授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
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11458:東洋史概論Ⅱ(L) | 2022 | 春セメスター | 火2 | 文学部 | 鷲尾 祐子 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
秦ー唐までを対象として中国史を概観する。当該時期は帝制がひとまず確立する時期であり、宋以降の大きな変化を考慮してひとまとまりで扱われることが多い。儒教・仏教・官僚制・帝制・律令。大家族など、中国の社会と文化を構成する基礎的な要素の多くは唐までに出現している。爾後の中国にも深い影響を与えたこれらについて解説しつつ、当該時期の制度と社会の特質について説明する。
授業は、講義形式で行う。各回の終了時に授業内容に即した質問を出し、Manaba+Rのアンケートを用いて回答してもらう。次回の授業冒頭で回答へのフィードバックを行う。出題の意図を説明し、回答中の優秀なものを取り上げつつ正答を説明する。また、特徴的な回答も取り上げる。また不明点についても記述してもらい、適宜回答する。
原則として対面授業の形態で実施する。BCPレベルの変化によりZoomライブ配信に移行する可能性もある。また、事情があり対面授業に参加できない学生には個別に対応する。
受講生の到達目標
あわせて、漢~唐にかけての政治・社会・国際関係などを概観し、中国の制度と社会秩序の原点を理解する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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キーワード・文献・補足事項等 | |
1 | 授業の進め方の説明。成績の説明。 |
東洋史における当該時期の位置づけと概観 |
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2 | 官僚制 |
秦漢 制度・郡国制から郡県制 |
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3 | 帝制と儒教1 巫と儀礼 |
漢代の政治、信仰 儀礼 |
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4 | 帝制と儒教2 儒教と登用 |
漢代の政治 地方の統治 豪族 |
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5 | 西域争奪戦 |
国際関係 匈奴 烏孫 西域 都護 |
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6 | 兵役・軍隊・戦争 |
三国時代・魏晋南北朝時代・兵役・兵戸 |
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7 | 仏教の伝播と隆盛 |
五胡十六国時代、仏教、国家儀礼 |
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8 | 裁判と法治 |
律令制の完成、魏晋南北朝時代、裁判制度 |
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9 | 戸籍と家族 |
秦漢 北魏、戸籍制、徭役、均田制 家族構成、婚姻・夫婦・世帯 |
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10 | 女性と労働 |
秦~唐代の女性、公私 |
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11 | 村落と都市 |
什伍制度・郷里・里坊制・村落・都市・妓女・任侠 経済の発達 |
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12 | 官吏登用制度・科挙 |
隋唐、中央官制・門閥・科挙・則天武后 |
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13 | 皇帝を制する者 |
後宮・外戚・宦官・皇帝
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14 | 唐と国際秩序 |
チベット ソグド 安史の乱、藩鎮体制 |
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15 | 秦ー唐の政治と社会 |
秦~唐の政治と社会のまとめ |
授業実施形態
(受講登録者数次第)
第1週目、第2週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第3週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第3週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第3週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。
【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。
授業外学習の指示
復習 レジュメ・ノートを見てわかった点・不明点をまとめる
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
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定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 1、授業内期末レポート 60%。
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成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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概説中国史 上 | 冨谷至・森田憲司(編) | 昭和堂 | 978-4812215166 | |
秦漢帝国 | 西嶋定生 | 講談社 | 978-4061592735 | |
魏晋南北朝 | 川勝義雄 | 講談社 | 978-4061595958 | |
隋唐帝国 | 布目 潮風 ・栗原 益男 | 講談社 | 978-4061593008 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html