授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15211:法学入門(JA) 2024 春セメスター 金3 法学部 植松 健一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 法学部での学びを開始する学生諸君のための入門講義である。
 我々が生活している現代社会の法は非常に多種多様かつ複雑であるが、それらは相互に関連しあいながら、人間関係・社会関係を規律している。歴史的・社会的に生成・発展してきた法はどのような意義を有するものなのか、どうして現在の形になったのか、法的なものの見方・考え方とはどのようなものなのか。こうした法学の基礎的な論点について理解を得るとともに、法学部で展開される学びの基本領域(憲法・民法・刑法)を俯瞰することで、法学部での学びの見取り図を獲得してもらうことを目的とする。
  
 この授業は、原則として対面で実施する。授業内容に関する質問は、対面またはメール等で受けつける。授業内で、小テスト・レポート課題を課した場合は、授業内またはmanaba+R上でその解説を行う。

受講生の到達目標

① 法の基本構造および法学の基本概念について説明することができる。
② 各法領域の意義・役割と相互関係について説明することができる。
③ 現実と理念を架橋する法的実践力の重要性を理解し、法学部で学ぶ姿勢を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回


ガイダンス: 大学での学び、法の学び、本科目の位置づけ

社会認識のための学問としての法学、紛争解決のための学問としての法学
Educationとしての法学、Instructionとしての法学
カリキュラムツリー、カリキュラムマップ
法学部での4年間の学び

第2回~第3回

法学の基礎: 法とは何か、法システム、近代法の成立と発展

法の特質(倫理・ゲームのルールなどとの違い)
近代法の成り立ち、法の支配、法治主義
近代法の思考、法の分類(公法・私法、一般法・特別法、実体法・手続法)
国の統治機構、司法制度(民事訴訟・刑事訴訟、違憲審査制)

第4回~第6回

民事法分野の理論と解釈の特色

法の解釈と適用
民法の基礎、所有権絶対、物権と債権、私権の行使
市民生活における法、契約自由、不法行為法
家族法、婚姻・親子・相続

第4回~第6回は、次の①②③のように進める予定である。
➀ 講義を通じて基礎知識を習得する。
② 判例の読解を通じて、法学に固有のライティングスタイル・発想法(法的三段論法)を学習する。
③ ケースを使って法的な問題に対する法的な意見表明を作成する。"

第7回

発展・展開領域の法(1): 現代のライフスタイルと法

消費者法・環境法・経済法・知的財産法・労働法・商法(企業法)などからトピック的な学習を行う。

第8~10回


刑事法分野の理論と解釈の特色

罪刑法定主義、犯罪論の基本構造、刑事司法
国家機関と市民の関係性
正義感覚と法律による結論との乖離

第8回~第10回も、第4回~第6回①②③のように進める予定である。

第11回

発展・展開領域の法(2): グローバル化と法

国際公法・国際私法などからトピック的な学習を行う。

第11~第14回

公法分野の理論と解釈の特色

憲法と基本的人権
立憲主義、基本的人権、国際人権
規制行政と法、地方自治、情報と法

第12回~第14回も、第4回~第6回①②③のように進める予定である。

第15回

まとめ: 法の考え方・用い動かし方

日本の法律家、現代日本の法状況
近代法から現代法へ
法学を学ぶことの意義

授業実施形態

授業は対面で実施する。

授業外学習の指示

① 法学の初修者は、条文や教科書を一度読んだだけでは理解できないといわれます。何度も繰り返し読む習慣をつけてください。
② 講義をただ聞くのではなく、考えながら聞き、重要だと思う点をレジュメ等にメモし、後に講義を再現しつつ疑問点や知らない概念を図書館等で調べるという、大学生の学習習慣を早い段階から身につけるように努力してください。
③ この授業では、適宜、予習課題(宿題)の提示を行い、回によっては、宿題が実施されていることを前提に授業を進め、その成果の提出を求めることがあります。
④ 平常点として小テスト・レポート課題を実施するので、これについても各自の授業外での復習を求めます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 80

授業で学んだ基礎知識の確認をする。
法的三段論法や法解釈の理解を踏まえて論理的に整理された解答を書く力をはかるため、論述問題を出題する。詳細は授業内で説明する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
20

小テストとレポート課題を内容とする。具体的な実施内容や実施方法については授業内で説明する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

当然のことですが、授業中の私語は厳禁です。なによりも私語は、授業に集中したい周囲の学生に対する妨害となり、学習権を侵害する行為です。と同時に、担当教員のモチベーションを下げることにより授業の質を悪化させ、やはり結果的に他の受講生に不利益を与えることになります。私語に対しては厳罰で対処しますので、くれぐれもご注意ください。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
法学概説 神野潔ほか編 弘文堂 9784335358821

教科書(使用頻度、その他補足)

必ず、六法を持参してください。教科書は、授業中に該当箇所を確認するほか、予習・復習にも活用します(同書は、基礎演習や他の専門科目にも使える「優れもの」です)。毎回の利用方法は授業中にも説明するので、特に指示のない限りは授業時に持参してください。なお、JB、JCがそれぞれ教科書している南野森編『法学入門』(信山社)、山下純司ほか『法解釈入門』(有斐閣)も大いに参考になりすすし、そちらを中心に学習してもらっても構いません。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
法学入門 宍戸常寿・石川博康編 有斐閣
法学学習Q&A 横田朋美 有斐閣
最強の法律学習ノート術 木山泰嗣 弘文堂

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html