授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15916:[2025 春セメスター]ヘルスマネジメント論(S) 2025 春セメスター 火1 産業社会学部 漆原 良 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG303号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 テレビや雑誌などでは、日々様々な健康にまつわる問題が取り上げられており、健康について意識する人も多くいます。しかし、病院に入院している患者など他者に健康を管理してもらえる人は少なく、多くの人が日常生活の中で自らの健康を管理していく必要があります。しかも、その過程は老化が進む中で一生涯に及び、自身の健康を管理するためには、正しい知識の理解と知識を生活の中で実践していくスキル、継続し続ける実行力が必要となります。
 本講義では、生涯にわたってより人間らしく社会で自立した生活を営むために、特に自分自身で身体的な健康の管理ができる力を身につけるために必要な知識として、生活習慣病やその予防方法について機序を含めて学び、身近なツールを活用した自身の生活習慣の分析や運動能力の評価についても実体験を通じて学んでいきます。
 また、近年個人の努力では解決が難しい健康管理上の問題として感染症の拡大があり、これについても扱います。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とします。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認して下さい。

【フィードバックの方法】
出席確認のアンケートでは授業に対する質問を受け付け、必要に応じて次回授業の冒頭にて質問への回答を行う他、生活習慣の記録および検証に関する課題については、提出期間終了後授業内で提出された内容について振り返り、以降の課題への活かし方について説明をします。

受講生の到達目標

①健康について説明できる
②生活習慣病とその予防方法としての運動の意義を説明できる
③身近なデバイスを活用した摂取カロリー、消費カロリー、体重の記録を健康管理に活用できる
④目的に応じた運動の使い分けができる
⑤身近な施設や制度を自身の健康管理に結び付けて考えることができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

ウエルネス論や生理学は、本科目の基礎知識について学ぶことができるため、事前に履修していることで、本科目の理解を深めることができます。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業の概要と導入

成績評価、授業参加の事前準備(生活習慣記録の準備)

2

生活習慣記録課題の取り組み条件の確認、公衆衛生、健康の定義

公衆衛生、健康の定義,QOL

3

健康寿命の延伸に向けた日本の課題

平均寿命、健康寿命、生活習慣病

4

食事と運動

肥満、体脂肪率、BMI、摂取カロリー、消費カロリー
要因加算法モデル、制限的日次カロリー消費量モデル

5

様々な肥満のスクリーニング方法、体脂肪率の推定、自分の生活を知る

肥満、体脂肪率、生活習慣記録方法の説明、METS

【第1回生活習慣記録出題】+R授業にて取り組み上の注意点を説明
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

6

運動を実現する仕組み①

筋収縮、筋線維タイプ

7

運動を実現する仕組み②

酸素摂取、エネルギー供給機構、有酸素運動

8

運動強度に伴う酸素摂取量の変動と最大酸素摂取量

最大酸素摂取量、心拍数、RPE

9

第1回生活習慣記録課題に対するフィードバックと運動強度の変化に伴う心拍数の変化

第1回生活習慣記録課題に対するフィードバック
運動中の酸素摂取量と心拍数の関係
運動の違いに伴う心拍数の変化を観察します

第2回生活習慣記録課題の説明
【第2回生活習慣記録出題】

10

心拍数を用いた自分に適した運動強度の推定

運動強度の変化に伴う心拍数の変化を観察します
測定結果から自分に適した運動強度の算出を行います
*PCがある方が授業内課題が行いやすくなります

11

運動不足のリスク

第10回内容の解説
ロコモティブシンドローム、ベッドレスト

12

生活習慣記録の分析方法についての説明
運動の効果

生活習慣記録の分析方法についての説明
有酸素運動、長期間の運動継続による影響、短期的な運動の影響

【生活習慣記録の分析出題】

13

生活習慣病予防に必要な運動の条件

エネルギー供給機構、心拍余裕力、インターバル速歩

14

運動処方
保健行動に対する行動科学的アプローチ

運動処方の条件、原則、要素
保健行動、行動科学
最終レポートの出題

授業実施形態

第1回~14回を対面授業にて実施 【+R授業】は第5回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

 本授業では、成績評価の一環として、自身の生活習慣(日々の摂取カロリー、消費カロリー、体重等)を記録し、報告してもらいます。これに伴い事前準備が必要となりますので、必ず「受講および研究に関するアドバイス」を読んでおいて下さい。

 また、最終レポートでは、授業で学んだことを踏まえて、身近にある施設や制度を利用した自身の健康管理について考えてもらうことになりますので、日ごろから自分の周りに健康管理(特に生活習慣病予防)につながる施設や制度がないか、よく観察しておいて下さい。

