授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15302:刑法Ⅱ(各論)(JC) 2024 秋セメスター 水3-4 法学部 大下 英希 4

キャンパス

衣笠/衣笠

授業施設

存心館ZS207号教室/存心館ZS207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

刑法各論は、個々の犯罪の成立要件の意義と限界を検討するものである。
その中には、窃盗罪が成立するか否かという問題を取り上げるtのと同様に、窃盗罪と詐欺罪の限界を探求することも含まれる。

受講生の到達目標

1.犯罪の成立要件の理論構造を分析し、それを整序できるようになる。
2.学説の対立状況や判例の趣旨・射程範囲を学習し、理解する。
3.犯罪論につき、体系的思考と問題的思考とを組み合わせて理解するとともに、事例問題等の応用問題に対応できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

刑法各論の考え方

刑法各論の概観、保護法益

2

殺人の罪

人の始期と終期、被害者を利用した間接正犯

3

自殺関与罪・同意殺人罪

自殺教唆、自殺幇助、嘱託殺人、承諾殺人、安楽死、尊厳死

4

傷害罪

傷害概念、暴行罪と傷害罪の関係

5

業務上過失致死傷罪

過失傷害、業務概念、自動車運転死傷行為処罰法

6

堕胎罪

堕胎概念、嬰児殺の擬律

7

(保護責任者)遺棄罪

遺棄概念、不保護罪

8

自由に対する罪

逮捕罪、監禁罪、脅迫・強要罪、住居侵入罪、不同意わいせつ罪、不同意性交等罪

9

名誉毀損罪

名誉概念、公然性、230条の2の特例

10

信用毀損罪・業務妨害罪

偽計業務妨害罪、威力業務妨害罪、信用毀損罪、公務と業務の区別

11

財産犯総論

財産犯相互の関係、財物概念、占有概念、保護法益

12

窃盗罪

窃取、不法領得の意思

13

強盗罪①

暴行・脅迫概念、2項強盗

14

強盗罪②

事後強盗、昏睡強盗、強盗不同意性交等罪、強盗致死傷罪

15

交付罪

詐欺罪、恐喝罪、電子計算機使用詐欺罪、相当対価の支払いと詐欺罪

16

横領罪

横領罪の保護法益、横領概念、業務概念、横領後の横領、二重譲渡

17

背任罪

事務処理者、任務違背行為、財産上の損害、二重抵当

18

盗品等に関する罪・毀棄罪

盗品等に関する罪、毀棄罪、隠匿罪

19

社会的法益総論

安全に関する罪、信頼に関する罪、風俗に関する罪

20

放火罪

現住性、焼損概念、公共の危険

21

偽造罪1

偽造と虚偽作成、私文書と公文書、文書性、行使

22

私文書偽造罪

名義人、作成者、私文書性、肩書冒用

23

公文書に関する罪

公文書偽造罪、虚偽公文書作成罪、公務員を利用した間接正犯

24

その他の偽造罪、風俗犯

通貨偽造罪、有価証券偽造罪、わい絶物頒布罪、賭博罪

25

国家的法益総論

国家的法益の位置づけ、天皇に対する罪

26

公務執行妨害罪

公務、公務の適法性、違法な公務の要保護性

27

強制執行妨害罪

強制執行概念、強制執行行為等妨害罪、財産の隠匿と強制執行妨害罪

28

司法作用に対する罪1

犯人隠避罪、証拠偽造罪

29

司法作用に対する罪2

偽証罪、司法作用に対する罪の共犯

30

汚職の罪

職権乱用罪、収賄罪、贈賄罪

授業実施形態

本講義は対面にて実施する

授業外学習の指示

授業前 :講義で取り扱う条文をチェックし、教科書の該当箇所に目を通して疑問点をメモしておく。
授業中 :各回の講義の全体像を意識しながら講義を聞き適宜メモを取る。
授業直後:理解が足りなかったところがあったり、自分の疑問点が解決していない場合は適宜質問をする。
授業後 :講義で取り扱った内容をノートにまとめる。理解するところと覚えるところを分ける。
試験前 :自分が作ったノートを参照しながら、事例問題の答案のイメージを作る。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

上記「受験生の到達目標」に即して出題、採点のうえ評価する

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

小テスト等によって評価する(詳細は初回の講義で示す)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

刑法各論は、各犯罪の限界を探求するものであるから、連続性が感じられないないように見えるが例えば財産犯などでは、窃盗罪、詐欺罪、横領罪などの各犯罪の意義と限界が問われるものであるから、必ず毎回出席して理解を深めることが必要である。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
刑法各論(第2版) 浅田和茂 成文堂
刑法判例百選Ⅱ各論 有斐閣

教科書(使用頻度、その他補足)

体系書として本書を指定する。また、判例集は各時間参照するので持参すること。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
判例プラクティス刑法Ⅱ(各論) 成瀬幸典ほか編 信山社出版

参考書(使用頻度、その他補足)

法科大学院を目指すものは、司法試験、予備試験に必要な判例が網羅されている、以上の書を参考書として指定しておく

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考


【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html