドカップでは埼玉スタジアム2002をはじめ5つのスタジアムでスタンド屋根を製造施工、その実績が評価され、その後のドイツ、南アフリカ、ブラジルのワールド・サッカー大会においても各国でプロジェクトに参画し2000年(平成12年)英国ロンドンにある世界最大のドーム「ミレニアム・ドーム」の膜屋根を施工した。
2.ハードロック工業株式会社(Hardlock Industry Co., Ltd.)は、大阪府東大阪市川俣に本社を置く、工業用ナットのメーカーである。1974年(昭和49年)創業、資本金1,000万円、従業員89名の中小企業である。創業者で現会長の若林克彦が、大阪工業大学卒業後に設計技師として企業に就職後、1961年(昭和36年)に、戻り止めナットをさらに改良した「Uナット」を開発し、それを元に独立、同社を創業した1974年(昭和49年)に、緩み留めナットの世界的代表的製品として知られる「ハードロックナット」を開発した。これが阪神電鉄のレール固定に採用されたのを発端として、新幹線から宇宙船に至るまで高度の安全性と信頼性が要求されるところで「絶対に緩まないナット」として絶大な信頼を得ている。同社の「ハードロックナット」はクサビの原理を応用し、凹凸一対から成り立っており、緩むことがないことから、その技術力を買われ、多数の企業に採用され、ナットではトップシェアを有する企業に成長した。
 3.株式会社 イシダ(ISHIDA CO.,LTD.)は、京都府京都市左京区に本社を置く、主に業務用の計量・包装機の製造販売の企業である。計量機類メーカーの中では国内最古参メーカーの一社としてその名を知られると共に、「はかりのイシダ」と呼ばれるように、業務用計量機器でその強さを誇る。各分野にシェアを持つ中で、特に食品生産ラインでの国内シェアは70%以上に及ぶ。

キーワード「大型膜面構造物、ハードロックナット、業務用計量機器」 文献・補足事項等「各社ホームページ」

10

テーマ「断トツの世界トップシェアを誇る隠れたチャンピオン企業」として次の3社を採り上げる。
 1.株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ(OSAKA Titanium technologies Co., Ltd.、略称:OTC)は、兵庫県尼崎市東浜町1番地に本社・工場を置く日本の非鉄金属メーカーである。高品質の金属チタンの世界トップシェアのメーカーで、顧客は航空機、宇宙産業機器が多い。チタンは1946年にクロール博士により現在の製造方法が開発されたが、日本においては、1952年に同社が初めてスポンジチタン製造の工業化に成功し、現在では断トツの世界トップシェアを占めている。スポンジチタンの主要な生産国は、日本、アメリカ、ロシア、カザフスタン、ウクライナ、中国だが、その中でも、航空機エンジン向けのプレミアムグレードと称される重要部品用高品質チタンを提供できる技術を有するのは、当社を含めて数社のみである。
2.株式会社ダイフク(Daifuku Co., Ltd.)は、大阪市西淀川区に本社を置く物流システム、自動倉庫などを取り扱うマテリアルハンドリングメーカーである。自動車生産ラインのコンベアシステム、洗車機、電子機器用部品などの製造も手がけている。2014年から10年連続マテリアルハンドリングメーカー世界シェア第1位となる世界最大手企業である。ブランドメッセージは「Always an Edge Ahead」(オールウェイズ・アン・エッジ・アヘッド)。
3.株式会社椿本チエイン(つばきもとチエイン:Tsubakimoto Chain Co., LTD)は、大阪府大阪市北区中之島に本社を置く日本の企業である。産業用スチールチェイン、自動車エンジン用チェインで世界トップシェアを有する。チェイン、モーションコントロール、モビリティ、マテハンの4事業を手掛ける1917年創業の老舗企業である。社名に「チエイン」があることから、チェインメーカー専業と想像されやすいが、部品からシステムまで幅広く事業展開している。社名は創業者椿本説三の名字を反映したものである。動力伝動用、搬送用など多種多様に幅広い用途で使われるチェインを製造している。「動力ある所“つばき”(業界における同社の通称)あり」と言われている。