 あわせて、各メディアで採り上げられる「健康によい」とされるもの、ことについてもよく観察し、批判的に考察できる余地がないか考えてみて下さい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①授業への参加状況(28点)
 毎週授業の最後にmanabaのアンケート機能を用いて、指定された課題について回答してもらいます。提出1回につき2点が加点されます。記入内容により評価が変わることはありませんが、授業回によっては質問、感想以外の課題を課すことがあり、必要事項が書かれていなければ欠席扱いとなる場合があります。14回の授業が行われますので、2点×14回=28点になります。ただし、加点は欠席回数が4回以下の者に限り、5回以上欠席したの人は「0点」となるので注意して下さい。
 なお、授業回によって課題は異なり、授業冒頭から出席していなければ回答できないような内容の場合もあります。また、授業開始後10分を経過して入室した場合は「遅刻」とみなし、受講はできますが、出席点は加算されません。
②生活習慣記録の提出(15点)
 第5回授業の翌日から4週間以内に、連続する7日間の摂取カロリー、消費カロリー、体重を記録し、4週間後の体重変化について予測し、その後の体重管理上の目標を設定してもらいます。その記録と予測結果、目標をmanaba+Rを通じて提出してもらいます。
③生活習慣の検証(25点)
 第10回授業の翌日から4週間の間(第1回生活習慣記録課題終了から4週間後を1日目とする)の連続する7日間の摂取カロリー、消費カロリー、体重を記録し、②の予測、目標との違いについて考察します。その上で今後必要となる運動について提案してもらいます。manaba+Rを通じて提出します。
④最終レポート(32点)
 授業内容を踏まえて、身近な施設や制度を自身の健康管理に活かす方法について、1000~1500字程度でまとめるレポートを課します。manaba+Rを通じて提出してもらいます。

成績評価方法(備考)

〇公欠に該当する欠席や、試合参加、体調不良等で欠席する場合の対応
試合等参加証明書の提出や、やむを得ず欠席する事情の申し出(原則として、授業前後に対面にて申し出ること。コレクションやメールの送付だけでは対応しません)により配慮をします。詳細は第1回授業で説明します。
配慮の内容:
公欠の場合は出席と同等として扱い、それ以外の場合は欠席とはみなしません(出席点はつかないが欠席とはみなさない)、欠席回の授業資料等の提供、授業内容に対する質問の受付。ただし、欠席回数が多い場合は、授業内容についていけなくことを防ぐ目的で課題を課す場合があります。
配慮に該当する事由:
公欠届、試合等参加証明書が提出される場合、交通機関の乱れ、体調不良、冠婚葬祭、就職活動、ゼミ合宿等、自分で予定の調整が困難な場合
配慮に該当しない事由:
私的な旅行、アルバイト、通院等、自分で予定の調整がある程度可能な場合

〇遅刻に対する対応
 授業開始後10分を経過して入室した場合は「遅刻」とみなし、受講はできますが、出席点は加算されません。該当する学生には、入室時に用紙を渡しますので、授業終了時に欠席理由を記入の上提出して下さい。理由が、上記欠席の配慮に該当するような内容の場合、配慮(遅刻とはみなさない)します。

受講および研究に関するアドバイス

 本授業では、成績評価の一環として、自身の生活習慣(日々の摂取カロリー、消費カロリー、体重等)を記録し、報告してもらいます。このため、それらを測定できる方法として、スマートフォンアプリやスマートウォッチ(摂取カロリーや消費カロリーの算出。代表的なものとして、google fitやあすけんがあります)、体重計(可能なら体組成計)を各自で準備しておいてもらうことが必要です。
 自分で準備できない場合は、摂取・消費カロリーについては手計算で算出する方法を説明しますので、それを用いてもらいます。体重については、京都衣笠体育館で計測することができますが、体育館のジムの利用には、講習を受けることが必要になります。
 第1回の授業で詳しく説明するとともに、みなさんの準備状況を確認しながら課題を実施しますが、できるかぎり、受講に先立って各自でアプリをインストールし、使い慣れておく、体育館のジムを利用できるようにしておくようにして下さい。
 なお、アプリについては一定の精度、信頼性があれば使い慣れたものを使ってもらうことも可能です。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しません。 講義内容に応じて随時資料を配付します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
運動処方の実際 池上晴夫 大修館書店 978-4469163216
運動脳 アンデシュ・ハンセン サンマーク出版 978-4-7631-4014-2
行動変容マニュアル 竹中晃二 編 Book House HD 4-938335-17-4
ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方 能勢博 講談社 978-4065176672
運動しても痩せないのはなぜか ハーマン・ポンツァー 草思社 978-4-7942-2602-0

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、授業内で適宜紹介します

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/