授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50491:[2025 秋セメスター]減災政策(P) 2025 秋セメスター 木1 政策科学部 豊田 祐輔 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC230講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本科目では、自然災害と社会の関係について、「減災」に着目して、これまで得られた教訓と学術的知見を合わせて解説します。災害被害を軽減するだけでなく、災害後に社会の機能をいち早く回復するための能力を意味する「レジリエンス」という概念についても理論面と実務面の課題を結びつけて説明します。特に「減災政策」は、様々な考えを持った主体が最終的に一つの決定を下した結果として、社会に現れます。「減災」を「政策」として実現するにあたって考慮に入れる側面についても解説するとともに、今後取り組まれるべき課題を提示し、改善策を学生自ら調べて考えて政策立案するという能動的な学習を行います。

なお、授業では学生の意見等を聞くため、インターネットを利用したアンケート形式のクイズを実施します。授業の際には、インターネットに接続できるノートパソコン、タブレット、もしくはスマホを持参してください。

受講生の到達目標

ニュースや新聞などで馴染んでいる災害や減災政策について、学問的・政策的視点から理解できるようにします。そのために、以下のサブ達成目標を設定します。
①減災政策を理解するための重要な概念を理解することができる。
②減災政策の課題を整理し、自分なりの今後の政策展望を論じることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業概要の説明、減災を定義する

【+R 授業】詳細は manaba+R を参照
リスク、ハザード、脆弱性(ヴァルナラビリティ)、暴露(エクスポージャー)

2

地震 雷 火事 親父

災害の変化、社会の変化、社会と環境の関係

3

社会を災害フェース・アクターに分けて整理する

防災緩和、防災準備、応急対応、復旧、復興、自助、共助、公助

4

過去の知恵・教訓を活かす

災害教訓、伝統文化、知識マネジメント

5

防災まちづくりを促進する(1)

社会関係資本、協働、合意形成

6

防災まちづくりを促進する(2)

防災意識、正当的周辺参加理論、大学地域間連携

7

基本的事項のふりかえり、確認テスト(40分程度)

8

歴史都市を守る

文化遺産防災、地域愛着、継承

9

防災教育を進化させる

防災学習、ゲーミング・シミュレーション、リスク・コミュニケーション

10

防災ゲームの演習

11

復興まちづくりを今からすすめる

事前復興、生活再建と地域復興の対立、ビルド・バック・ベター(より良い復興)

12

変化する社会と都市構造、そしてレジリエント・シティへ

サステイナビリティ、コンパクトシティ、レジリエンス

13

大学生・茨木市の防災を考える

学生の防災意識・行動、学生の役割、キャンパスが位置する茨木市の状況

14

学習内容と社会の関係についてふりかえり、確認テスト(40分程度)

授業実施形態

対面授業14回

授業外学習の指示

普段から参考書や自分の興味に関連する文献、新聞、ニュース、データを自分で調べて、理解を深めることを推奨します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

到達目標①に対応した確認テスト2回(60点)、ならびに到達目標②に対応した小レポート課題(40点)を実施します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

日本の話を中心に行いますが、減災政策や減災に関わる研究は世界共通の課題です。日本についてのみ学習するのではなく、日本と同様に災害多発地域である海外諸国(例えばタイ、インドネシア、フィリピンなど)と比較することで初めて理解できる日本の特徴があります。積極的に日本語文献だけでなく、英語文献も読んで、幅広い知識を得てください。知識獲得を目的として、英語を理解の手段として頑張れば、おのずと読む英語力もついてきます。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
改訂版 都市防災学:地震対策の理論と実践 梶秀樹・塚越功編著 学芸出版社 9784761531959
テキスト文化遺産防災学 立命館大学「テキスト文化遺産防災学」刊行委員会 学芸出版社 9784761525491
巨大災害のリスク・コミュニケーション: 災害情報の新しいかたち 矢守克也 ミネルヴァ書房 9784623067152
社会デザインのシミュレーション&ゲーミング 兼田敏之 共立出版 9784320096349
Environmental Hazards: Assessing Risk and Reducing Disaster (Sixth Edition) Keith Smith Routledge 9780415681049
Handbook of Disaster Studies in Japan Cavaliere, P. and Otani, J. (eds.) MHM Publishers 2025年に発行

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

内閣府防災情報のページ:http://www.bousai.go.jp/
みんなでつくる地区防災計画:http://www.bousai.go.jp/kyoiku/chikubousai/
災害・防災情報(国⼟交通省):http://www.mlit.go.jp/saigai/
気象庁:http://www.jma.go.jp/jma/index.html
消防庁:http://www.fdma.go.jp/
復興庁:https://www.reconstruction.go.jp
PreventionWeb:http://www.preventionweb.net/english/
UNDRR(United Nations Office for Disaster Risk Reduction):https://www.undrr.org
Global Assessment Report on Disaster Risk Reduction:https://www.undrr.org/gar
Sendai Framework for Disaster Risk Reduction 2015-2030:http://www.wcdrr.org/preparatory/post2015
EM-DAT (The international disasters database):https://www.emdat.be

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

繰り返しになりますが、授業では学生の意見等を聞くため、インターネットを利用したアンケート形式のクイズを実施します。対面授業の際には、インターネットに接続できるパソコン、タブレット、もしくはスマホを持参してください。

災害はいつ発生するかわかりません。授業期間中に重大な災害が発生した場合などは、授業内容を適宜追加して、これまでの授業内容と絡めて災害状況の説明をすることがあります。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/