授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12547:現代美術論(L) § 12548:現代芸術論(W) 2023 春セメスター 火1 文学部,映像学部 上田 高弘 2

キャンパス

衣笠

授業施設

清心館SE009号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

〈現代美術〉とは何だろう。あるいは、どのように論じるべきだろう。長くこの分野を専門としてきて、ここ数年でたどり着いた、まずは前半でざっくりと紙芝居のように概説的〈知〉を提供したあと、後半は専門的なテクストを読みつつ批評史の観点を獲得する方法を、踏襲する。(授業スケジュールの項に記されるのは昨年度のほぼ、その「実績」だが、当然そこに必要な小改訂〔マイナーチェンジ〕を加えてゆく予定である。)

なお、課題のフィードバックは、「成績評価方法」の項に記すもののうち最終回に出題するもの以外は、翌週もしくは翌々週の授業中に教育的効果の高い数例の「回答」(当manaba+Rのアンケート機能を利用するから)を紹介するかたちでおこなう。

受講生の到達目標

● 〈現代美術〉を広義の美術史との連関のなかで捉えられる。
● 単に基礎的であったりミーハー的であったりするレベルを超えた専門的・批判的な知識によって〈現代美術〉を論じられる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

必須の科目は挙げないが、さまざまな芸術関連科目の履修が有益なのは、いうまでもない。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
01

イントロダクション

〈現代美術〉と「現代の美術」 [各回テーマに対する副題がある場合は、それを当欄に記すこととする。]

02

概説編(1)

近現代美術「前史」

03

概説編(2): 1863年~1912年

モダニズム美術の青春期

04

概説編(3): 1913年~1962年

モダニズム美術の壮年期

05

概説編(4)

デュシャンの/と反芸術

06

概説編(5)

「老い」と「萌え」、あるいは後期資本主義下の芸術の諸相その1

07

概説編(6)

「老い」と「萌え」、あるいは後期資本主義下の芸術の諸相その2

08

透明な通史から、批評史へ

前半の回顧(補遺)と後半への展望

09

批評史編(1)

グリーンバーグとフォーマリズム批評

10

批評史編(2)

設置の芸術〔インスタレーション〕の誕生

11

批評史編(3)

インスタレーションへの批判と擁護

12

批評史編(4)

アクティヴィズムの芸術

13

批評史編(5)

キュレーターの時代?

14

批評史編(6)

「老い」と「萌え」、あるいは後期資本主義下の芸術の諸相その3

15

まとめと補遺

再び「デュシャン」以後の視点で

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第2週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第2週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第2週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

前半の「概説編」は予習不要だが、後半の「批評史編」は前回配布資料による予習が必須となる。復習用には、連続して出席して自力でノートを充実させることが必要となる。なお、使用する視聴覚素材の著作権の関係もあって、授業時間外に視聴できる「オンデマンド配信」はサポートしない。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

一定の節目ごとに(最低でも3回、うまくすれば4回)、授業の理解度を問う「中課題」を出題する。この「中課題」を出題しない大半の回にも、出席確認を兼ねた「小課題」は出題する。

評価は、以上の総合点をもっておこなう。(詳細は下の成績評価方法(備考)を参照。)

成績評価方法(備考)

まず、「中課題」には、出題(授業終了時)から当manaba+Rでの「回答」締切まで、5日程度を確保する。分量はせいぜいA4用紙1枚程度で、得点差(実施回数にもよるが最高で12点前後)をつけるかたちで採点する。(「回答」の語を選ぶのは、当ツールのアンケート機能を利用するからである。以下、同。)

他方、「小課題」には、授業中に紙面を配布して実施して授業終了時に回収するものと、授業終了時に出題して当manaba+Rでの「回答」締切を3日後の23時に設定するものの2種がある。字数は、多いものでも原稿用紙1枚(400字)で、不誠実な回答以外には得点差をつけず満点(5点程度)を与える。

評価基準の欄に記した、「評価は、以上の総合点をもっておこなう」の文面は、この15回分の得点の単純合計を意味している。

なお、当manaba+Rに仕様として備わる「出席カード」機能を利用して毎回、出席は確認するが、カードだけ提出しても上記課題を提出しない場合は、出席扱いとはならない。また、逆(課題だけ提出して「出席カード」は未提出)も同様である。(「中課題」のフィードバックに労力を多くとられるためにその翌週に「小課題」も出題しないことは稀にあって――評価基準の欄で「大半の回にも」と書き添えたゆえんである――、その場合は「出席カード」の提出だけで「小課題」も提出した回と同じ得点を与える。)

ついでながら、コロナ禍に見舞われる以前は「定期試験(筆記)」に70%、残りの30%を「平常点」に、それぞれ充てていたが――後者の30点の根拠となる「ミニ・レポート」(予告なしで教室で5回出題/回収)が受講生にとって精勤(連続出席)のモチベーションとなっていた――、2023年度も文学部として定期試験を実施しない方向性を採ったことから、やむをえず「平常点」を100%とし、そのためには出席確認と連動した平常点の厳格な評価を追求することとなっている点、付記しておく。

受講および研究に関するアドバイス

授業で紹介する文献等はもちろんだが、それらに限らず、さまざまな作品、展覧会、公演等に接することは、きわめて有益である。座学だけでなく、アンテナを鋭敏に張った自身の〈文化活動〉によっても滋養分を得ることを、推奨する。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特に指定しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
モダニストの物言い 上田高弘 美学出版 4-902078-06-6

参考書(使用頻度、その他補足)

とりあえず講義担当者の単著となる関連文献を1冊、掲出しておくが、授業中にも多くの参考文献に言及することになるだろう。

参考になるwwwページ

必要に応じて授業中に紹介する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

授業スケジュールの項にはとりあえず過年度の実績を掲出しており、本年度分の担当にあたってはより教育効果を高めるための微修正(マイナーチェンジ)を随時おこなう予定である(受講生にはていねいに説明する)。コースツール(manaba+R)の積極的活用、遅刻の取扱い、資料配布にまつわる約束事(配布回以降の入手は所定場所で自己責任で)、…等については、授業期の序盤(とくに初回および2回目)にあらためて明示、強調する。
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