授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
36391:エリアスタディ入門(E) 2023 秋セメスター 水3 経済学部,スポーツ健康科学部 生田 真人 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 205号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

この授業の第1回は、メディア授業(オンディマンド型)として実施します。第2回以降の授業形態については下記の、受講および研究に関するアドバイスを見て下さい。
 
授業テーマ:世界の主要地域と国家
 エリアスタディ(地域研究)とは、成長しつつある学術研究の新たな考え方のひとつです。人々が働き、生活する大小さまざまな都市や農山漁村を含む地域は歴史的で地理的なものであり、多くの学術研究の対象となっています。このような地域に対して従来は、経済学や経営学あるいは社会学などの学術分野からの考察がなされ、研究が蓄積されてきました。しかし近年には、既存の学術分野の垣根を越えて、地域の視点から社会や政治と経済、そして文化的な諸活動などを総合的に把握する見方が成長し、発展してきました。

 日本語の地域という用語には実に多様な意味があり、その用語法はかなり複雑です。例えば、ひとつの国の中の一部の場所を指す場合に地域といいます。それとは別に、隣接する国家が複数集まった地理的範囲を指す場合にも、例えばアジア地域などと表現します。またある都市の中の一部の場所を、地域ということもあります。ここでは経済地理学の視点から出発して、まず日本国内の諸地域についてみます。そして、そこで示した地域と全域の考え方を応用しながら複数の国が集まった世界の主要地域について検討します。西欧諸国の国内の地域を見る際には、日本とも比較しながら考えます。日本は明治以降の近代化の過程で、これらの諸国とその地域づくりを参考にしました。

 ここでは下記の毎回の授業タイトルに示すように、ヨーロッパ・南北アメリカの新大陸・アジアの諸地域を主な対象に、基本的には授業1回につき1国を見てゆきます。そして複数の国が集まった広範な地域の性格や特徴のみならず、各国の都市や農山村から構成される地域形成の特徴を検討します。

  この授業では、manaba+Rのスレッド機能を利用して各回の授業に対する感想やあるいは質問の投稿を求めます。質問にはスレッド上に回答するか、あるいは次回の授業で口頭で回答します。

受講生の到達目標

1)受講生は、地域経済や地域社会等の地域概念を正確に理解できるようになる。
2)受講生は、日本の地域構造と地域政策・空間政策の特徴が説明できるようになる。
3)受講生は、世界の主要地域を国別にみた時に、各国の地域構造の特徴を説明できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1 (メディア授業オンディマンド型)

第1部 日本 近世以降の地域構造再編

地域と全域 自然経済の地域構造 商品経済の地域構造 高度経済成長 地域間格差 過密と過疎 東京一極集中 サービス経済化 研究学園都市 田園回帰

2 (メディア授業又は対面授業)