キーワード「金属チタン、マテリアルハンドリング、産業用スチールチェイン、自動車エンジン用チェイン」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

11

テーマ「健康・医療に貢献する隠れたチャンピオン企業」として次の3社を採り上げる。
1.ロート製薬株式会社(ロートせいやく:ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)は、大阪府大阪市生野区巽西に本社を置く日本の製薬会社である。一般用医薬品の目薬で世界トップシェアを有するほか、企業内組織であった「肌研」が急成長しスキンケアが現在は主力製品になっている。同社の前身の「信天堂山田安民薬房」は1899年(明治32年)に創業され、現在は胃腸薬や一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品(OTC医薬品)や健康食品、スキンケア製品を主力商品としており、医療用医薬品には一切参入していない。更にグループ企業としてアメリカ合衆国のメンソレータム社を傘下に置く。
2.ニプロ株式会社(NIPRO CORPORATION)は、大阪府摂津市に本社を置く企業。医療機器、医薬品、ガラス製品の製造販売の運営を行っている。人工透析の分野で日本トップである。ニプロの創業は1947年で、電球再生事業からスタートした。その後、1954年に日本硝子商事㈱(現ニプロ㈱)を設立し、アンプル用硝子管などの製造販売に着手。医療用硝子製品のほかに、小型電球用バルブや魔法瓶用硝子などを取り扱う一方で、スーパーマーケット事業(後のニッショーストア)にも参入した。2001年商号をニプロ株式会社に変更し、ストア部門を会社分割して㈱ニッショーに発展改組した。ニプロ株式会社は、医療分野に本格的に軸足を移し、その象徴的な製品がダイアライザ(人工腎臓)である。コイル型ダイアライザの製造からスタートしたニプロはその後、日本でもいちはやく中空糸(ホローファイバー)型ダイアライザの製造に着手した。
 3.エア・ウォーター株式会社(AIR WATER INC.)は、本社を大阪市中央区南船場に置く産業ガスメーカーである。2000年(平成12年)4月に大同ほくさん、共同酸素が合併して誕生した。産業ガス事業では、日本エア・リキードと並び、日本での3大産業ガスメーカーの一つであり、手術や治療に不可欠な医療用酸素では日本のトップ企業である。加工食品・農業、医療機器、ケミカル等でM&A戦略を積極的に推進している。

キーワード「一般用目薬、人工透析、医療用酸素」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

12

テーマ「船舶関連の隠れたチャンピオン企業」として次の4社を採り上げる。
1.ダイハツディーゼル株式会社(Daihatsu Diesel Mfg. Co., Ltd.)は、大阪府大阪市北区大淀中に本社を置く、中・大型船舶、鉄道車輌用ディーゼルエンジン、陸用(定置式の発電機及びポンプ用)ディーゼルエンジン及びガスタービンエンジン、コジェネレーションシステムなどを製造する会社である。主力の船舶用ディーゼルエンジン発電用補機関は世界シェアトップである。創業は、明治 40年( 1907年 ) 3月 1日で現社名となったのは昭和 41年( 1966年 ) 5月 2日で、従業員は859名である。
2.株式会社中北製作所(かぶしきかいしゃなかきたせいさくしょ:NAKAKITA SEISAKUSHO CO., LTD.)は、大阪府大東市深野南町に本社・工場が所在する自動調節弁の世界シェアトップ企業である。船舶用で沿革操作装置まで一括製造する唯一のメーカーで、多品種少量生産で付加価値の高い製品を製造販売している。また、陸上用製品も環境配慮ニーズを受けてガスタービン発電向け堅調であり、業績はコロナ禍のときに一時減収減益となったが、2024年5月期はコロナ禍前に復調した。従業員数は341名である。具体的な事業内容としては、流体制御装置の総合メーカーとして、舶用(タンカーのカーゴライン、バラストライン、機関室)及び陸用(発電その他プラント)に各種自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置等の製造、販売を行っている。
 3.古野電気株式会社(ふるのでんき:FURUNO ELECTRIC CO., LTD.)は、兵庫県西宮市に本社を置く船舶をはじめとした電機メーカーである。総合舶用電子機器(マリンエレクトロニクス)メーカーとして世界シェアの15%を占める世界最大手企業である。1938年古野清孝が、長崎県口之津町(現在の南島原市)に古野電気の前身である「古野電気商会」を創業した。船舶の電気艤装工事などを請け負うなか、漁業を近代化したいという気持ちから、弟清賢と共に「魚群探知機」の開発に挑み、当時軍の放出物資であった「音響測深機」を改良し、1948年に世界で初めて「魚群探知機」の実用化に成功した。
4.寺崎電気産業株式会社(てらさきでんきさんぎょう: Terasaki Electric Co., Ltd.)は、大阪市平野区に本社を置く電気機器メーカーである。船舶、ビル、工場等を対象とする配電制御システム、機関監視制御システム、集合始動器盤、コージェネレーションシステム、メディカルデバイス等のシステム製品と、低圧遮断器等の電気機器を中心とする機器製品の、製造販売等を営んでいる。船舶用システム製品として『配電制御システム』と『機関監視制御システム』の分野では、世界トップシェアを保持している。

