授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15388:民法Ⅳ(債権総論)(JB) 2024 秋セメスター 水2 法学部 山田 希 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 この授業では、債権の発生から消滅までに適用されるさまざまなルールについて学びます。民法典の編別に即していえば、第3編「債権」のうち、第1章「総則」を授業の範囲としています。ただし、「債務不履行の責任等」(第2節)と「保証債務」(第3節第5款)は除きます(前者は『民法Ⅱ(債権各論)』、後者は『民法Ⅴ(担保法)』でそれぞれ扱います)。

 債権には多種多様なものがありますが、この授業では、主として「金銭債権」に適用されるルールについて学びます。具体的には、債権者が債権を実現するために行使しうる制度(債権者代位権・詐害行為取消権)、債権者や債務者が複数存在する場合の法律関係(分割債権・債務、不可分債権・債務、連帯債権・債務)、債権者や債務者を交替させるための制度(債権譲渡、債務引受)、債権を消滅させる原因(弁済、相殺など)などを取り上げます。

 民法の規定のうち債権関係に関する部分は、2017(平成29)年5月に改正法が成立し、2020年4月1日から施行されています。授業では、改正理由についても、時間の許す限り、説明していく予定でいます。複雑な制度も多くありますので、授業の内容を十分に理解するためには、予習と復習が不可欠です。

 授業は教室にて対面で行います。
 
 なお、この授業では、定期試験と2回の小テストを実施します(【成績評価方法】欄参照)。定期試験と提出課題に対しては、manaba+R 上で「全体講評」を行います。

受講生の到達目標

① 債権の意義と、物権と比較した場合の特徴を理解している
② 各制度の存在意義(その制度が存在する理由)を理解している
③ 重要な条文について、要件と効果を理解している
④ 重要な論点に関する判例と学説について、問題の背景や内容を理解している
⑤ 具体的な事例にルールを適用し、妥当な結論を導き出すことができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

債権法へのはじめの一歩

債権の意義、債権の発生から消滅まで、債権(債務)に適用される法律

第2回

債権の目的

特定物債権、種類債権、金銭債権、利息債権、選択債権、任意債権

第3回

債権者代位権Ⅰ

責任財産、債権者平等の原則、代位権行使の要件

第4回

債権者代位権Ⅱ

代位権行使の方法、代位権行使の効果

第5回

詐害行為取消権Ⅰ

取消権行使の方法、取消権行使の効果

第6回

詐害行為取消権Ⅱ

取消権行使の方法、取消権行使の効果

第7回

多数当事者間の債権債務関係Ⅰ

分割債務・分割債権、不可分債務・不可分債権

第8回

多数当事者間の債権債務関係Ⅱ

連帯債務・連帯債権

第9回

債権譲渡Ⅰ

債権譲渡の意義、債権譲渡の自由、譲渡制限の意思表示がされた債権

第10回

債権譲渡Ⅱ

債権譲渡の対抗要件、将来債権の譲渡

第11回

債務引受

債務引受の意義、債務引受の成立と効力

第12回

弁済Ⅰ

債権の消滅、弁済者、弁済受領者

第13回

弁済Ⅱ

弁済の充当、弁済による代位

第14回

相殺Ⅰ

相殺の意義、相殺の要件

第15回

相殺Ⅱ

差押えと相殺の優劣、債権譲渡と相殺の優劣、相殺の効果

授業実施形態

授業は、全回、対面形式で行います。ライブ配信やオンデマンド配信は、予定していません。
レジュメは、授業日までに、学而館のレジュメ棚に置いておきます。

授業外学習の指示

【予習】教科書を読んで以下の作業を行う
    ✔ わからない部分に線を引く
    ✔ 興味をもった部分に(上記とは別の色の)線を引く
【復習】① レジュメを始めとする講義資料を見直す
    ② 授業中に紹介のあった文献を(線を引きながら)読む

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 60

定期試験が実施できない場合は、定期試験に代えて定期試験期間にオンラインで試験を実施する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
40

小テストを2回実施する。小テストの実施日・実施方法は、授業中に案内する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新プリメール民法3 債権総論〔第2版〕 松岡久和ほか 法律文化社

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は、毎回の授業において適宜参照するほか、該当ページを指定し、予習・復習用として使用する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

法務省:法制審議会 - 民法(債権関係)部会のHP
http://www.moj.go.jp/shingi1/shingikai_saiken.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html