| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15416:IR18‐ECJ205 国際交流論(R) § 15417:IR-ECR205 国際交流論(R) | 2023 | 夏集中Ⅰ | 国際関係学部 | 高鳥 まな | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
・本科目では、近現代の世界情勢の中で国際文化交流がいかにあってきたか、いかにあるべきかを探る。
・講義では、担当教員が日本の代表的な国際文化交流機関である国際交流基金での実務経験に基づき、国際文化交流に関わる各種概念、歴史的展開、ジャンルや担い手別の特徴などを紹介するとともに、具体的事例を取り上げつつ、国際文化交流の目的、政策や外交との関係、実施形態、評価などについて検証する。
授業の方法
・授業は、講義、学生による発表、グループ・ディスカッションを組み合わせて行う。
・各日の授業後にその日に得た知見や気づきをまとめたものの提出、および、全授業後に全授業を踏まえての期末レポートの提出を課す。各日のまとめのうちの特徴的なもの等については、翌日の授業の冒頭で取り上げ、その内容の紹介や補足的な説明を行う。期末レポートについてはmanaba+Rで個別にコメントを付す。
・あらかじめ各自に1項目を割り振り、その担当項目に関する発表を課す。(本シラバス「授業外学習の指示」、「成績評価方法」参照)
BPCレベルへの対応
・BPCレベル1~2: 対面授業を行う。
・BPCレベル3~4: 原則としてメディア授業(ライブ配信)を行う。
受講生の到達目標
・国際文化交流の政策や事業についてその立案や実施上の要点を理解できる。
・国際文化交流の目的、評価に関する見識を養うことができる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1-2 | 「文化」とは、「国際文化交流」とは、「国際文化交流事業」とは? |
「文化」や「国際文化交流」に関わるさまざまな言説・用語を検証し、概念を整理するとともに、具体的な「国際文化交流事業」を考察する。
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| 3 | 国際文化交流の意義・目的と実践 |
国際文化交流とは、誰が・何のために・いつ・どこで・何を・誰に対して・どのように行うのか、その目的や主体・客体、手法等を検証する。 |
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| 4 | 自然発生的な文化交流 |
おおよそ19世紀半ばまでの国内外における自然発生的な異文化接触、異文化体験、異文化受容の事例を検証する。 |
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| 5−14 | 日本の国際文化交流のあゆみ (1)〜(10) |
近現代の日本の各時代背景・社会状況の中で、文化や国際文化交流というものがどのように扱われ、どのような政策がとられ、どのような事業が行われたかを検証する。 |
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| 5 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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義和団事件(1900)、義和団事件賠償金(1901)、外務省「対支文化事務局」設置(1923)、「対支文化事業」開始(1923) |
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| 6 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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国際連盟発足(1920)、「知的協力国際委員会」発足(1922)、「知的協力国内委員会」設置(1926) |
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| 7 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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満州事変(1930)、国際連盟脱退(1931)、「国際文化振興会」設立(1934)、「国際学友会」設立(1935) |
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| 8 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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外務省「文化事業部」廃止(1940)、太平洋戦争勃発(1941) |
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| 9 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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国際文化振興会再開(1946)、「国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)」設立(1946)、「ガリオア・プログラム」開始(1949)、ユネスコ加盟(1951)、「日米フルブライト交流事業」開始(1952)、「日本ユネスコ国内委員会」設置(1952)、「国費外国人留学生制度」創設(1954) |
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| 10 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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経済白書『もはや戦後ではない』(1956)、外交青書『情報文化活動の大要』(1973)、ODA開始(1954)、GNP世界第2位(1969)、ニクソン・ショック(1971)、「国際交流基金」設立(1972)、ODA文化無償事業開始(1975)、福田ドクトリン(「東南アジア外交3原則」)『心と心の触れ合い』(1977)、「ASEAN文化基金」設立(1978) |
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| 11 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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大平総理所信表明演説『文化の時代、国際化の時代』(1979)、『地球の歩き方』創刊(1979)、大平内閣「環太平洋連帯構想」(1982)、プラザ合意(1985)、バブル経済(1986-1991)、竹下総理ロンドンスピーチ『世界に貢献する日本』(1988)、竹下内閣「国際文化交流に関する懇談会」設置(1988)、外交青書「国際協力構想」(1988)、内閣官房「文化交流推進会議」設置(1989)、国際交流基金「文化協力プログラム」開始(1989)、国際交流基金「日本語国際センター」設置(1989)、国際交流基金「アセアン文化センター」設置(1990)、「ユネスコ文化遺産保存日本信託基金」設置(1990) |
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| 12 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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ジョゼフ・ナイ「ソフト・パワー」(1990)、湾岸戦争勃発(1990)、国際交流基金「日米センター」発足(1991)、「国連平和維持活動」参加開始(1992)、国連開発計画『人間の安全保障』(1994)、細川内閣「国際文化交流に関する懇談会」設置(1994)、国際交流基金「アジアセンター」設置(1995)、橋本ドクトリン『多角的な文化協力』(1997)、ODA最高額(約1兆4千億円)(1998)、小渕内閣「21世紀の日本構想懇談会」設置(1999)、国際交流基金独法化(2002)、外務省「広報文化交流部」設置(2004)、国際交流基金「日中交流センター」設置(2006)、国際交流基金「さくらネットワーク」設置(2007)、「日本語教育スタンダード2010」策定(2010)
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| 13 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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・K-POP流行、孔子学院(中国)・世宗学堂(韓国)の展開
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| 14-15 |
日本の国際文化交流のあゆみ
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実例として「国際交流基金」を取り上げ、1970年代初めに設立された同基金が、現在に至るまでの間、それぞれの日本の時代背景・国際情勢の中で行なってきた国際文化交流事業の蓄積や変遷をたどり、いくつかの具体的な事業を検証するとともに、今後の国際文化交流のあり方を考える。 |
授業実施形態
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.