キーワード「船舶用ディーゼルエンジン発電用補機関、自動調節弁、魚群探知機、配電制御システム」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

13

テーマ「先端半導体産業の進歩を支えるチャンピオン企業」として次の3社を採り上げる。
1.扶桑化学工業株式会社(ふそうかがくこうぎょう:Fuso Chemical Co., Ltd.)は、大阪府大阪市中央区高麗橋に本社を置く化学品メーカーである。リンゴ酸・クエン酸などの果実酸や、半導体研磨剤原料の超高純度コロイダルシリカでは世界トップシェアを占めている。同社は、創業者の赤澤庄三が1957年に帝國製薬の大阪工場を独立させ設立したもので、1962年に無水マレイン酸を原料としてリンゴ酸の製造を開始した。このリンゴ酸がライフサイエンス事業の起点となり、現在も同社の主力製品の一つである。そのため、会社のロゴマークはリンゴがモチーフとなっている。同社は食品・飲料用途の果実酸や半導体研磨剤原料用途の超高純度コロイダルシリカという世界的に見てもニッチな市場で強みを発揮している。
2.ステラケミファ株式会社(Stellachemifa Corporation)は、大阪府大阪市中央区淡路町に本社を置く、高純度薬品を製造販売する化学メーカーである。フッ素化合物を中心とする高純度薬品などの製造および販売を行っている。特に電子部品用フッ素高純度薬品で世界トップシェアを誇る。また、新規原子力施設向けに濃縮ホウ素の拡大を目指している。製品は、半導体デバイスの高集積化を可能にする超高純度エッチング剤や洗浄剤、シリコンウェハにパターンを焼き付けるステッパーのレンズ原料などに使われている。また、携帯電話・デジタルカメラ・ビデオカメラ・ノート型パソコン・電動アシスト自転車、ハイブリッド車などに使われるリチウムイオン二次電池用の電解質、その他、ステンレスなどの金属の表面処理剤、フロンガスおよびフッ素樹脂の原料、医薬および農業などの中間原料などに幅広く使われている。
3.株式会社SCREENホールディングス(SCREEN Holdings Co., Ltd.)は、京都府京都市にある半導体・液晶製造装置・印刷関連機器などの産業用機器を製造する企業グループの持株会社である。京都府内に2カ所、滋賀県内に3カ所の工場がある。他に京都市伏見区にグループ最大の技術開発拠点である「ホワイトカンバス洛西」、富山県に半導体製造装置の生産子会社、福島県に半導体製造装置の部品生産子会社、海外では中国・杭州に印刷関連機器の生産子会社を有する。半導体製造装置のウエハ洗浄装置では世界断トツのトップシェアを占めている。液晶製造装置や印刷機器も展開している。半導体製造装置、液晶製造装置事業が業績の75%を占める。海外比率は2024年3月期で62%。半導体(IC, LSI等)を形成する金属製薄板(シリコンウェハ:現在の主流は直径300ミリメートル)の洗浄装置や、液晶テレビ、パソコンの液晶ディスプレイ製造用の大型ガラス基板対応装置、また印刷版出力装置(CTP)では世界トップシェアを持つ。

