授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
52011:[2025 秋セメスター]東アジアと朝鮮半島(Q) 2025 秋セメスター 火4 政策科学部,映像学部,情報理工学部 勝村 誠 2

キャンパス

OIC

授業施設

H202講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 この授業では、主に近年の韓国映画を手がかりにして、日本を含む「東アジアと朝鮮半島」の歴史と現代的課題を理解し、私たちが日本と朝鮮半島にどのように向き合えばいいのかを考えていきます。
 かつて「近くて遠い国・遠くて近い国」と言われた日本と韓国の関係は、植民地支配責任をめぐる根深い葛藤や対立をはらみつつも、経済・文化・言語・教育などの諸分野で交流はますます深まっています。日韓ともに相手側の文化に対する関心が急速に高まり、ポスト・コロナ下で交流人口も回復し、経済的な相互依存関係も深まるなか、相互に密接で掛け替えのない関係になっています。未来に向けた両国のいっそうの友好関係の促進と平和的共存・発展のためには、お互いに相手側の社会の深い理解の進展が欠かせないと思います。
 この講義では「東アジアと朝鮮半島」近現代史と現代の課題を理解するために参考になる映画を紹介しながら、主に韓国と日本の間に潜む諸問題について考察を深めていきたいと思います。そのさいに、一国史的な視点ではなく、世界史的視点と国際関係の視点を重視して授業を進めます。
 授業に先立ってプレリーディング(予習)の題材を提供しますので、manaba+Rのアンケート機能でそれに対するコメントを書いて授業に臨んでください。授業中にはコミュニケーションシートを用いて授業の進行にそってコメントの記入を求めます。

受講生の到達目標

1. 日本と朝鮮半島の歴史的・空間的位置のちがいと理解する。
2. 日本の朝鮮半島植民地支配について、事実関係を正確に把握する。
3. 朝鮮半島の分断の経緯を正確に把握し、分断が世界になにをもたらしているのかを理解する。
4. 戦後の日韓関係の歴史を把握し、現代における日韓の葛藤の要因を理解する。
5. 歴史修正主義やヘイトスピーチの実態と背景を知り克服の方向性を考える。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入:激動の韓国現代史を垣間見る

NHK総合, 2025年7月18日放送
「映像の世紀 バタフライエフェクト 激動アジアの隣人たち 韓国 戒厳令との闘い」

2

激動の韓国現代史ー翻弄される民衆

韓国映画「国際市場で会いましょう」(2014年)

3

朝鮮半島分断の悲劇ー済州島四三事件

韓国映画「チスル」(2012年)

4

朝鮮戦争-引き裂かれた人々①

韓国映画「ブラザーフッド」(2004年)

5

朝鮮戦争-引き裂かれた人々②

韓国映画「ブラザーフッド」(2004年)

6

朝鮮戦争と巨済島捕虜収容所

韓国映画「スウィング・キッズ」(2018年)

7

12・12クーデターと第五共和制①

韓国映画「ソウルの春」(2023年)

8

12・12クーデターと第五共和制②

韓国映画「ソウルの春」(2023年)

9

光州民主抗争と全斗煥

韓国映画「光州5・18」(2007年)

10

光州民主抗争と報道

「タクシー運転手」(2017年)

11

軍事独裁政権への抵抗と民主化運動

韓国映画「弁護人」(2013)・「1987 ある闘いの真実」(2017年)

12

独裁政権下の生活と韓国民主化運動

「1987 ある闘いの真実」(2017年)

13

1995年の韓国 女性労働者の厳しい現実と闘い

韓国映画「サムジンカンパニー 1995」(2020年)より

14

総括講義

授業実施形態

第1回目から15回目まで、すべて対面で授業を実施します。

授業外学習の指示

日常的に新聞、雑誌、テレビニュース、ネット記事などで「東アジアと朝鮮半島」をめぐるニュースや論説をチェックしておくこと。音楽やドラマを楽しむときなども、その背景にある歴史や現代の社会的課題との関連に思いを馳せてください。授業で提供する教材は深く読み込んでおいてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

「備考」に明記したとおりです。

成績評価方法(備考)

①毎回の授業でコミュニケーションシートを書いて提出してもらいます。(14回✕3点=42点)
②manabaのアンケート機能を活用して、テキストの指定された範囲を予め読んで簡単なコメントを書いてもらいます。(11回✕3点=33点)
③レポートを3回提出してもらいます。(3回✕25点=75点)
①~③の合計点(150点)を元に総合的に評価します。

受講および研究に関するアドバイス

授業中に manaba+R を活用しますので、必ずスマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末など、学内ネットワークにつながるデバイスを持参してください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しません。随時、manaba+Rで教材を提供します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
近代朝鮮と日本 趙景達 岩波書店 9784004313977
植民地朝鮮と日本 趙景達 岩波書店 9784004314639
日韓関係史 木宮正史 岩波書店 9784004318866
北朝鮮現代史 和田春樹 岩波書店 9784004313618
朝鮮半島の歴史ー政争と外患の六百年 新城道彦 新潮社 9784106030993

参考書(使用頻度、その他補足)

日常的な学習に有益であると思われる書籍で図書館などで利用しやすいものを挙げておきました。各週の授業内容についての参考書はそのつど指示します。また、高校で使用した歴史(日本史・世界史)の教科書、参考書、解説書、歴史地図などを持っている人は、手元に置いて見直してみてください。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/