各回の授業実施形態については、本科目のmanaba+Rコースニュース等で案内します。また、第1回目の授業実施形態については、第1回目授業開始までに上記コースニュース等でお知らせします(※)。なお、授業配慮等の取り扱いについては、manaba+R「国際関係学部生のページ」および「学び支援サイト」で確認してください。
国際関係学部生のページ:https://ct.ritsumei.ac.jp/ct/course_1728150
学び⽀援サイト:https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/
(※) 第1回目授業の授業実施形態を確認するためにはmanaba+Rの早期利用申請を行う必要があります。早期利用申請の詳細は、2023年度履修・登録の手引きを御確認ください。なおmanaba+Rで早期利用申請をおこなっても受講登録にはなりません。受講登録期間中に改めて登録を行う必要があります。
授業外学習の指示
1. 予習として、
(1)世界史および日本史(特に19世期半ば以降現代まで)を概観し、異文化接触・異文化交流という観点に立って、主な出来事とその時代背景・社会状況を押さえておく。
(2)現在の世界情勢、日本の社会情勢を押さえておく。
(3)本シラバス「参考書」および「参考になるwebページ」記載の資料を参考にする。
(4)各学生にあらかじめ発表項目を割り振って後日の授業中での発表を課すので、担当項目を調べ、パワポやワード等の発表資料をまとめておく。
2. 復習として、
・各日の授業コマ(本科目は集中講義であり1日3コマ×5日)ごとにそこで得た知見や気づきをまとめる(本シラバス「成績評価方法」参照)。授業内容を振り返り、自らの考察をまとめる姿勢が望まれる。
3. 授業中に随時追加で参考文献や資料、ウェブサイト等を紹介予定であり、それらを通して各自の理解と知識の拡大に努める。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | ・40% :期末レポート
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成績評価方法(備考)
・全講義を通じて得た知見を踏まえ、自由にテーマを設定してのレポート作成を求める。レポートは授業で得た知見や他者の発表、各自の関心等に基づくものであり、その内容の深さ、客観性、論理性等を評価する。(40%)
備考2
・担当する項目に関し、授業中の発表を求める。その内容、客観性、論理性等を評価する。 (20%)
備考3
・各日ごとに、その日の授業の各コマ(本科目は集中講義であり1日3コマ)で得た知見や気づきなどを150-600字程度にまとめ、manaba+Rを通じ翌日までの提出を求める。また、知見や気づき等の提出に加え、討論等、授業への積極的な参加を評価する。(40%)
備考4
【BCPレベル3~4に変更となった場合】
・BCPレベルが3~4に変更となった場合においても、成績評価方法は変更しない。
受講および研究に関するアドバイス
・日常的に、現在の世界情勢や各国の立ち位置、日本の社会状況に関心を持ち、その中での文化や文化交流、異文化理解、多文化共生等の意味や役割、位置づけなどを考えるようにする。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 国際文化交流を実践する | 国際交流基金編 | 白水社 | 9784560097977 | |
| 外交vol.51 特集:パブリック・ディプロマシーの最前線 | 「外交」編集委員会 | 外務省 | 4901783688 | |
| <文化>を捉え直す カルチュラル・セキュリティの発想 | 渡辺靖 | 岩波書店 | 4004315735 | |
| ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力 | ジョゼフ・S・ナイ | 日本経済新聞出版 | 4532164753 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
・政府の国際文化交流関連の施策、言説等については、関連省庁(外務省mofa.go.jp、文科省mext.go.jp、文化庁bunka.go.jp、スポーツ庁mext.go.jp>sportsなど)のウェブサイトで検索できる。
・地方自治体、NPO、学術文化機関、交流団体、企業などの国際文化交流活動についても、それぞれのウェブサイトが参考になる。
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
本科目担当教員は、独立行政法人国際交流基金において、日本語事業運営部長・海外事業戦略部長・日本語試験センター事務局長・ロンドン日本文化センター所長・欧州総局長等としての実務経験、3度の海外駐在経験(パリ、ロンドン(2度))を有している。本科目では、そこから得られた知見を授業内容に反映させている。
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/