キーワード「半導体研磨剤、電子部品用フッ素高純度薬品、半導体製造装置のウエハ洗浄装置」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

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テーマ「自動車産業を支える隠れたチャンピオン企業」として次の4社を採り上げる。 1.株式会社ハイレックスコーポレーション(HI-LEX Corporation)は、兵庫県宝塚市に本社を置く、自動車用コントロールケーブルの製造を行う会社である。自動車会社の傘下にない独立系の自動車部品企業で、自動車コントロールケーブルでは世界トップシェアである。世界17ケ国に生産拠点を有しており、組立まで一貫生産システムを採用している。
2.株式会社ダイセル(Daicel Corporation)は、大阪市北区大深町に本社を置く日本の大手化学品メーカーである。 1919年(大正8年)9月にセルロイド製造企業8社の合同により大日本セルロイド株式会社として設立された。1966年(昭和41年)にダイセル株式会社に商号を変更、1979年(昭和54年)10月、さらに商号をダイセル化学工業株式会社に変更、2011年(平成23年)10月に、現在の商号である株式会社ダイセルに変更した。当初は、セルロイドを応用した化学品製造に強みを持っていたが、近年では事業分野はより拡大され、セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学分野と多岐にわたる。特にタバコ用フィルターは日本で唯一のメーカーであり、世界シェアも第2位である。自動車のエアバッグ用インフレーター(ガス発生装置)においても国内シェアはトップ、世界3位であり、機械式インフレーターの生産は世界で唯一である。
3.株式会社カネミツ(Kanemitsu Corporation)は、兵庫県明石市大蔵本町に本社を置く輸送用機器企業である。自動車のエンジン動力伝達の自動車用プーリ(滑車)で国内トップのシェアを有する。1978年、現在の主流である「ポリVプーリ」の開発に成功した同社は、成長の波に乗り1980年には三木工場の第1期工場が竣工し、プーリの量産体制を確立した。その2年後、「ポリVプーリ」が初めてトヨタに採用されたことで、他のカーメーカーへも採用され、シェアを大きく拡大していった。
4.NTN株式会社(エヌティエヌ:NTN Corporation)は、大阪市北区中之島3丁目に本社を置く日本のベアリングメーカーである。日本精工、ジェイテクトとともに、日本のベアリング大手3社の一角を成す。世界シェア4位のベアリングメーカーである。自動車関連製品では等速ジョイントが世界シェア2位、ハブベアリングは世界シェア1位を占めているなど精密機器を主力製品とする。

キーワード「自動車用コントロールケーブル、エアバッグ用インフレーター、自動車用プーリ(滑車)、等速ジョイント、ハブベアリング」 文献・補足事項等「各社ホームページ、会社四季報(東洋経済)」

Class Format

授業は対面で行う。企業見学、ゲストスピーカーの講演を講義内容に従って実施する。企業見学、ゲストスピーカー講師の講演以外の授業については、前半は個人又はグループ単位での事前調査または事後報告のプレゼンテーション、残りはその内容に関する教員による講義・全員によるまとめという形式で実施する。なお、1回のレポートについては、manaba+Rで指示する。

Recommendations for Private Study

授業で取り上げる予定の企業はすべて京阪神地域に本社が所在しており、しかも、本学からは交通至便の場所にある。授業では、必ず1社以上について事前学習した結果のプレゼンテーションを課し、評価対象とするので自分で選んで、事前に当該企業を訪問し、製品を見せてもらったり、広報部門の方に会社の事業についてインタビューを行う等、積極的な事前の屋外調査活動を行うことを強く薦める。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

出席点28%(2%×14回)、授業内発表72%(各人2回×36%)

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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