Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
51733:Gender and Diversity (P) § 51734:Gender Studies (P) § 51735:Special Lecture on Vision Broadening (P1) 2024 Spring Mon2 College Of Policy Science,College of Image Arts and Sciences,College of Information Science and Engineering KAGEMOTO TSUYOSHI 2

Campus

OIC

Class Venue

AC230

Language

Japanese

Course Outline and Method

【授業の概要】 多様性(ダイバーシティ)は社会を豊かにするものです。しかし現実には、人間が人間らしく生きることにかかわる様々な差別、偏見、格差などの社会問題があります。多くの場合、「差別はいけない」と言える人が差別や偏見を行ってしまっています。つまり「差別はいけない」と言うだけで何か正しいことを言った気になるのではなく、「差別はいけない」と言える人がしてしまう「差別」のロジックを具体的に検討する必要があります。本授業では、開かれた人間関係、社会関係づくりをめざすために、ジェンダーの視点を導入し、他者を尊重する考え方を身につけ(それは同時に自己を尊重する考え方を身につけることでもあります)、多様な個々人の相互理解の実現を妨げている社会の現状とそれらを解決する道筋(思想、制度、行動)について具体的に学びます。そして社会における自分の立場を重ねて思考し、受講生とともに自由で公正な社会を構想するための条件を問うていきます。
【授業の方法】
 受講生がジェンダーとダイバーシティの観点を身につけるためには、単に自分とは関係ない「社会問題」としてではなく、自らの日常生活内部との結びつきを発見していく練習が必要です。本授業は、講師の専門分野である人文学と朝鮮半島研究の知見から、ジェンダーとダイバーシティの具体的事例をとりあげ、受講生とともに考える形式で、その練習を行います。

キーワード:普遍的人権、平等、正義、差別、偏見、マイノリティ、障害、フェミニズム、レイシズム、難民

Student Attainment Objectives

1.日常的な生活をとおして、日常的な生活の内外に存在する平等、人権、正義に反する社会問題を考える。
2.ジェンダーの視点など、多様性(ダイバーシティ)を尊重するとはどういうことかについて理解し、その社会的意味を説明できる。
3.社会における自分の在りようを考え、具体的行動に結びつけることができるようになる。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

イントロダクション

授業の目標、概念の説明、各回の概要、成績評価について。

2

マイノリティとマジョリティ

マイノリティは「弱者」ではないし、「マイノリティ問題」ではなく「マジョリティ問題」があるという点について。金時鐘『猪飼野詩集』を読む。

3~4

障害

障害の社会モデル、移動権、自立生活、脱施設

5~6

難民と外国人

レイシズム(人種主義)、難民嫌悪、結婚移住女性、農業労働者

7

ジェンダーとフェミニズム運動

日常の言語の分析

8

ゲスト講義

大阪で暮らす在日外国人の教育について

9~10

ジェンダーとフェミニズム運動

Metoo告発、報復性逆告訴

11~12

「男らしさ」をめぐって

兵役、兵役拒否、国家による男性規定

13~14

国家の論理/地域の論理

外交と諸個人、地域のダイバーシティ、地域の世界史

15

まとめ

総括的講義

Class Format

講義形式。授業中に簡単な質問をなげかけ、受講生の発言(特に予習を必要とするものではない)を求める場合がある。

Recommendations for Private Study

毎回の授業でリアクション・ペーパーの提出を求めます。学生の疑問点、違和感を授業で共有し、授業をより具体的に進めていくためです。この課題は、ジェンダーとダイバーシティに関わる諸問題に対して、具体的かつ個人的な意見を求めるものであるために、普段からこの問題のみならず、あらゆる社会問題・現象について、自分の問題として考えることができるように練習を重ねてください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

1. リアクション・ペーパーや授業時の発言など授業に対する意見表示50%。
2. 期末レポート50%

Grade Evaluation Method (Note)

AIにリアクション・ペーパーやレポートを代筆させた場合は一律不合格です。

Advice to Students on Study and Research Methods

授業中の討論はできるだけ自由な討論を保障しますが、ヘイト表現や、差別的発言などには厳しく対応します。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

なし。レジュメ配布。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
猪飼野詩集 金時鐘 岩波書店 9784006022327
だれも私たちに「失敗の烙印」を押すことはできない キム・ウォニョン 小学館 9784093888547
人、場所、歓待 金賢京 青土社 9784791772759
障害者差別を問いなおす 荒井裕樹 筑摩書房 9784480073013
荷を引く獣たち スナウラ・テイラー 洛北出版 9784903127309
被害と加害のフェミニズム クォンキム・ヒョンヨン編 解放出版社 9784759268096
不穏なるものたちの存在論 李珍景 インパクト出版会 9784755402531
日本のポストフェミニズム 菊地夏野 大月書店 9784272350452
差別はたいてい悪意のない人がする キム・ジヘ 大月書店 9784272331031
真のダイバーシティをめざして ダイアン・J. グッドマン 上智大学出版 9784324101162
兵役拒否の問い イ・ヨンソク 以文社 9784753103799
黙々 高秉權 明石書店 9784750356549
「ルーツのある」子どもたち 洪里奈 クレイン 9784906681624

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

この科目は、教養教育における6つの科目群のうち、「立命館科目」に位置付けられています。詳しくは、http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/course/course-r.html/

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html