(下記の授業実施形態や受講アドバイスなどを参照のこと)
高度経済成長期以降の空間政策

地域政策 空間政策 国土総合開発法 国土交通省 経済産業省 都市政策 産業集積 まちづくり3法

3

第2部 ヨーロッパの諸地域 

ローマ帝国 第二次世界大戦 福祉国家 EU 地域政策 空間政策 スペイン ポルトガル 東ヨーロッパ諸国

4

イギリスの産業革命と地域再編

資本主義 植民地主義 産業革命 空間政策 ロンドン ニュータウン GLC コッツウオルズ 湖水地方 産業観光  脱EU

5

フランスの地域主義とパリ

イールドフランス パリ 地域主義 地域経済 保養地域 地中海 州政府  農山村・漁村

6

ドイツの分権的国家形成

神聖ローマ帝国 鉄道整備 地域政策 世界大戦 東西ドイツ 地方分権 空間整備 都市計画

7

イタリアの地方自治と都市

都市国家 広場 南北格差 サードイタリー 地方分権 州政府 中小企業 観光開発

8

第3部 新大陸の諸地域

北米大陸 中南米諸国 世界分割 カリブ海諸国 植民地 ブラジル エンブラエル アルゼンチン ベネズエラ

9

アメリカ合衆国の都市

自然環境 多国籍企業 州政府 自治体 大都市圏 都市政策 都市計画 ニューヨーク ニュータウン

10

カナダの大都市圏政策

連邦政府 天然資源 観光政策 州政府 広域行政 トロント モントリオール バンクーバー

11

第4部 アジアの諸地域 韓国の地域開発

東西対立 朝鮮戦争 財閥 ソウル大都市圏 国土開発 首都機能移転 観光政策 済州島の観光化

12

中国のリスケーリングと大都市圏

都市戸籍 農村戸籍 沿岸州発展戦略 地域政策 空間政策 郷鎮企業 上海 香港 雲南省 拡大メコン圏

13

インドの発展と地域性

イギリス 植民地化 食料増産 南北格差 過剰都市化 大都市圏 外資導入 IT関連産業 ムンバイ

14

タイの地域経済とバンコク

拡大メコン圏 自動車関連産業 工業集積 アジア金融危機 首都圏拡大 臨海リゾート開発 内陸観光地 地域格差 国境経済 

15

インドネシアの開発主義と地域

オランダ 開発主義 国際協力 財閥形成 華人 地方分権 ジャカルタ バリ島 ジョクジャカルタ

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

下記の「受講および研究に関するアドバイス」にも記載の通り、この授業では、manaba+Rのスレッド機能を利用しながら授業の双方向性を確保します。

授業形態は、本学のBCPレベルが3または4の場合、以下のようになります。
【BCPレベル3~4の場合】
 ・第1回~第15回をメディア授業(manaba+Rを利用)にて実施。

授業外学習の指示

授業期間中は、とりわけ新聞・ニュース等をよく読み、日本を含む世界の動向に注目して欲しい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

受講生の到達目標1、2、3に対して、提出された期末レポートがどの程度詳細に、日本以外の諸外国の地域構造を説明できるかという点を評価する。授業を通して説明する地域論的な考察をどの程度良く理解できているかを重視したい。
授業への参加姿勢と出席回数(対面授業の場合)、スレッドへの投稿などで、平常点を評価する。

成績評価方法(備考)

主な成績評価の方法は期末レポートです。しかしBCPレベルにより、期末レポートが実施できない場合には、それに代わって授業期間内にレポート等の提出を求めることがあります。

受講および研究に関するアドバイス

第1回授業については、manaba+Rを用いたメディア授業(オンディマンド型)として開講します。
授業資料(レジュメ)と授業概要(口頭で述べる授業を文章化したもの)の2つのファイルを、manaba+Rの当該授業のコンテンツ(教材ホルダ)に掲示します。学生は、これらを読んだ感想や質問をmanaba+Rのスレッドに投稿します。

第2回とそれ以降の授業については、受講を希望する学生数によって第1回と同様のmanaba+Rを使用したメディア授業となるか、あるいは教室での対面授業になるかのいずれかが決まります。第2回以降の授業がメディア授業となった場合の授業形態は、オンディマンド型もしくはライブ配信型で行います。
第2回以降の授業形態は、事前にmanaba+Rの中のコースニュースで詳細に通知します。

全15回が全面的にメディア授業となっても、あるいは第2回以降が教室での対面授業となっても、manaba+Rを利用して授業レジュメを配布します。そして、その中にあるスレッド(掲示板)機能を利用し、毎回の授業の感想や質問を投稿する双方向性のある授業として実施します。質問に対しては、教員が主にスレッド上で回答します。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
使用しない。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『拡大メコン圏の経済地理学―国境経済と空間政策』 生田真人 ミネルヴァ書房 978-4-623-08944-4 2020年
『東南アジアの大都市圏―拡大する地域統合』 生田真人 古今書院 978-4-7722-5256-0 C3033 2011年
『関西圏の地域主義と都市再編―地域発展の経済地理学』 生田真人 ミネルヴァ書房 978-4-623-05029 2008年
『マレーシアの都市開発―歴史的アプローチ』 生田真人 古今書院 4-7722-1457-7 C3033 2001年
『アジアの大都市3 クアラルンプル・シンガポール』   生田真人・松澤俊雄共編著 日本評論社 4-535-55145-6 2000年

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/